ライブ本編が終了し暗転すると会場はチームカラーであるオレンジ色のサイリウムの光で包まれた。アンコールで登場したメンバーは『恋のお縄』を歌いながら会場のあちこちに散らばり客席の一人ひとりに愛を届けた。須田は「一緒に歌ってくれたり、近くに行ったら『嬉しい』っていう表情をしてくれたり、全部ぜんぶ伝わっています」と会場を見渡しながら、「今年で10周年を迎えるということで外に向かって広がっていかなきゃいけないという思いの反面、こうやって地元で積み重ねてきたものが今日のコンサートの内容だと思ってます。卒業していったメンバーも含めてみんなが積み重ねてきたものの進化系を見せようと意識させてもらいました。こうして地元でたくさんの方に集まってもらえることがまた一つ力になりました」と感謝の言葉を述べた。
最後の曲はSKE48らしくお祭りモード全開で再び『SKEフェスティバル』を披露。ファンもマフラータオルを振り回し最後の最後まで全力で駆け抜けた。昼公演に訪れた7000人のファンと共に過ごした2時間半のステージは希望に満ち溢れた中で終了した。
※写真は夜公演より SKE48(写真提供/(C)AKS) 画像 18/19
※写真は夜公演より SKE48(写真提供/(C)AKS) 画像 19/19
SKE48はこの1ヶ月の間に埼玉と愛知でハイペースにライブステージをこなしている。名古屋を中心とした精力的な活動が実を結び、今回のライブで「中⽇ドラゴンズ応援⼤使」就任発表と、SKE48公式ムック本「100%SKE48 Vol.5」の制作決定、及びソログラビア・リクエストの開催。「豚旨うま屋ラーメン」のTVCMに出演決定(夜公演では「ラグーナテンボス」とのタイアップも決定)など各方面で様々なコラボが決まった。そして、6月に開催される世界選抜総選挙もナゴヤドームでの開催が決定したばかりだ。SKE48には確実に追い風が吹いている。グループ全体が活気で満ち溢れ、今までとは比べ物にならないほどの熱量をメンバー全員が燃やしている。いよいよ本格的にはじまったSKE48の10周年。「勝負はまだまだ、これからだ!」
(取材/記事:安藤龍之介)
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