セットリストはユニット曲へと突き進み、まずは「ラブ・クレッシェンド」が『コップの中の木漏れ日』を可憐に披露。『眼差しサヨナラ』では矢作有紀奈と佐藤佳穂がステージに登場した瞬間、アリーナ席を中心にファンから吐息が漏れた。3人ユニットの『心の端のソファー』では高柳が持ち前の美声でしっとりと歌い上げた。
※写真は夜公演より SKE48(写真提供/(C)AKS) 画像 8/19
さらに『天使のしっぽ』では松井珠理奈がツインテール姿で登場!迫力のあるソロダンスを披露する普段の様子とは異なり、尻尾をゆらゆらと揺らしながら風船を飛ばすといったアイドル全開のパフォーマンスに会場には割れんばかりのコールが響いた。カッコいい系の代表曲『クロス』ではセンターに惣田紗莉渚が立ち、赤く染まったステージで何度も高く足を蹴り上げクールに決めた。ファンも呼応するように赤いサイリウムを灯して声援を飛ばす。
ステージが暗転すると、アナウンスと共に斉藤真木子、谷真理佳、松村香織、大場美奈の4名による寸劇がスタートした。内容はとある高校の落ちこぼれ4人組が、江籠裕奈が演じる優等生から、友達の大切さに気付き成長していく様子を本人達のネタを存分に取り込んだコミカルな内容で描いた。寸劇の合間には『夜明けのコヨーテ』や『火曜日の夜、水曜日の朝』などの曲が披露され、歌唱メンバーは制服姿で展開される寸劇の世界観を補完していく。江籠の応援でやる気を徐々に取り戻していく4人だったが、「いっしょに頑張ろう」と励ます江籠にメンバー4人が対立する場面も。谷が江籠に対して言い過ぎてしまったことを反省すると、松村も「あんなに長い付き合いできる友達っていないもんね」と気が付きステージには『夕陽を見ているか?』のイントロが流れはじめた。斎藤が「これからも応援してもらうために私たちもう一回食いしばって頑張ってみたいと思う」と心を決めて江籠と仲直り。このまま5人で歌うかと思いきや、ジャージ姿の教師役を熱演していた内山命が突然現れ歌い始めるという急展開に会場はどよめいた。
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MCでは寸劇について高柳が「うちの同期が暴れてましたね」と笑いながら、「昔コンサートで寸劇をやるのが割と定番で、最近やってなかったので名古屋ならまたできるんじゃないかということでやってみました」と説明。須田は「なかなかいい話でしたね。面白かった」と感想を述べた。
