2018.02.19 公開
ゴシックアイドルAphrodite、TSUTAYA O-WESTで3ヶ月連続シングル発売を記念し、ワンマンを実施!漆黒の世界に墜ちた黒い天使たちと作りあげた嘆きと興奮の景色!

ゴシックアイドルAphrodite  画像 1/7

ふたたび呼ぶ声が聞こえる。3人は感情の奥底から沸きだす痛み携えた歌声を、ゆっくりと身体を揺らし場内へ響かせてゆく。闇に支配された世界の中、Aphroditeは『Re-Call』を唱えるように歌いながら、墜ちてきた人たちへ熱い手を伸ばしてきた。その手をつかめば、僕らはどんな世界を見れるのだろうか。凛々しく、力強く、でもその歌声には、心を突き刺す悲しみも湛えられていた。

ヒステリックでエキセントリックなギターの旋律が、騒ぎ狂えと、観客たちを闇夜の踊りへ誘い出した。もちろん僕らのパートナーは、闇夜の中、麗しく華麗に舞い歌う3人の黒い女神たちだ。『My Sweet Bach』へ身を預け、今は心地好く宴に酔いしれようではないか。とても危険な歌の香りが、理性を掻き乱す。もっともっと狂えとばかりに美しくも幻惑的な、でも激しさを抱えた狂奏曲をAphroditeは届けてきた。

ゴシックアイドルAphrodite、TSUTAYA O-WESTで3ヶ月連続シングル発売を記念し、ワンマンを実施!漆黒の世界に墜ちた黒い天使たちと作りあげた嘆きと興奮の景色!ゴシックアイドルAphrodite  画像 5/7

身体をつんざくノイズギターが炸裂。重厚な音の調べが、観客たちを新たな黒い世界へ連れだした。低音を活かした歌声を魅力に、朗々と歌う3人。『セラフィムの夜』が連れだしたのは、怪しく妖しい闇夜の世界。サビや終盤では突き抜けた表情も見せるとはいえ、3人は終始雄々しい歌声をはべらせ、観客たちを熱を抱いた黒い渦の奥へ奥へと呑み込み続けていた。

黒い轟音を羽ばたかせ『GENESIS』が飛び立った。ダイナミックな動きとともに、舞台上を熱く激しく舞い踊る3人。彼女たちが身体を震わせ湧き起こした歌声の、なんて雄々しくも凛々しかったことか。彼女たちが求める歌声には熱々とした力が漲っていた。熱したマグマのような情熱的な歌声に触発され、絶叫を上げ騒ぐ観客たち。終盤に生まれた掛け合いを通し作りあげた一体化した熱狂が、たまらなく刺激的だ。

重厚な音へさらに黒く重い音を押し重ねるように、Aphroditeは『ユダの接吻』を突き付けた 重厚な興狂曲を身にまとい、可愛い仕種交じりに華麗に、激しく舞い踊る3人。ノイジックな激圧音さえも見込み、華麗に踊り続ける様が、なんて輝いていたことか。

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流れだしたのが、第一弾シングルナンバー『moirai』だ。これまでの黒い狂気な世界とは裏腹に、麗しく繊細な音の滴を、彼女たちは触れた人たちの身体中へ降り注いでゆく。楽曲が進むにつれ激しい音のベールが折り重なる。3人は、螺子の外れた演奏の上で、壊れかけた人形のよう、気持ち湧きだすままに情熱的な歌をぶつけていた。激しさと華やかさが、麗しさと壊れそうな美しさが楽曲の中で錯綜してゆく。渦巻く音の中で舞い歌う3人の姿と歌声へ、ずっと熱を覚えながら僕らは浸っていたかった。

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