本編の終了から程なくして客席からは「SKE48」のコールが響き、アンコールを求める声が高まりメンバーはツアーTシャツに着替えて再登場。アンコール1曲目は『僕らの風』。公演の時と同様のメンバーは右手でタンバリンを大きく振り上げ高く翳した。ステージいっぱいに広がったメンバーに、それぞれの推しへ向けてサイリウムがファンから向けられた。続く2曲目には『意外にマンゴー』が選ばれ、会場全体のクラップが心地よいリズムを生み、振り付けの「スプラッシュ」では大きく会場が揺れた。SKE48が初めて歌ったオリジナル曲『僕らの風』。そして、松井から小畑へとセンターのバトンが託された『意外にマンゴー』との組み合わせは見事で、SKE48に紡がれたセンターへの系譜を感じる一幕でもあった。
最後のMCではメンバーからの感想が寄せられた。
3年ぶりの全国ツアーとなる市野は「ずっと出れない間は『SHOWROOM』で『裏全国ツアー』をレッスン場でやってたんですけど、その時はサインボールを投げても誰も取ってくれないし、Tシャツも全部手書きだし、トロッコだって自分で走らせてたんですよ! 今日ここに来てたくさんの人の前で踊る事ができて、サインボールもみんなが届かないぐらい遠くに飛んで本当に嬉しかったです!」と感極まったコメントに会場からは満場の拍手が沸いた。今回が初ステージの末永桜花は「セットリストを見たときに『こんなにやるんだ!』って思ったんですけど、いざ出たら一瞬で終わってしまったので本当に本当に楽しかったです!」とフレッシュさに溢れる感想を残した。大場からは「SKEはメンバーもそうだけど、ファンのみなさんあってこそ楽しくライブができると思うので、ぜひ今日のこの楽しさを体感して楽しかったなって思ってもらえたらいつでもSKEヲタになってください」と笑いを交えたコメントで和ませた。
高柳は「いつも来てくださる方がいつものように盛り上げてくれて、それがたくさんの方に伝わっていってSKEの熱さに繋がっていくと思うんです。本日新潟に会いに来てくださったみなさまが、SKE48を好きになって次は僕たちが、私たちが名古屋に会いに来たいって思ってもらえたら本当に嬉しいなと思ってますし、私たちSKE48いつでもどこでも頑張りますので名古屋に遊びに来てくれたら嬉しいです。2018年、SKEに、名古屋に会いに来てくれますか⁉︎」の問いかけに満場のコールが飛び交った。
2時間に渡って行われた全国ツアー新潟公演。その最後を飾るのは『愛の数』。高柳にとっては自身の、チームKⅡの原点とも言える楽曲。人と人との繋がりや、優しさや温かさが詰まった歌詞に会場は一つの輪になり、穏やかな雰囲気に会場が包み込まれた。










