ここから仮面を脱ぎ捨てた怒涛のライブパフォーマンスへと突入。「MISSION SURVIVOR」ではタオルを掲げ、「大漁恵比寿節」をパワフルに歌い上げ、さらに特効をふんだんに使用した「金八DANCE MUSIC」 で観客を煽りまくった後、安本・廣田・柏木がステージに残り、「次の曲は今日、絶対にこの曲をやらないと後悔すると思った曲です。この曲を歌っている時の自分たちは最強だって、バカみたいに思い続けてきました」という廣田のMCから、2013年に初披露された、安本彩花・廣田あいか・松野莉奈・柏木ひなたの4名からなるユニット<くっつきブンブン>によるユニット曲「いつかのメイドインジャピャ~ン」をステージを駆け回り熱唱。昨年2月に急逝した故・松野の過去ライブ映像も映し出された4人でのパフォーマンスに観客はくぎ付けとなった。勢い止まらず「HOT UP!!!」、そして「サドンデス」では、「オイ!オイ!」の掛け声を「ぁぃ!ぁぃ!」に変え、会場の熱気は最高潮となった。
「幸せの貼り紙はいつも背中に」や「まっすぐ」、「お願いジーザス」などしっかりと歌い上げる楽曲をはさみながらも、本編最後の「大人はわかってくれない」「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」まで怒涛の勢いで駆け抜けた。
Tシャツに着替えて登場したアンコールでは、廣田のラストシングルとなった「シンガロン・シンガソン」からエビ中最初のオリジナル・シングル「えびぞりダイアモンド!!」、そしてライブ定番の人気曲「ラブリースマイリーベイビー」で会場を一つにし、鳴りやまないダブルアンコールに応え2回目の「シンガロン・シンガソン」で公演を締めくくった。
終始湿っぽい雰囲気を感じさせなかった廣田だが、8年間アイドルとして活動してきた思い、そして残るメンバーに言及することで徐々に涙声に。「本当に、この6人は自分の可愛さに気づいていない。私は一緒に生活してきたから、この6人の可愛さ、いいところを世界で一番知ってるって自信がすごくあります。それを今日こうやって形にできたことが心から嬉しいです。今日のこの公演で、(メンバー)ひとりひとりの新たな魅力が、皆さんに届いたらいいなってその愛情だけで今日1日を作らせていただきました。この公演を、同じ時間を過ごしてくださった全ての皆さんに感謝しています。(中略)新しい誰かの素敵な魅力に気づいて、私のことを忘れるくらいまでこの6人を皆さんに応援してもらいたいなって、そんな気持ちでいっぱいです。これからも私立恵比寿中学をよろしくお願いします」と語り、アイドルとしての最後の言葉をファンにしっかりと届けステージを後にした。
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