12月24日、NMB48がコンサート「NMB48 クリスマスパーティー2025」を大阪・オリックス劇場で開催した。オープニング映像はクリスマス仕様で、サンタクロースとしてプレゼントを届けにいったメンバーたちが、雪の積もっていない家の煙突に入るとどんどん落下していくというもの。「Overture」が流れ、赤と白のクリスマス衣装のメンバーがステージに登場すると塩月希依音が「煙突に入ったら南半球に来ちゃいました！今年はNMB48と一緒にサマークリスマスを楽しみましょう！」と呼びかけた。どうやら煙突を通って、メンバーは南半球に辿り着いたようだ。「ドリアン少年」でスタートし、爽やかな「虹の作り方」や夏曲の定番「ナギイチ」「僕らのユリイカ」「イビサガール」「まさかシンガポール」を連続で披露して南半球の暑いクリスマス気分で序盤から会場を熱くさせた。

【写真】コンサート「NMB48 クリスマスパーティー2025」を大阪・オリックス劇場で開催したNMB48(5枚)

6曲を披露したところで、塩月の「せーの！」の声をきっかけに全員で「メリークリスマス！」と挨拶。12月24日は坂本理紗の誕生日ということで、メンバーとファン全員で「おめでとう！」と坂本を祝福。「NMB48に加入して4回目の誕生日なんですけど、こんなに大きなステージで、こんなにたくさんの方にお祝いしていただけてとっても幸せです」とにっこりと笑顔を見せた。

そして、石山千尋が「今日は、トナカイのように走り回って、イルミネーションのように光り輝いて、皆さんにたくさんの愛をプレゼントしたいです」と意気込みを伝えて、次のコーナーに突入。ここでは「冬将軍のリグレット」や「始まりの雪」など冬を感じさせる楽曲を披露した。「野蛮なソフトクリーム」ではテディベアを持って踊るクリスマスらしい演出も。後半、新澤菜央、塩月、坂田心咲、泉綾乃、芳賀礼の５人による恋愛ストーリーが展開。「Let it snow」「プロムの恋人」「ロマンティックスノー」などの楽曲を披露しながら、胸キュン台詞や告白シーンを盛り込み、クリスマスにぴったりのロマンティックなムードで楽しませてくれましたが、それは芳賀の夢の中の出来事だったという夢オチであった。

クリスマスパーティーということでゲームコーナーも。10期生と11期研究生は「クリスマスモノボケ」で対決。10期は金の斧と銀の斧など、11期はけん玉を使ったトナカイなどシュールなネタを見せましたが、会場のファンの判定で11期の勝利。8期生と９期生は「大喜利」対決。「クリスマスプレゼントを思わず二度見！何をもらった？」などのお題で競い合い、こちらもいい勝負となりましたが９期生の勝利。勝利チームへのご褒美はなかったのですが、その代わりに「オーマイガー！」「らしくない」などの歌唱中にメンバーたちが客席に降りてファンにプレゼントを配った。

青原優花が「今日もこうしてステージに立てているのは、いつも応援してくださるファンの皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。今日は感謝の気持ちを歌に乗せて届けたいと思います。明日も明後日もその先も、ずっとずっと皆さんのそばにいられますように」と思いを伝え、最終ブロックへ。厳かな雰囲気の中、讃美歌コーラス風に「Oneness」を、ハンドクラップしながら「結晶」を歌唱し、本編が終了。

アンコールでは、最新シングル「青春のデッドライン」のカップリング曲「やねん」を初披露。池田典愛がDJ風に盛り上げ、関西弁のラップで捲し立てるNMB48らしさを感じる曲でまたまた会場は大盛り上がり。
「Be happy」「ワロタピーポー」を披露した後、嬉しいお知らせが発表された。一つは、安部若菜の小説第3弾『描いた未来に君はいない』が2026年3月2日（月）に発売されることが決定。安部は「高校生の恋愛と青春のお話で、本が好きな男の子と大阪から転校生が来るんです」と説明し、転校生の女の子はNMB48のメンバーの誰かをイメージして書いたことを明かした。

もう一つは、芳賀礼の1st写真集『ぽんっ』が2026年2月18日（水）に発売が決定。2月に東京・大阪でイベントを行うことも発表されました。芳賀は「加入してすぐの取材の時に、夢として『写真集を出すこと』って言ってたんですけど、自分の体型だったり、キャラだったり、『合ってるのかな？』と思う部分もたくさんありました。でも、応援してくださる皆さんのおかげで1st写真集を出すことになって本当に嬉しいです。ありがとうございます」と夢が実現した嬉しさをファンに報告し、「今日から受付が始まってますので、ぽんぽん！ゲットしていただけたら」とタイトルにかけてしっかりとアピールも。