クリエイターユニットHoneyWorksがサウンドプロデュースを務めるアイドルグループ・高嶺のなでしこ(たかねのなでしこ)が、1stアルバム『見上げるたびに、恋をする。』のリリース記念イベントを発売同日の12月17日(水)に開催した。
【写真】1stアルバム『見上げるたびに、恋をする。』リリース記念イベント開催した高嶺のなでしこ(4枚)
9月7日に行われたグループ史上最大規模となる幕張メッセ幕張イベントホールでのワンマンライブにて待望の1st アルバムとしてリリースすることを発表した本作は、2024年2月21日に発売となったメジャーデビューシングル「美しく生きろ」から、今年4月からスタートした「この夏、好きになっちゃえばいいのに。」をテーマに掲げた5曲連続配信リリース楽曲、そして、先日5日に先行配信されたニューシングル「花は誓いを忘れない」を含めて、これまでリリースしてきた全16曲を収録。1曲目には、高嶺のなでしこのライブボルテージを上げる「Overture」も収録されており、まさにステージにいる高嶺のなでしこを見上げるたびに恋をしてきたファンに向けて、そして、これから恋をする方々へお薦めする、デビュー3周年を迎えたグループの集大成とも言えるアルバムとなっている。
そんな高嶺のなでしこが、発売同日の17日にダイバーシティ東京プラザフェスティバル広場にて、1stアルバム『見上げるたびに、恋をする。』のリリース記念イベントとして、ミニライブ&グループ握手会を開催した。記念すべき発売日をファンの皆さんと一緒にお祝いする時間となったが、この日はライブステージ中に会場のサプライズとして、花の82年組として一世風靡したレジェンドアイドルであり、公式ママである松本伊代が、モニター越しにお祝いコメントで登場。コメントはお祝いの言葉だけでなく、高嶺のなでしこの公式ママとして、そしてアイドルの大先輩としてメンバーがサンタさんへ送る願い事をチェックするなど、大注目の内容になった。
※公式ママ・松本伊代:メモ
「高嶺のなでしこ全国ツアー2024わたし色に染まれ」ファイナル公演をTOKYO DOME CITY HALLで開催し、ゲストに高嶺のなでしこが所属するレコード会社「ビクターエンタテインメント」の大先輩・松本伊代が登場。代表曲「可愛くてごめん」をコラボパフォーマンスし会場を盛り上げた。そこでメンバーから「高嶺のなでしこの公式ママになってくれませんか」と直談判し、松本伊代が快諾した。(2024.7.13)
【高嶺のなでしこ1stアルバム「見上げるたびに、恋をする。」リリース記念イベントレポート】
12月17日、高嶺のなでしこの1stアルバム『見上げるたびに、恋をする。』がリリースされた。同日、その記念イベントがダイバーシティ東京プラザフェスティバル広場で行われ、その日を祝福しようと駆けつけた来場者は約700人に上った。
アルバムの1曲目に収録され、高嶺のなでしこのライブでもボルテージを上げる楽曲としておなじみの「Overture」が響きわたりメンバーが登場。そしてアルバムのリード曲である「花は誓いを忘れない」からライブがスタートした。高嶺のなでしことしての決意が熱く滲むパフォーマンスにオーディエンスは引き込まれていく。続いて橋本桃呼の《僕が目指したアイドルって 何を隠す仕事なんだろう》という歌い出しから始まる「この世界は嘘でできている」に、さらに来場者は魅了されていった。「優等生じゃない綺麗じゃないぐちゃぐちゃだよ」と歌う逆説的なアイドルソングは、高嶺のなでしこというグループのリアルで強い存在感を示すもの。これもまた、たかねこの揺るぎない魅力のひとつだ。
そして籾山ひめりが「リリース日になりました!」と、この日を迎えた喜びを口にすると、松本ももなも「ここに来るまでたくさんの景色を見て、たくさんの思いを重ねてきました。この日を一緒に迎えられて嬉しいです」と言葉を重ねた。東山恵里沙は「このアルバムは『Overture』から始まって、ライブのセトリみたいなアルバムなので、おうちに帰った後もライブ気分を味わえると思うので、ぜひ聴いてください」と続けた。そのたびに大きな拍手が起こる。そして城月菜央が「ここからは撮影可能タイムです」と告げての「メランコリックハニー」。弾けるようなポップサウンドに乗せ、女の子の危うい恋心を歌うキュートな歌声が会場中に響き渡ると、会場は一気に熱くなる。
そのハッピーな空気のまま、トークでは「1週間後にはクリスマス」という話に。そして「高嶺のなでしことして、サンタではなく『ある人』にお願い事を渡した」と籾山が切り出す。大きなモニターが運び込まれると、VTRでサプライズ出演したのは松本伊代。松本とは2024年の全国ツアー「わたし色に染まれ」のファイナル公演で代表曲「可愛くてごめん」を共に歌って以来の縁。高嶺のなでしこからの直談判によって松本は「公式ママ」となった。今回はその愛すべき公式ママに、たかねこから「サンタさんへの3つのお願い」を届けたという。そのお願いとは、①SNS動画を一緒にたくさん撮りたい! ②2月からスタートするツアーのどこかで、ママと一緒にライブがしたい! ③来年で芸能生活45周年のママをとにかく祝いたい! というもの。公式ママはその願い事を受け止め「これ、全部叶いそうじゃないですか?」と笑顔を見せた。そして松本ママからはあらためて、「たかねこちゃん、本当に1stアルバムリリースおめでとう! 心から嬉しいです。ずーっとたかねこちゃん達が成長する姿をママは見守っていますので、これからもファイティーン! 頑張ってください!」とエールが送られた。その言葉に葉月紗蘭も日向端ひなも感激の声を上げる。早くも次なるコラボに期待が高まっているようで、「最年少の(涼海)すうがもう16歳ではなくなってしまったからあの歌(「センチメンタル・ジャーニー」/松本伊代)は歌えなくなっちゃったけどね」と語っていたのも印象的だった。




