息を呑むステージが終わったかと思いきや、突如、カワイイメーターを上げるためにメンバーたちが自分たちのカワイイを証明するチャレンジ動画が流れる。足つぼマットの上でパラパラを踊ったり、三輪車でドーナツ食い競争を行うなどユニークな企画でファンを楽しませた。最後には、カワイイメーターを最大にするためにファンがこれまでにないほど大きな声援をステージへと送る。
その声に力をもらった8人は新衣装に変身して再度ステージに登場。ありぼぼ(ヤバイTシャツ屋さん)が作詞作曲を手がけたポップチューン「ちきゅーめいくあっぷ計画」、「かわだめ」の続編として話題の「かわいいさがしてくれますか?」、2ndシングルCD表題曲「キューにストップできません!」を披露。疾走感あふれる楽曲たちとメンバーたちのパワフルかつ変幻自在なパフォーマンスで、会場の盛り上がりを最高潮へと押し上げる。さらに、「ハルフレーク」で爽やかな歌声を届けると、本ツアーで解禁されたグループ初のバラード曲「多元幸福論」でファンの心を掴んだ。
MCで大きなリボンが特徴的な衣装を紹介すると、真鍋凪咲から新曲「ぷりきゅきゅ」初披露が伝えられ、会場のボルテージが上がる。「ぷりきゅきゅ」は、CUTIE STREETらしいコミカルでポップなメロディが次々と転調していき、まるでミュージカルを見ているかのような楽曲。新曲にも関わらず大きな盛り上がりを見せ、その勢いのまま、「モアベリサマー」そして、「みんな本当にこのステージに連れてきてくれてありがとう!」と、川本がファンに大きな声で感謝を伝えながら「ハッピー世界!」が始まる。怒涛の3曲に、メンバー、そしてきゅーてすとの笑顔がこぼれ、会場中が多幸感に包まれたようだった。
さらに、ステージ中央に佐野愛花が立つと、改めてファンにCUTIE STREETが1周年を迎えられたことに対してお礼を述べる。「この1年で本当にたくさんのきゅーてすとに出会うことができて、いろんな景色を一緒に見ることができて、そんな日々が私たちの宝物です」と込み上げる想いを伝え、本編最後の楽曲「ハロハロミライ」がスタートする。〈たくさんの坂を登りここに来れたよ笑顔も涙も今が始まり〉、今のCUTIE STREETを振り返るような歌詞に、パフォーマンス中には古澤里紗が感極まって涙を流す場面も。しかし、そんな古澤を増田彩乃が支え、8人全員で最後までパフォーマンスが行われる。1年前に出会い、今日まで手を取り合って乗り越えてきた8人たち。そんなCUTIE STREETを象徴するかのようなエモーショナルなステージでライブ本編は拍手のなか幕を閉じた。
会場に集まったファンたちからの熱いアンコールに応えてステージへ舞い戻ると、メンバーから応援してくれているきゅーてすとへの手紙が読み上げられる。板倉可奈は「今回のツアーが発表されたときは正直不安な気持ちもあったのですが、ツアーが始まるとすごく楽しくて。場所によってライブの雰囲気も違って、1つひとつの公演が新鮮でした」と全国ツアーを振り返る。また、梅田みゆは「1年間楽しいこともあったけど、本当のことを言うと私自身、すごいスピードで大きくなっていくきゅーすとにパフォーマンスでも気持ちの面でもついていくのに必死の毎日でした。でも、私には一緒にステージに立っている最強の7人がいます。辛いことも苦しいことも乗り越えられたこの8人で大きな目標をもってこれからも頑張ります!」と、メンバーへの愛を吐露。続けて桜庭遥花が「目標の場所に立って、思い返してみたら本当に沢山の方に支えられているなって感じました。不安なときもステージからピンク(のペンライトやTシャツ)を見つけるとすごく心強くて、いつも本当に嬉しかったです」と感謝を伝えた。
さらに、CUTIE STREETからきゅーてすとに感謝を込めて新曲「Shooting Star」が届けられる。今作は挑戦と成長を重ねてきたメンバーのリアルな想いを込めた1周年記念ソング。この8人であればこの先も輝き続けられることを言葉だけではなく、想いを詰め込んだパフォーマンスで示した。
続いて「かわいいさがしてくれますか?」、そしてラストには結成から今日までCUTIE STREETと共に歩み、グループを支え続けた代表曲「かわいいだけじゃだめですか?」を披露。これまでの集大成とも言える「かわいいさがしてくれますか?」は、動画撮影OKのため、多くのきゅーてすとたちが撮影したパフォーマンスをSNSを通じて是非チェックしてほしい。





