2025.10.07 公開
可憐なアイボリーが4周年を記念したワンマンライブを開催!ライブと演技が融合したステージに挑戦し、メンバー12人全員が主役としてカレアイの新たな可能性を届ける!<オフィシャルレポート>

(Photo by 林晋介/Text by ATSUSHI OINUMA)  画像 1/13

好きを久しぶりにたくさん聞いた橘が、さらに愛の国の11人の住人との交流を通じて忘れかけていた愛という感情を思い出し、徐々に笑顔を取り戻していくと、メジャーデビューアルバム「白じゃいられない」のリード曲「恋の矢印」で次のブロックに突入。12人全員がステージ前方に並んで「私はもう白じゃない」と潔く歌い切ると、遊園地のようなワクワクする映像をバックに「おまえも♡」へ。この曲でもおれもー!という定番コールの連呼で、会場のボルテージはさらに高まっていく。続いて、寺本理絵がイントロで「みんな、まだまだ踊り足りないよね?たくさん飛んでいくよ!」と煽ると、「ビュティホ」へ。クラップと共にサビに向かう高揚感とメンバーの高音ボーカルが映える魅力的なナンバーだ。サビではメンバーが何度もファンを煽りながらジャンプしてパフォーマンスしていく。特に後半、アカペラでの12人のユニゾンからラストのサビへと向かっていく展開は圧巻。12人のフォーメーションにも注目したくなるライブの鉄板曲と言える。続いて、橘がイントロの煽りを担当すると歓声が上がり、「夢ファンファーレ」へ。この曲は12人の振りつけがシンクロするところも見所のひとつ。「恋の矢印」で始まり、新旧の楽曲を織り交ぜたこのブロックが終わると、会場からはひときわ大きな歓声と拍手が上がった。


ここで再び、愛の国のストーリーの最終章へ。11人の住人達と触れ合うことで、再び自分の身の回りにも溢れている愛の存在に気付き、星空を見上げて思いを馳せる橘。すると、永尾の歌い出しから新曲「愛の国と星のダンス」へ。初披露の新曲ということもあり、愛の国のストーリーからの余韻もあり、メンバーが歌う姿をじっと見つめながら曲に聴き入っているファンの姿がとても印象的だった。4周年楽曲である「愛の国と星のダンス」は、まるでミュージカルの壮大なエンディング曲のような雰囲気を醸し出し、可憐なアイボリーの新境地とも言えるような楽曲となっていた。

「愛の国と星のダンス」の初披露を終えると、続いては映像ブロックへ。ステージのビジョンには、2021年から今日に至るまでの可憐なアイボリーの4年間の歴史を感じさせる様々な映像が映し出されていく。2021年のデビュー当初はまだコロナ禍。マスク姿でレッスンに励むメンバーの姿がとても印象的に映っていた。そんな4年間のダイジェストムービーを「恩返しができるように走り続けていきます。5年目も素敵な約束を増やしていけますように」といったファンへのメッセージで締めくくると温かい拍手に包まれ、グレーをベースにした衣装に着替えたメンバーが再びステージへ登場。

目覚まし時計の音が鳴り響くと、福田ひなたの「おはよう」というお馴染みの挨拶から「金曜日のおはよう」で後半戦がスタート。OK!やちょっと待ってといった定番のコールで盛り上がりを見せると、永尾による「カレアイちゃん4歳になったよ!これから先も…、推し変なんか許さない」という曲紹介から「推し変なんて許さない!」へ。再びシャボン玉の演出が加わる中、最後の歌詞で「誰よりも愛を持ってアイドルしてます!トップ目指して」とアイドルとしての力強い意志を伝えると、圧倒的な爆発力を見せるライブ人気曲「#超絶かわいい」を披露。メンバーの叫ぶような煽りに、ファンも全力の超絶かわいいカレアイコールで応え、続けて人気曲「ファンサ」へ。タイトル通り、メンバーは思い思いにファンサしながらパフォーマンスを繰り広げていく。合いの手やクラップ、曲の最後のL・O・V・Eのかけ声で生まれる一体感と多幸感はライブではすっかりお馴染みとなったシーンだ。後半戦最初のこのブロックは、HoneyWorksの代名詞とも言えるような人気楽曲をギュッと詰め込んだセットリストに。特に、「ファンサ」のサビでメンバーが拳を突き上げて歌っているその姿からは、アイドルとして生きる今この瞬間をとことん楽しんでいるような、そして、自信に満ち溢れているような表情が感じ取れた。

 

ここで改めてメンバーから挨拶。橘が12人全員での初めての演技を新鮮で楽しかったと振り返ると、永尾も5年目はさらに様々な挑戦をしていきたいと約束。また、お披露目から1年が経った新メンバー4人を代表して、西原悠桜が挨拶を。とても濃かったというこの1年を振り返りつつ、ファンやスタッフへの感謝の気持ち、ここまで引っ張ってきた先輩メンバーへのリスペクトの思いを語ったところがとても印象的だった。そんな西原の挨拶を受けながら、永尾も「12⼈でアイドルである誇りを持って、夢に向かってこれからも⾛り続けます。5年⽬の可憐なアイボリーを見守っていてください」と語り、「アイドルでよかった。」へ。12人が横一列に並び、1人ずつ一歩前に出て丁寧に歌い繋いでいき、アイドルとしての思いを宣誓しているようなパフォーマンスを披露すると、「不屈のアイドル」と「拝啓ライバル」へと続く。ライブで続けて披露されることも多い可憐なアイボリーのアイドルとしてのエモーショナルな部分が全面に表れた2曲だ。この日のパフォーマンスでも「不屈のアイドル」のサビで2つの旋律がクロスしていくところ、「拝啓ライバル」でライバルに立ち向かう姿を歌とダンスで表現、体現したところが特に心に響いた。可憐なアイボリーのアイドルとしての信念やプライドが感じられるブロックであった。

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