本編最後の曲に入る前、座長の石森は「今回の『BACKS LIVE!!』は10人という史上最小人数なんですけど、この人数になっても2日間、いっぱいの人が来てくださって、配信で見てくれる人がいると思うととても嬉しく思います」と挨拶をする。そして、「『BACKS LIVE!!』は毎回その回だけの特別なメンバーですし、そして今日こうして集まってくれた皆さんと一緒にライブをできたことがすごく嬉しいです。私もメンバーのいろんな一面をまた見つけられたり、私もまだ知らないことがたくさんあったりして、もっともっとメンバーのことが好きになりました。こうして応援してくださる皆さんがいるからライブができることもすごく嬉しくて、今日ここに皆さんが集まるのも奇跡みたいなことですし、そういう一つひとつの瞬間を大切にしたいなと改めて思いました」と正直な思いを告げると、誰かのことを思う強さや優しさを表現したミディアムナンバー「君のことを想いながら」を感情たっぷりで歌い上げ、ライブ本編を締め括った。
アンコールではライブTシャツに着替えたメンバーが再び2階スタンド通路に登場し、「タイムマシーンでYeah!」で会場を笑顔いっぱいにしてみせる。このサプライズにBuddiesも喜びを隠せない様子で、この日一番の声援をメンバーたちに送った。
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最後のMCでは小島や幸阪、小田倉が2日間を振り返りつつ、「ブルームーンキス」や「港区パセリ」での印象的な場面を紹介。笑いの絶えないトークが繰り広げられる中、石森が「ライブってこちら側から何か伝えると思われがちなんですけど、私たちも皆さんと一緒に本番をすごく楽しみにしていました。それは、皆さんの顔や声、日頃の熱い声を私たちが受け取れる場だから。今日も全身で皆さんのパワーを受け取って、本当に終わりたくないくらい楽しいライブでした」と告げた。そして、メンバーからラストナンバー「I'm in」を通じてメンバーとBuddiesの強い絆を確認したところで、ライブは終了した。
今回のBACKS LIVE!!は、メンバーとBuddiesとの一体感を強く意識したセットリストや演出が光ったように思える。石森の言葉にもあるように、メンバーが一方的にパフォーマンスするだけではなく、まさにBuddiesのことを想いながらステージに立っており、そしてその想いに応えるようにBuddiesもしっかりと愛を返す。音楽を介したコミュニケーションがしっかりと生まれていたように感じた。
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