ファンに向けては、「出会ってくれてありがとう。最後まで自信を持ってステージに立てたのは、皆さんが作ってくれた劇場と、あの温かい空気があったからです。ちょっと不器用なゆいりーを、これからも支えてくれたらうれしいです。私を見つけてくれて、本当にありがとうございました」と、感謝の思いをまっすぐに届けた。
そんなアンコール1曲目は、村山彩希の卒業曲「ゆいりー」。秋元康氏いわく、「ゆいりーという架空の人物をイメージした楽曲」とのことで、「AKB48のゆいりーに感謝しながら歌いたいと思います」と語り、感情を込めてバラードを歌い上げた。
ステージには再びAKB48メンバーが集結し、「流れ星に何を願えばいいのだろう」「君が教えてくれた」の2曲を披露。メンバーの山内瑞葵は、「彩希さんは、どんな時も一人ひとりに平等にアドバイスをくださる存在」と感謝を述べつつ、「村山さんがプロデュースしてくれた公演を通じて、劇場の楽しさを知ることができた」と笑顔で語った。これを受けて村山は、「こんなに長い尺で話せるようになったんだね。すごいじゃない!」と感激し、「ズッキーの輝いている姿をこれからも見ていたい。東京ドームに行くのを楽しみにしています」とエールを送った。
「AKB48 20th Year 春コンサート2025 村山彩希 卒業コンサート」(C)WWSチャンネル 画像 13/14

さらに同期の岩立沙穂からは、「今日ふたりで歌ったあの頃のスニーカーは、研究生の頃に歌った思い出の曲。まさか、ゆうちゃんがこんなすごい人になるなんて。どれだけのことを乗り越えて今日を迎えたのかと思うと胸がいっぱいになった」と涙ながらに語り、「今日のパフォーマンスも本当にかっこよかった。こんなに貴重な存在がいなくなってしまうのは……」と惜しみつつ、「同期として出会えたのは運命。卒業おめでとう」と祝福の言葉を贈った。