2025.04.04 公開
後半を彩ったのが、カバー曲の『ファンサ』。この曲は清楚で乙女な彼女たちにとても似合う。メンバーらが「好きになって」と歌う声に、フロア中から「もっと」と熱い声が飛び交う。彼女たちに熱い声でおねだりされたら、すべてを受け止め、ギュッと抱きしめたくなる。メンバーたちが「私を見て」と歌う声に、「もっと」と熱い声を返したくなる。カバー曲とはいえ、今や『ファンサ』は、すっかり高嶺のなでしこの魅力を輝かせる楽曲に染めあがっている。「とびっとりの」「L-O-V-E」や、愛の籠もった投げキッスのやりとりも含め、メンバーらとファンたちが、互いに沸き立つ想いを全力でぶつけあっていた。
高嶺のなでしこ<NIG FES 2025>(C)WWSチャンネル 画像 10/12


続く『決戦スピリット』でも彼女たちは、みんなで限界のその先に広がる熱狂を一緒に味わおうと、ステージの上で大きく手を振り上げ、眩しい笑顔を浮かべて元気いっぱいに歌っていた。メンバーと観客たちが、振り上げた手を、空で心を一つに重ねあう様に。そして、彼女たちと一緒にシンガロングするたびに、本気で胸が熱くなっていた。
最後に高嶺のなでしこは、「天に向かって真っ直ぐに~高嶺のなでしこ」と、自分たちの生き様を記した『美しく生きろ』を凛々しい姿で、一つ一つの言葉に揺るがない強い意志を詰め込んで歌っていた。清楚で初(うぶ)な姿から、強い意志を持った凛々しい様まで、まさになでしこという言葉に相応しい姿を彼女たちは見せていた。揺るがない気高い花としてステージの上に凛として咲くその姿が眩しく見えていた。
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