2025.04.04 公開
『女の子は強い』でも、そう。高嶺のなでしこは、曲を重ねるごとに、みずからを初な恋する女の子から、少しずつ勇気という制服を身につけた女の子へと染め上げてゆく。ライブという場を通して、一人の女の子の成長してゆく姿を味わえる?!でも、そんな気持ちを胸に覚えながら、ステージの上で、君へ向けて恋する胸の内を告白するように歌う姿に、ずっとドキドキしていたかった。たとえ短い時間だろうと、ライブへ触れるたびに、一緒に恋をしたときのドキドした気持ちを上書きしていけるのが嬉しい。
高嶺のなでしこ<NIG FES 2025>(C)WWSチャンネル 画像 7/12


彼女たちは『恋を知った世界』でも、胸の中で脹らむ恋心を大切に抱き抱え、ギュッと抱きしめるたびに疼くドキドキとした鼓動のリズムを、軽やかに弾むステップに変えて歌い踊っていた。まるでミュージカルの一場面のような景色をステージの上に作りながら、みんなでピュアな恋物語を。しかもその中へ、ときめく恋心の揺れ動く様を描きあげる。その初(うぶ)な仕種と、ときめく想いの数々に触れ、すっかり恋に落ちていた。彼女たちは「恋は苦しい」と歌っていた。悩み葛藤するその様も含めて、胸をときめかすメンバーたちの姿が美しく見えていた。彼女たちの歌う「好きです!」の声に向け、観客たちが「俺もー」と声を返すやりときも大好きだ。
2ページ(全4ページ中)
【あなたにオススメ記事】