MCでは、新曲の『Rize Again』に込めた思いを説明。「いつか自分の響く世界観へ」と歌詞に込めた思いをミスエル・サキが説明。実力で評価されないこの世界に、彼女は強く疑問をぶつけていた。現状に本気で悔しさを覚えているからこそ、ここから攻めてゆく生き様を彼女たちが伝えてきた。
ライブも終盤へ。ファンキーでダンサブルなダンスロックナンバーの『SHINJIDAI MOVEMENT』では、観客たちの気持ちを楽しく上げつつも、強い意志を持った言葉の数々を、凛々しい歌声に乗せてぶつけていた。サビでは、メンバーと観客たちが左右に大きく手を振りながら一緒に上がり続ける。激しく攻める姿も強くてニューゲーム。らしいが、跳ねた横ノリのダンスビートに身を預け、笑顔でアガッていくのも最高じゃない。さぁ、気持ちが騒ぐのなら、5人と一緒にファンキーな熱を身体中に注入しながら爆上がればいい。強くてニューゲーム。は、この曲を通して最強のダンス空間を作りあげていた。
「これまであきらめの人生でした。何かに負けて悔しいとか、どうしても勝ちたいものがなくて。その感情よりも先にずっとあきらめが勝っていました。だって、そのほうが楽だから。本気で何かに立ち向かって、負けて、恥ずかしいのが嫌だったから。でも、わたしの人生で初めて誰にも譲れない場所に出会いました。それが、ここです。納得いかないパフォーマンスも、足が進まないそんな時間も全部全部悔しくて、体制が変わったときも憶測でいろいろ書かれて、悔しくて泣きました。ずっとあきらめのわたしの人生の中で、こんなに夢中になったのは、強くてニューゲーム。を愛してくれるあなたと、大切な仲間に出会えたからです。だから、どんなに心が折れそうになっても、一歩 一歩と今日まで歩いてきて、わたしたちは今、ここに立っています。正直、辞めたいって何度も思いました。でも、今は辞めなくて良かったと、その何倍も思っています。これから先もいろんなことがあると思う。でも、2年目も真っ直ぐに走り続ける強くてニューゲーム。について来てください」(うじえch.)
強くてニューゲーム。(C)WWSチャンネル 画像 10/12
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最後に強くてニューゲーム。は、ここにいるみんなとこれからも軌跡を作り続けようと『軌跡』を届けてくれた。「僕らの道はあっていたのかな?」とうじえchが歌いだして、『奇跡』は始まった。メンバー一人一人が、歌詞に綴られた言葉のひと言ひと言を胸の奥でしっかりと噛みしめ、その思いを、光輝く未来へ向う力にして、力いっぱい高らかに歌っていた。その声に向け、フロア中の人たちも拳やペンライトを高く突き上げ「Oh!Oh!Oh!」と歌っていた。互いに本気と本音で気持ちを一つに重ねあわせたとき、嬉しくて涙が込み上げてきた。だから、いつしか瞼を滲ませながら、5人と一緒に「Oh!Oh!Oh!」と歌っていた。彼女たちが築き続けてきた軌跡、その道の上をこれからも一緒に歩み続けたい。今からその道に乗っても遅くはない。5人と一緒にこの場所で素敵な夢を描く仲間として、その絵筆に君もなろうじゃないか。
アンコールで最初に歌ったのが、『ドゥビドゥパリピポンヌチェケラ!!』。この曲では、メンバーが横移動する姿に合わせ、フロア中の人たちも左右に横移動。とくに最前は横移動出来る空間が広かったこともあり、思いきり左右に大移動していた。この曲でも5人は、気持ちをカラフルなパーティー気分に染めあげ、片足を上げた動きを見せながら、大勢の観客たちと一緒にガンガン祭り上がっていた。無条件に「楽しい」と言いたくなる。それもまた強くてニューゲーム。のライブの持つ魅力だ。
「この1年間を言葉で現すなら波瀾万丈。立ち止まらずに走り続けてきたら、こんな素敵な景色を見ることが出来ました。アイドルを続けるのは簡単なことじゃないと思います。でも、これだけ強くてニューゲーム。を応援してくれる人たちがいるのなら、簡単に終わらせちゃいけないと思っています」(うじえch.)
最後の最後に強くてニューゲーム。は、『明日に繋げサヨナラ』を元気いっぱいに歌っていた。ここまで仲間たちと一緒に最強の景色を作りあげてきた自信があるからこそ、5人は「また明日 また明日 かならず会えるから」と、メンバーどうしで肩を組みながら、晴れた笑顔で歌っていた。5人が本気で楽しんでいるからこそ、ここには本当に光輝く眩しい世界が生まれていた。きっとこの輝きが、また明日へと繋がり、さらに大きな輝きになってゆくに違いない。1周年という一つの節目のライブで、彼女たちは眩しい未来を見せてくれた。その姿はまだ眩しすぎて見えない。でも、光輝いているってことは‥強くてニューゲーム。の未来が、めちゃめちゃ楽しみになってきた。