本多あおいの卒業LIVEは「僕らのプラネット」で幕開け。青色の照明がステージを照らす。力強い歌声と躍動的なダンスの中に感情が募った様子が伺える。それぞれが気持ちを込めて歌い、<君を照らす光はほら 僕だ 「僕ら」なんだ>とフューチャーサイダーがこれまで活動できたこと、グループとしての活力や意味合いはここにいるみんながいるからと楽曲を通して代弁するようだった。心が一つになっていく。
続いてはアイドルを題材にした「夢幻マスカレイド」をドロップ。好きの数だけ好きになれるとさらに想いを強くしていく。軽快な踊りに対して、心が表れた歌を歌っていく。本多あおいの卒業ライブはフューチャーサイダーらしさを全面に感じさせるものだった。フューチャーサイダーはグループ発足当時から楽曲やステージ演出、コンテンツ含めて意味やこだわりがあるため、意味を探れば探るほど面白さや感動があり、メンバーもその意味をしっかりと理解しながらパフォーマンスへと昇華し、楽しさや想いという感情を乗せてステージに展開している。彼女たちの姿、コンテンツも含めて、全てが青春を感じさせてくれる。それがフューチャーサイダーの良さである。そんな魅力的なグループから初期からグループを支えた本多あおいが卒業。とても温かく空気感となった。
開演前のステージにはメンバーカラーの青色の照明がステージ上に当たっており、2階部分には横断幕に「共鳴してさぁ 生きていた証、残していこう」と楽曲「存在証明」の歌詞が引用された文字が本多あおいの写真と共に入ったものが飾られていた。
そして開演時間の19:00になるとフューチャーサイダーのLIVE開幕となるSE「Future Express」が流れる。電車のアナウンスが開始されるとともに、オーディエンスはクラップを開始。
とうとう本多あおいの最後だ・・・とその目にこのステージを目に焼き付けないといけないという気持ちが込み上げてきた。強くなる手拍子と名前を呼んでいく声。「クラップいくよ」の掛け声に対して、しっかりと反応するように大きなクラップが会場に鳴り響く。メンバーの名前を一人ひとり呼んでいくと大きな歓声が巻き起こり、空間がどんどんと温かくなる。









