ももクロのワンマンライブとしては、実に8か月ぶりとなった今回のももクリ。4人全員がソロコンサートを行い、ニューアルバムをリリースした2024年の集大成感を出しながらも、様々な演出にトライした新しいももクリ像を打ち出した。初体験のももクリを味わえるシーンもあったが、過去のももクリの思い出とリンクするようなシーンもたくさん盛り込まれており、モノノフにとって満足度の高いライブとなっていたのではないだろうか。今回はアリーナ後方席でも、スタンド席の最上段でも楽しめるようなLEDビジョンの大きさと映像演出も魅力のひとつに。そして、今回改めて「生で観る4人のももクロのワンマンライブの楽しさ」を再認識、再確認したモノノフも多かったことだろう。
今年もあと1週間ちょっとで大晦日。恒例の「ももいろ歌合戦」で2024年を締め括ると、年明け4月には、恒例の「春の一大事」もまたやってくる。来年の開催地は新潟県新発田市。大晦日に日本武道館とお茶の間に笑顔を届けたももクロは、来年の春一でまた全国に笑顔のリレーを繋いでいく。今回のももクリは、ももクロの笑顔の天下統一へのストーリーが今なお続いていることを改めて思い知られた単独公演だったのではないだろうか。来年も百田がソロツアーを開催し、玉井は日本武道館でのソロコンを開催。高城は2ndソロアルバムの発売とZeppソロツアーの開催が決定している。佐々木にも毎年恒例のソロでの動きがきっとあるだろう。佐々木が総合プロデューサーを務める浪江女子発組合の新体制の動きにも注目だ。来年も引き続き、ソロでの活動により進化をみせつつ、最強の4人が揃った時にはまた今回のももクリのような笑顔の連鎖を生み出す圧倒的で絶対的な多幸感溢れるステージを見せてくれることだろう。2025年のももクロの動きにも期待していてほしい。
ライター:ATSUSHI OINUMA











