幻想的なSEに続いて、石森璃花をセンターに迎えた「ブルームーンキス」でライブは再開。
彼女のアイドル性が全面に打ち出され、サビ前の「あ、キスしちゃった」などのセリフに対し
会場は爆発的な盛り上がりを見せるその後、小田倉麗奈が穏やかな曲調にぴったりな表現を見せる
「最終の地下鉄に乗って」、遠藤理子のキュートさやふわふわした雰囲気がそのまま楽曲の世界観にも
投影された「君と僕と洗濯物」と、それぞれセンターに立つメンバーの個性が活きた楽曲で会場が
温かな空気で包まれていく。
また、幸阪茉里乃を中心に上村、大沼、遠藤、小田倉、小島、向井の7人でパフォーマンスされた「Microscope」、齋藤や石森、的野、村山で構成された「制服と人魚」といったユニットパートでは、
個々の魅力がより映える演出を用意。
前者では後輩を迎え頼もしくなった幸阪の堂々とした歌とダンスを目撃することができ、
後者では一期生の齋藤が三期生を牽引しながらクオリティの高いダンスで観る者を圧倒する。
さらに、井上はギター弾き語りで「On my way」をソロ歌唱。
自身にとっても大切な1曲だけに、たっぷり思いを込めながらまっすぐな歌声でメッセージを届け続けた。
MCを挟んでライブが後半戦に突入すると、
上村の持つ儚さやしなやかさが全面に打ち出された「無言の宇宙」、
齋藤の表現者としての魅力が随所に散りばめられた「僕のジレンマ」と、
一期生がセンターに立つ感傷的な楽曲が続く。
そんな空気を一変させるように、大沼がセンターを務める「Buddies」では
ダイナミックなパフォーマンスで会場を多幸感いっぱいの空気で包み込んだ。
メンバー間の絆、ファンとの絆を表す1曲を終えると、
続くMCでは本ライブの制作期間や本番期間中に感じたメンバーとの仲の深まりが語られている。
井上は「櫻坂は本当に素直な子ばかり。私は今回引っ張っていく立場になったので、
練習でまだまだだなと感じるところを伝えると、みんな嫌な顔ひとつせずに頑張ってくれて、
そのぶん自分ももっと頑張ろうと奮い立たされた。そういうところが本当にいいなと思いました」と、この期間を振り返るコメントを寄せた。
