メンバーみんながしゃがんだ姿で歌い踊りだしたのが、『どうしても君が好きだ』。立ち上がって以降も、16人は、舞台の上で、スかートを軽やかになびかせ、この場にいる人たちを青春という景色の中へ連れだしてゆく。乙女たちが真っ直ぐな気持ちで「どうしても君が好きだ」「いつだって君が好きだ」と歌う声に、同じように真っ直ぐに思いを返したくなる。いや、フロア中の人たちは、熱い声や、振り上げた拳やペンライトの輝きを通して、彼女たちにずっと熱い思いを返していた。
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イントロが流れたとたん、場内中の人たちが沸きだせば、口上を熱く述べだした。その声もパワーに、メンバーらは眩しい青春の景色の中へ飛び込むように『遠距離ポスター』を歌唱。アイドルに恋したが故の、胸をキュッと締めつける片思いの感情。その複雑な心模様を、彼女たちは青空へまき散らすように歌っていた。
「あー、よっしゃいくぞー!!」と、メンバーみずからMIXを上げて始まったのが『大声ダイヤモンド』。誰もが知っている楽曲の登場に、フロア中の人たちが大興奮。16人が「大好きだ 君が大好きだ」と想いの限りに叫ぶの声を、みんなが全身で受け止めていた。無条件に気持ちを沸かせる楽曲だ。メンバーと観客たちが、互いに「好き」と声を張り上げて叫びあう姿も最高だ。
最後にAKB48は、今の自分たちの気持ちと重ねあわせながら『少女たち』を歌唱。生き方が不器用な人ほど、この歌の歌詞が心に染みる。気持ちを奮い立てるように歌う彼女たちの姿に背中を押された人たちも、たくさんいたに違いない。「全力で走るんだ!」の歌詞ではないが、これからも夢を追いかける気持ちを胸に走り続けることをこの場を通してみんなと誓えば、眩しい青春の景色を一緒に描き続けようと16人が約束の声を差しのべていた。
(取材/文:長澤智典)
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