感情的な歌声に会場中の誰もが耳を傾けた石黒の『反射的スルー』。アバンチュールな表現で成長を感じさせる倉島の『素敵な罪悪感』や、14歳とは思えない艶っぽい表現で驚嘆させる林の『夜風の仕業』と魅力的なパフォーマンスが続いた。
後半戦は『いきなりパンチライン』、『美しい稲妻』、『片想いFinally』の3曲を立て続けに披露。情感を刺激し、勢いそのままに『絶対インスピレーション』のダンスに繋げる流れは今夏のツアーの最大の見せ場のように思える。
終盤戦は『バンザイVenus』を全員で披露。『バズーカ砲発射!』、『コケティッシュ渋滞中』と徐々にテンポを上げていき、満を持して炸裂した『パレオはエメラルド』で会場のボルテージは最高潮に達した。
約3年ぶりの声出し解禁後なった本ツアー。アンコールではファンからの「SKE48」コールが湧き上がる。その声に乗せられ再びステージに戻ったメンバーたちは『地元民たちよ』をパフォーマンスした。
「SKE48 SUMMER Tour 2023」東京公演の様子(C)2023 Zest, Inc. / AEI 画像 10/10
最後のMCでは、東京都出身の岡本が「名古屋から始まり、今日東京に来ることができてすごく嬉しいです。SKE48がいろんな場所で活躍できるアイドルになれるといいなと思ったし、もっと東京で活躍できるように頑張ります」とライブの感想を語った。
ここで熊崎から「SKE48は2023年10月5日に初の劇場公演から15周年という節目を迎えます! そこでなんと、この記念すべき日に『SKE48 15周年Special』(日経BPムック)が発売されることになりました!」と笑顔で発表。2期生から11期生まで53名のソロインタビューと撮り下ろし写真、現在籍メンバーの15年前の秘蔵写真やOG、スタッフからのメッセージなど読み応えたっぷりのに内容となっている。
発表を終え、最後は倉島がセンターに立ち『Stand by you』を披露。SKE48の東京公演は終了した。「SKE48 SUMMER Tour 2023」残す公演は9月1日の北海道・Zepp Sapporoでの2公演となる。