1曲目は、今年2月にリリースしライブでは既に定番曲となっている「すまん、犬。」
廣川が「今日はようこそ!みんなこの夏1番の恋始めよ~!」と煽ると、地鳴りのような歓声が客席から起こり、ペンライトが振り乱される。
普段はディスコのような優雅さを持つ「The world standard dancing club」も、この日はロック調でかき鳴らす。
そして、流れるかのように「清濁あわせていただくにゃー」へ。
わーすたを代表する楽曲になりつつあるこの楽曲にオーディエンスは全員でジャンプし、ボルテージは既に急上昇。
廣川は、「すごいね!もう会場が温まりまくってるね!」と話すと、
松田、小玉も「本当に熱い!すごいね!」と興奮ぎりに応えた。
メンバーそれぞれの自己紹介を終えると、三品が、「皆さん、今日はせっかくの生バンドじゃないですか?本当に歌いたい曲が山ほどあったんですよ。だが、苦渋の決断。激かっこよメドレーで、盛り盛りで楽曲をお届けしたいなと思います!とんでもないスピードで、過ぎていくので、聞き逃さないように、見逃さないように、一緒についてきてくれますか!」と煽ると、場内は割れんばかりの拍手と歓声に包まれ、怒涛のメドレーへ突入。
「萌ってかエモ」「ミライバルダンス」「アンバランス・アンサーズ」「プリティー☆チャンネル」「いぬねこ。青春真っ盛り」「詠み人知らずの青春歌」「PLATONIC GIRL」のわーすたアップチューンのメドレーを約10分間、ノンストップで披露。
小玉梨々華(※提供写真) 画像 4/7
楽曲の切り替わりの滑らかさ、髪まで躍動するダンス、生バンドでしか出せない重厚感のある音とアレンジ、メインボーカルの廣川・三品を始めとするアイドル界屈指の歌唱力を存分に魅せ、会場はロックバンドフェスに来たかと錯覚するような熱気に、オーディエンスからステージへ上げかけられる声もガラガラになっていた。
メドレー披露後、三品は「熱すぎるよ!!みんな、よくついてきて来れましたね!」と話すと、
小玉は、「ついていくのギリギリだったもんね、私たちも。(笑) だから、すごいよみんな!」と夏のアイドルフェスで鍛えられた彼女たちも、このメドレーはかなり効いた様子であった。
そんな中、松田が切り出す。
「皆さん、次の曲なんですけど、私たち「メロメロ!ラヴロック」リリースするじゃないですか。そのカップリング曲を、今日初めて披露しちゃいます!意外と思うかもしれません。アンニュイな感じの私たちを楽しんでください」と、本日が初披露となる「セラセラヴィ。」を披露。
メドレーの時の雰囲気とは180度変わり、艶やかなで少し余裕を持ったお姉さんの雰囲気を持ったメンバーたちが、お洒落でゆったりとした空気感を演出する。疲労する足腰に癒やしのサウンドが吸収されていくような感覚に陥る。
このパフォーマンスの振り幅こそが、わーすたが群雄割拠のアイドル界の第一線で、ファンを魅了し続ける所以なのかもしれない。