小此木流花「みんなからしたら、るーるるって人、またアイドルやるんだ、ジャムズなんだ、ってそれだけに見えているかもしれないけれど、それに至るまでにはたくさんたくさんの時間を過ごして、悩んで、アイドルをすることもまたツシ(津代美月の愛称)と同じこのグループでやることもすっごいたくさん考えて、中途半端な気持ちで決めたことじゃないから。るーのことを今まで好きでいてくれたみんなも、ジャムズに入ってから知った、ジャムズ大好きなみんなにとっても、るーが入ったことが正解になっていけるように頑張っていきたいし、今ここにいるみんなが誰も想像していないくらいの、もっと大きい舞台を作っていけるように頑張りたいと思っているので、まだまだダメなところはたくさんあるけれど、これからいっぱい頑張ります」
このように感謝と思いの丈を述べた。
そして、このLIVEの最後にお届けしたのは、重要な局面で歌い続け、これからこの8名で夢に向かうことを誓った、ジャムズのアンセム的な楽曲「NEW ERA PUNCH!!」。叶えたい夢への”願い”と”想い”を込めた懸命なアクトを魅せ、この8名でのさらなる躍進を誓うような感情が伝わってきた。全員で『ジャムズー!』と掛け声をし、ステージ、フロアが一つになっていた。最後に金テープがバズーカにて発砲され、歓声が沸いた。ラストまで一生懸命さを貫いたジャムズ。最後の最後には、マイクを通さず、観客へ挨拶をし、新体制最初のLIVEは幕を閉じた。
Jams Collectionは2021年に華々しくデビューしたあと、様々なことを経験した。それは嬉しいことも感動したこともあったし、悔しいこともあった。ただ、これまでメンバーの全員がひたむきに、真摯にグループへ向き合ったことで今があるといえる。そして皆がグループへの愛がある。それはファンも同様だろう。このLIVEから小此木流花、大場結女という力強いメンバーが合流してくれたことで、より一層、ジャムズは前に進めるはず。今までの全員の想いを胸に、夢に向かって道を歩んでいく。そんなJams Collectionを応援していこう。新たに描きはじめた新章では、もっともっと最高の景色を見させてくれるはずだ。
なお、6月30日(金)には東京・Zepp Diver Cityでもお披露目LIVEが開催される。東京ではどのようなステージを展開するのか、今から期待しておきたい。
TEXT:石山喜将