2023.02.13 公開
【ライブレポート】日向坂46四期生が「おもてなし会」を開催!『声出し解禁』ライブで先輩たちの伝統を継承

日向坂46 四期生「おもてなし会」(Photo:上山陽介)  画像 1/26

 2月12日(日)、千葉県・幕張イベントホールで、アイドルグループ・日向坂46の四期生が「おもてなし会」の2日目を開催した。昨日からの2日間で計1.5万人を動員。昨年11月にライブでお披露目された四期生の12人にとっては初の単独イベントとなった。また、坂道グループはマスク着用を条件に声援・歓声の制限を解除することを発表したばかりだが、本イベントがその初めての『声出し解禁』ライブとなった。

 この「おもてなし会」は、日向坂46の一期生や二期生が行ってきた同グループ伝統のイベント。さまざまなパフォーマンスやミニライブで観客をおもてなしするという趣向だ。開演直前の影アナで、メンバーが「盛り上がっていくぞ―!」とあおると、さっそくファンが大歓声で応える。そしてオープニングで、12人の四期生がひとりひとり登場し、自己PRを行った。

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 トップバッターの石塚瑶季は「たまき、ボンバイエ!」「1、2、3、ダー!」と元気よくコールし、特技の前方転回を披露。続く岸帆夏はダンゴムシのモノマネで体の柔らかさをアピールすると宣言し、ブリッジからの前方・後方回転をした。小西夏菜実は、等身大パネルを自作したことがあるほど好きだという先輩の加藤史帆のモノマネで、「おひさま(日向坂46ファンの愛称)にハマりたい」と訴える。清水理央は「笑顔だけは誰にも負けません」と笑顔全開でアピールし、日向坂46の前進グループ・けやき坂46時代の名曲「永遠の白線」をアカペラで歌った。元吹奏楽部で少しだけ絶対音感があるという正源司陽子は、観客のリクエストに答えて「ドレミソラシド」をフルートで華麗に演奏。竹内希来里は「きらりんフォント」とファンが呼んでいる独特の字で自己紹介のフリップを作成。最後は出身地の広島弁で「四期生みんなでおもてなしするけぇ、えっと楽しんでいかんといけんょ」と語った。平尾帆夏は必殺技と称している「ひら砲」で観客を打ち抜いた後、あえて苦手なバッティングに挑戦。3球目にしてボールを捉えることに成功したが、続いてサインボールを客席に投げるつもりが床に叩きつけてしまう。福井県の海の近くで育った平岡海月は、「海を愛し、海に愛された女の子」と自己紹介し、少しだけ勉強していたという中国語で「一緒に海で泳がん?」とファンを誘った。藤嶌果歩は特技の書道をその場で披露、自分のことを漢字一文字で「羊」と表現した。宮地すみれは中学生の頃からやっていたバトントワリングをしながら自己紹介。最後は空中に投げたバトンを回転してキャッチする大技を決めた。山下葉留花は祖父に教えてもらった三線で「NO WAR in the future」を完璧に演奏。最年少の渡辺莉奈は自身の名前であいうえを作文を披露、最後の「な」で「仲良く12人で精一杯がんばります」と、この自己PRのコーナーを締めた。

 そしてステージ上に全員が並んでMC。メンバーを代表して、清水が「今日までの期間、メンバーのみんなで、どうやったらおひさまのみなさんに楽しんでもらえるかなって考えて、たくさん練習してきました。ぜひたくさん楽しんでいってもらえればうれしいです。よろしくお願いします」と挨拶した。先ほどの自己PRでダンゴムシのモノマネを披露した岸が、リハーサルで失敗し、ひとり残って練習していたことなども明かされた。

 ここから進行を引き継いだ平尾&平岡は、ステージ脇に置かれた〝めくり〟が実は藤嶌が書いたものだと言及。藤嶌は、普段習字では使わないカタカナに苦戦したと話した。そのめくりに書かれていた最初のおもてなしは、「伝統のパフォーマンス」。かつてけやき坂46がZeppツアーで挑戦したマーチングドラムやカラーガードを披露するという。当時、けやき坂46はエンターテインメント集団を目指していたという経緯があるが、奇しくもその頃のメンバー数と同じ12人で、同じパフォーマンスに挑戦することになった。竹内は、このおもてなし会の練習中に一期生の佐々木久美と東村芽依がやって来てアドバイスをくれたことも報告した。

 VTRでけやき坂46時代のパフォーマンスの模様が紹介された後、ドラムを抱えた石塚、小西、清水、竹内、平尾、藤嶌が登場。ソロ演奏やコンビネーション技など、さまざまな見せ場を作って観客を楽しませた。続いて岸、正源司、平岡、宮地、山下、渡辺がフラッグとライフルを使ったカラーガードを披露。先ほどは特技のバトンを回していた宮地は、ライフルを空中に投げて見事にキャッチした。最後は、12人全員でダンストラックを踊る。昨年12月に行われた「ひなくり2022」でもダンストラックを踊っているが、今回はフォーメーションダンスを軸にした構成で、四期生のチームワークを見せた。

 パフォーマンスを終え、石塚は「10kg近くある太鼓を持ちながら、みんなで重いねって言いながら協力しあえました」と苦労を語った。宮地はバトンとライフルの違いに苦戦したと語りながら、中学時代にカラーガードで全国大会に出場した経験のある東村芽依から指導してもらい、「それを励みに頑張ることができて、最後もキャッチできてよかったです」と話した。また、ダンストラックのレッスン中に同期から励ましてもらったという岸は、「ほんとに誰も置いてかないグループなんだなと思って、密かに感動してました」と明かした。

 次のおもてなしは「いきなり即興劇」。ここからは宮地と藤嶌がMCを担当。くじ引きで「誰が・どこで何を・どうなった」という3つのお題の内容を決め、それに沿って2人1組で即興演劇を披露するという企画だ。このコーナーに関しては練習を一切していないぶっつけ本番。昨日挑戦した6人に代わり、今日は石塚&清水、宮地&岸、小西&正源司の3組が挑戦した。

 石塚&清水は、「付き合いたてのカップルが、英語しかしゃべれない場所へ海外旅行に行って、大雨が降ってきてびしょ濡れになって告白した」というお題。ともにチアリーディング経験者でライバルを自認しているふたりだが、徐々に緊張で震え出した石塚を清水がサポートし、無事に最後まで完走した。宮地&岸はのお題は「声が大きい店員さんとお客さんが、遊園地に遊びに行って、とても面白いダジャレを言ってしまった」。岸は車の販売員を自由に演じ、ラストはやけくそ気味に「ぐるぐるくるまー」というダジャレでしめた。小西&正源司のお題は「優しい部活の先輩と後輩が、キャンプ場で料理をしていると、大勢の敵が襲ってきたがふたりでやっつけた」。ともに兵庫県出身のペアだが、正源司がストーリーを考え、小西が関西弁で先輩を演じた。

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 ここからはMCを山下&渡辺にバトンタッチし、他のメンバーは次の企画「私服ファッションショー」の準備のため裏へ。MCのふたりはメンバーのアンケートを紹介した。途中、「日常茶飯事」を「ちゃはんじ」と読み間違えてしまった元社会人の山下に、最年少の渡辺が訂正を入れるという一幕も。そして私服ファッショショーでは、それぞれ私服に着替えたメンバーたちが会場2階のスタンド席をぐるっと一周し、ファンと間近でコミュニケーションを取った。

 最後のおもてなしは「ミニライブ」。お待ちかねの時間の到来に、ファンから大歓声が上がった。ライブが始まる前に、VTRでこれまでの四期生の歩みも紹介された。昨年8月に研修合宿を行ってから、ミュージックビデオ撮影や冠番組「日向坂で会いましょう」の初収録、代々木第一体育館で行われたグループのツアーファイナル公演でのお披露目など、怒涛の約半年間を過ごしてきたことが、その裏側とともに映像で伝えられた。


 このVTR終わりで日向坂46のOvertureが流れると、ファンは「日向坂! フォーティーシックス!」と大コール。3年ぶりの声出しライブにボルテージが高まる。四期生たちが最初に歌ったのは、「ブルーベリー&ラズベリー」。彼女たちが初めてもらったオリジナル曲で、これまで何度も歌ってきたが、手の角度の揃い方など完成度が飛躍的に上がっていた。曲終わりのMCでは、小西が、今回は観客のコールが聴こえてきて嬉しかったと感想を述べた。あらためてミニライブの意気込みを聞かれた山下は、「日向坂46四期生、仲良しです。みんなが優しくて助けられているので、この12人の温かい思いをみなさんに届けられたらなって思ってます」と宣言した。

 続く2曲目は「ドレミソラシド」。夏らしく爽やかな曲調で、日向坂46のグループカラーを現す一曲。夏が大好きで元吹奏楽部でもある正源司陽子がセンターを務め、イントロの指揮者の振り付けもこなした。3曲目は「キュン」。日向坂46のデビューシングルにして代表曲のセンターを担当したのは藤嶌果歩。笑顔いっぱいでパフォーマンスし、サビ前の「かわいい」というセリフには会場から「フゥー」という歓声を受けた。なお、2番の「好きだよ」というセリフは正源司が担当した。

 ここで再びMCを挟む。「ドレミソラシド」でセンターを務めた正源司は「一番最初に合奏するところでみんなが目を合わせてくれた瞬間、すっごい笑顔なんですよ。ほんとに私、楽しくてしょうがないって気持ちで踊りました」、「ドレミソラシド」でセンターを務めた藤嶌は「合宿とかでもさ、大喜利とかしたじゃん。そういう全部積み重ねたものがここで発揮できたかなと思います」と語った。また、宮地の無茶振りで山下と宮地がキュンのセリフを言うと、石塚と渡辺が流れ弾を被弾。ふたりとも大照れしながら「かわいい」と言うと、会場が大盛り上がりした。

 4曲目は「こんなに好きになっちゃっていいの?」。日向坂46の楽曲の中でももっとも大人っぽい恋愛ソングで、デビューしたばかりの四期生が歌うと新鮮に感じられる。小西をセンターに、切なく激しくパフォーマンスした。ダンストラックを挟んで5曲目は「青春の馬」。グループを象徴する応援歌で、四期生は研修合宿のときからこの曲を練習していた。センターは清水で、曲中に清水から手を引かれて前に出る役は渡辺が務めた。

 この曲を歌い終えてから、メンバーひとりひとりがマイクを通して観客にメッセージを伝える。先頭の石塚をはじめ、多くのメンバーが涙を流しながら熱い思いを打ち明けた。

石塚瑶季「本日は日向坂46おもてなし会にご来場いただきありがとございます。石塚瑶季です。今、披露させていただいた「青春の馬」は自分にとっても四期生にとっても思い入れの強い曲です。そんな曲で私は初めてフロントをさせていただきました。合宿の課題曲である「青春の馬」を今日こうして大勢のみなさまの前で披露できるまでに自分たちは成長したんだな、とこの景色を見て実感することができました。私は四期生のメンバー、先輩方、日向坂46にたずさわってくださるスタッフ、おひさまのみなさまが大好きです。このおもてなし会を通して、 この経験を糧にこれからも四期みんな坂を駆け上っていくのでよろしくお願いします」

岸帆夏「おつかれさまです。東京都出身、18歳の岸帆夏です。話すことが飛んでしまったんですけど……。ほんとにおもてなし会が終わってしまうんだなって思って、今までずっとこのために頑張ってきて、つらいこともたくさんあったけど、それがもうすぐ終わってしまうんだなと思うと本当にさみしくて仕方なくて……。あっ、話したいことが思い浮かびました。私、感謝を伝えたくて。昨日も言ってたんですけど、本当に迷惑ばかりかけて、「そんなことないよ」ってみんな言ってくださって。 昨日もそれを聞いてすごく嬉しくて。本当にここにいてよかったなってます。日向坂46に入れて本当によかったです。これからも日向坂46を、四期のみなさんをよろしくお願いします」

小西夏菜実「おもてなし会にお越しくださりありがとうございました。兵庫県出身の小西夏菜実です。私は最終審査のオーディションで、今まで一番頑張ってきたことは何かと聞かれた時に全然思い浮かばなくて。習い事やってなかったし、やりたい好きなこともそんなになかったので。でもオーディションの時はオーディションのことを一番考えていて。それで加入させていただいてからも日向坂46の活動が一番頑張っていることです。こんな頑張れることを見つけれた私はすごく幸せ者だなと思うし、このあたたかいひとりひとりと、温かいおひさまの方々、スタッフさんに出会えたこともすごく幸せ者だなと思います。これからも日向坂46という素晴らしいグループのメンバーとして活動していきたいので、これからもずっとよろしくお願いします」

清水理央「おもてなし会にお越しいただいたみなさま、配信でご覧のみなさま、ありがとうございました。清水理央です。約5ヶ月前私たちが日向坂46に加入して、今、こんなに素敵なみなさまに囲まれて、まぶしい舞台でおもてなし会を開催させていただいています。私なんかが最初はアイドルなんてなれるのかな?って思ったけど、今も思っているけど、昨日もおもてなし会が開催されていて。そこで私は失敗ばかりで、みなさまに本当にご心配おかけして。みんな、「理央は明るくていつもまっすぐで」って言ってくれるけど、いつもそんな理央ではいられなくて、落ち込んでしまうこともあるけれど、いつもメンバーの四期とかスタッフのみなさまが落ち込んだ私に声をかけてくださって。「みんながいるから大丈夫だよ。理央ならできるよ」って声をかけてくださって。こんなに素敵な人たちに囲まれて、大好きな先輩方やこんな素敵な人たちに囲まれて、私がアイドルでここに立てていると思っています。まだまだアイドルとしての自信はないけれど、これからもっともっと努力して日向坂46にふさわしい人になれるように日向坂46が坂道を駆け上っていけるように四期生一同精一杯頑張っていきたいと思っています。そして、ここにいるおひさまのみなさま、スタッフのみなさま、本当にこの2日間、その前からもありがとうございました。これからも誠心誠意、謙虚さと礼儀、感謝を忘れずに成長していきたいなと思います。本日はどうもありがとうございました。みんな大好きです!」

正源司陽子「会場にお越しのみなさま、また配信をご覧になっているみなさま、本日は本当にありがとうございました。私は最初の合宿の最後にインタビューがあって、その時に「どんなアイドルになりたい?」って聞かれて、つらいとか楽しい……。人生って選択の連続と思うんですよ。そんな選択の連続で迷ってる人もたくさんいると思うんですね。私もそうでしたし。そんな人たちの背中を押していけるアイドルっていうより、私の個人的な意見なんですけど、私はそういう時に私は隣に誰かいてほしかったんです。私は、もしそうなってるみなさまが誰かひとりでもいるのならそんな方の隣にいられるようなアイドルになりたいって思っています。そして、ひとつひとつ努力を積み重ねて、ステップをちゃんと踏んで、どんどんどんどんひとりのアイドル、ひとりの人間として一緒に成長できたらいいなって思っています。そして、大好きな素敵な日向坂46の先輩方と一緒に、四期生の12人が加わって、これから一生懸命坂道を上っていけたらいいなと思います。今日は本当に来てくださって、また観てくださって、本当にありがとうございました。これからも四期生一同よろしくお願いいたします」

竹内希来里「配信を観てくださっているみなさま、会場に足を運んでくださったみなさま、ありがとうございます。日向坂46四期生の竹内希来里です。私はみんなに感情を出すのがあまり得意ではない人だったんですけど、このおもてなし会の期間に始めはつらい涙をたくさん流してたんですけど、最近は嬉し涙がたくさん出るようなったんです。それは四期生がすごく優しくて、先輩方も私たちにすごい優しい言葉をたくさんかけてくれるからだと思います。私も先輩方のようにカッコ良くなりたいし、優しいアイドルになりたいなと思ってます。そして、四期生の仲間はみんな個性豊かでみんな力強い人たちなので、みんなと一緒ならこれから先も明るいなと思います。弱い私って思われてるかもしれませんが、いつか絶対強い私と思っていただけるように頑張ります。これからもよろしくお願いします」

平尾帆夏「配信をご覧のみなさま、そして今日会場に足を運んでくださったみなさま、本日はありがとうございました。鳥取県出身19歳の平尾帆夏です。私ははじめ、アイドルではなくて日向坂のメンバーになりたいという思いでオーディションを受けました。今はもうご卒業されてしまった大好きな先輩である渡邉美穂さんに導かれて入ったこの日向坂という場所はとてもあたたかい場所でした。実は、加入してから渡邉美穂さんにお手紙をいただきました。そのお手紙をふだんお守りだと思ってお仕事の時はいつも持ち歩いています。「キュン」も「ドレミ」も、私たちが披露させていただくのは本当におこがましいことですが、やらせていただくからにはこれから責任を持ってしっかり歌わせていただきます。おひさまのみなさん、私、平尾帆夏と、そして12人の大切な仲間である四期生と 一緒に坂を上っていただけたら嬉しいです。本日はありがとうございました。応援よろしくお願いします」

平岡海月「本日は会場にお越しくださりありがとうございます。また、配信をご覧のみなさまありがとうございます。福井県出身20歳の平岡海月です。長年夢見た日向坂46になるという夢を叶えて、初めて見る高さの壁が私の目の前に立って、こんな壁越えられない、こんな急な長い坂を上れないかもしれないって思うこともたくさんあります。でも大人になった今、こんな新たな壁にチャレンジさせていただけることって、すごく幸せなことですし、その坂の先には強く輝き続ける先輩方がいらっしゃるので、どんなに時間がかかってもゆっくりでも上り続けたいなと思っています。結果が出るまで時間がかかるかもしれないし、私を推してくださる方々になかなか良い結果を伝えられないかもしれないけど、それでも一生懸命本気で頑張り続けたいと思えるものに出会うことができました。このステージに立てて本当に幸せです。頑張ってきてよかったなって心から思います。必死にもがきながらゆっくりゆっくり一歩ずつ進む12人をこれからもよろしくお願いいたします」

藤嶌果歩「配信をご覧のみなさん、会場にお越しいただいたみなさん、本当に今日はありがとうございます。北海道出身16歳の藤嶌果歩です。今回のおもてなし会をさせていただたくに当たって私の一番の課題はダンスで、ダンスは好きなんですけど、どうしてもちょっぴり苦手で。でも加入して最初の頃は「振り覚えが悪くて」って言って苦手なのをごまかしてたんですけど、最近はどんどんできない自分に嫌気がさしてきて「苦手なんです。無理なんです」ってネガティブな発言をすることもありました。でも、今日こうやって12人みんなで練習して積み上げたものを披露して、ダンスって楽しいな、パフォーマンスをするって楽しいなって心の底から思いました。こんなに楽しい気持ちになれたのも、幸せな気持ちになれたのも、つらい時に一緒にいてくれた12人がいたからだし、支えてくれたスタッフさんや、見守ってくださったおひさまのみなさん、みなさんのおかげでこうしてここに立つことができています。こんな素敵な12人とこれからも一緒に活動ができるんだなと思うと、あらためて私は本当に幸せ者だと思いますし、いろんな力でどんどんみなさんに恩返しできたらいいなと思います。もっともっと強くなって輝いていきたいです。これからもどうぞよろしくお願いします」

宮地すみれ「会場にお越しのみなさん、配信をご覧になっているみなさん、こんばんは。神奈川県出身、高校2年生17歳の宮地すみれです。私はこの虹の景色に背中を押されて、本当に日向坂46が大好きで、このオーディションに応募することを決めました。最初は受かるとは思ってなかったんですけど、ここまで来ることができて、こんな四期生のみんなと出会えて、おひさまのみなさんとこうして会うことができて、本当に奇跡みたいな幸せな毎日を送れています。この景色を見て、虹の景色、私が背中を押された景色を、このステージに立って見ているっていうことが本当に夢みたいです。私は日向坂からたくさん勇気や元気をもらってきたし、背中を押してもらいました。そんな日向坂46の力になれるようなアイドルに必ずなります。これから楽しいことだけじゃなくて大変なこともたくさんあると思うんですけど、みんなで手と手を取り合って、絶対に一生懸命頑張っていきたいです。これから宮地すみれ、そして日向坂46四期生のことをよろしくお願いします。本日はありがとうございました」

山下葉留花「会場に足を運んでくださってくださったみなさん、配信をご覧になってくださったみなさんありがとうございます。愛知県出身19歳の山下葉留花です。私は5年前の坂道合同オーディションで悔しい思いを抱いたまま、高校を卒業してそのまま就職をしました。今こうやって多くの方の前で日向坂46という名前を背負ってステージに立たせていただけていることが本当に夢のようです。もし、このオーディションに応募してなかったらこの横にいる11人に出会うことがなかったし、こうやって支えられて生きているって実感することもできなかったのかなって思います。私はオーディションで「日向坂46の素晴らしさを世界に届けたいです」と言わせていただいたんですけど、その言葉を有言実行するために、私は日向坂46にふさわしい人になれるよう前を向いて、先輩方の大きな背中を見て、私自身強くなります。助けられてこのステージに立たせていただけると思っているので、おひさまのみなさんにも感謝の気持ちを届けられるように、これから誠心誠意頑張ります。今日は本当にありがとうございました。応援よろしくお願いします」

渡辺莉奈「会場に足を運んでくださったみなさん、そして配信をご覧になってくださったみなさん、ありがとうございます。福岡県出身14歳の渡辺莉奈です。私は、このおもてなし会のリハの期間で支えてもらう大切さを知りました。いつも私は、つらいことや悩みごとがあってもひとりで解決しようと抱え込んだり、人前で絶対に泣かないようにしようって決めてたんですけど、どうしてもリハの期間で納得いかずうまく行かなかった時期がありまして、悔しくて涙があふれてしまったときに、四期生のみんなが駆け寄ってくれて親身に相談してくれて、こんなにも私を大切に思ってくれる人がいたんだなって、すごく助けられました。ある四期の子から「強がらなくていいんだよ。弱いところももっと見せていいんだよ」って言ってくれて。でも私は強い人間だと思ってたから、ふだん弱い自分を誰にも見られたくなくて隠していたんだなと思いました。自分の弱い姿をさらけ出せるようになった四期生の関係値はとても高くて、これから一生大切にしたいと思います。そして、支えてもらう大切さを知った私は、みなさんの心に寄り添えるような、支えになれるアイドルになりたいです。私の大好きな先輩たちに追いつけられるよう一生懸命頑張って参りますので、これからもどうぞよろしくお願いします。本日は本当にありがとうございました」

 本編最後に歌ったのは、日向坂46の定番曲「JOYFUL LOVE」。いつもの通りファンがサイリウムで作る『虹』を前に、この曲をきっかけに日向坂46のオーディションを受けたという宮地をセンターにして歌唱した。

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 アンコールでグッズのTシャツを身に着けて登場したメンバーたちは、ステージ上で日向坂46の円陣を披露。会場最後列まで届く地声で「空まで届け! ぽかぽかキュン! ひとりじゃない、仲間と共に高く跳べ! 日向坂46、ヒ!」と叫んだ。そして再び「ブルーベリー&ラズベリー」を披露。最後に、清水が同期を代表して「これから四期生たちは先輩方の大きな背中を見習って、謙虚さ、礼儀、感謝を忘れずに、どんどん先輩方のように成長していきたいと強く思っています。精一杯、四期生一同頑張っていきますので、これからもずっとずっと見守ってくださると嬉しいです。私達四期生は、おひさまのみなさんのことが大好きです!」と感謝を伝えた。

 そして本当の最後のおもてなしとして、「お見送り」をすることを発表。声出し解禁に続いて、まさかの対面でのお見送りをするという発表に、ファンは大歓声を上げた。ライブを終えたばかりのメンバーたちが、会場を出るファンをビニールシート越しに見送り、イベントは幕を閉じた。

 満員の幕張イベントホールで、初めてファンの声援を受けながら単独イベントを成功させた四期生たち。だが、先輩の一期生・二期生も「おもてなし会」の後にこうした期別の単独イベントを行っていない。四期生にとって最初で最後になるかもしれない今回のイベントは、同期との結束力を高めるとともに、先輩たちのパフォーマンスや楽曲を自分たちの手でイチから作り上げることのできる貴重な機会になった。4月1日・2日には、横浜スタジアムでグループのデビュー記念日ライブ「4回目のひな誕祭」が開催される。これまで全体ライブではスポットでの出演だった四期生たちが、この「おもてなし会」を経て、より本格的にグループの一員としてライブを作り上げていく姿を見るのが、今から楽しみだ。

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