2017.04.24 公開
Photo by 中島たくみ
私立恵比寿中学(略称:エビ中)が、リリースに先駆け全18カ所19公演に及ぶ全国春のホールワンマンツアー『私立恵比寿中学IDOL march HALLTOUR 2017~今、君とここにいる~』を、4月22日(土)オリンパスホール八王子よりスタートさせた。ワンマンコンサートとしては、昨年末全国ホールワンマンTOURとしては自身3度目の開催。
2月8日にメンバー松野莉奈(出席番号9番)の急逝という不幸に直面し、7人での活動が余儀なくされた彼女たちの新たな本格的始動と言うこともあり、いやがおうにも注目が集まる中でのツアー初日となった。
今月1日、急遽発表された4th full Album『エビクラシー』のリリース。今回のツアーは、そのタイトルの由来でもある「大正デモクラシー」の自由で民主化の進んだ“大正時代”の校舎の講堂が舞台。温かみのある木の質感で作られたどこか懐かしく、また大正浪漫が感じられるバラや格子柄があしらわれたセットがステージ上に組まれた。
いつものチャイムに続き、お馴染のSE「ebiture」が会場に鳴り響く。オープニングのInterlude(行進曲)にあわせて緞帳の幕が上がると、ステージ中央の踊り場には“私立恵比寿中学”の校旗を手にした真山りか(出席番号3番)がリズムに合わせて校旗をたなびかせる。
続いて残るメンバーも、講堂の階段を上手、下手に分かれて下りてくる。女子学生の象徴でもある制服が日本で生まれたと言われる、やはり大正時代の制服をモチーフとした衣装に身を包んだ彼女たちは、セットと相まって時代をタイムスリップしたかのよう。
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