12月19日、名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ・SKE48が、東京・中野サンプラザホールにて「SKE48 新世代コンサート2021」を開催した。本コンサートは、2016年11月にお披露目された8期生をはじめ、ドラフト3期生、9期生、10 期生が出演。若手メンバーのみによる大規模コンサートは今回が初となる。
【写真】『根も葉もRumor』×『UZA』、驚異のダンス対決を見せつけたSKE48(5枚)
ドラゴンエッグ×SKE48のコラボ発表。そして、10期研究生の全員昇格と11期生オーディションの開催決定など、嬉しいサプライズもあった今回のコンサート。冒頭では『overture』も一新され、登場の仕方を全員で悩んだというシーンは一人ずつスポットライトを浴びてキメ顔を披露。コンサートへの期待感を膨らませつつ、一曲目の『あの頃の君を見つけた』では、指の先まで揃ったしなやかな手の動きや、メリハリのついた手脚のキレが鋭いダンスなど、呼吸の合ったパフォーマンスに早くも魅了された。
そして、SKE48のライブに欠かせない熱量と、若手ならではの気迫に満ちたステージの空気感で行われたのが、対決形式のダンスパフォーマンスだった。出演メンバーを「カッコいい系」と「かわいい系」の4チームに分け、各48グループのシングル表題曲を交互に披露するという前半戦の見せ場のブロックだ。
『根も葉もRumor』のダンスシーン (C)2021 Zest,Inc. 画像 2/5
10期生の林美澪と9期生の青海ひな乃をきっかけに、メンバー同士が対立するという流れで始まったダンス対決。伝統の寸劇の要素を取り入れながら、林、野村実代を中心とした赤チームはAKB48の『根も葉もRumor』を、青海、赤堀君江の青チームは『UZA』をそれぞれパフォーマンス。どちらもAKB48の最高難易度のダンスナンバーだけに、あまりの激しさから野村の履いていたブーツは靴底が取れかける程だった。
今回のダンス対決を行うにあたり、振り入れも十分に行われたのかと思えば、後のMCでは2週間前に2時間で形にしたことが明かされた。8期生の倉島杏実は振りの完成度を上げるために、「この2週間、YouTubeで『根も葉もRumor』をずっと見てました。どこのファンよりも見てた気がします」と振り返った。また、ダンスメンバーへの選抜入りが予想外だったというドラフト3期生の大谷悠妃は、踊れる数値を『1Rumor』と表し、「サビの脚を上げる振り付けが人よりも『2Rumor』足りなかった」と話し、直前まで調整して挑んだという。