10月5日、名古屋・栄を拠点に活躍するアイドルグループ・SKE48が劇場デビューから13周年の節目を迎えた。これを記念してSKE48劇場にて「13周年SPトークショー ~ガイシホールで予定していた重大発表ここでします!SP ~」が行われ、青海ひな乃、松本慈子、江籠裕奈、古畑奈和、熊崎晴香、斉藤真木子、須田亜香里、林美澪の8名が劇場に登場した。
【写真】SKE48 デビュー13周年の節目に重大発表ぞくぞく(12枚)
SKE48「13周年SPトークショー」ライブパートの様子 (C)2021 Zest,Inc.
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SKE48「13周年SPトークショー」ライブパートの様子 (C)2021 Zest,Inc. 画像 3/12
SKE48「13周年SPトークショー」ライブパートの様子 (C)2021 Zest,Inc. 画像 4/12
トークショーはライブパートからスタート。『overture』が明け、新曲『あの頃の君を見つけた』のMV衣装で登場したメンバーたちは『SKE48』を披露。SKE48ならではの汗が飛び散る程のダンスパフォーマンスは普段以上に激しく、久しぶりに劇場のステージに立つからこその気迫を感じさせる。須田亜香里は「SKE48は無事に13周年を迎えることができました。これもみなさんの応援があったからこそ!」と喜びを噛み締めながら『バンザイVenus』、『1!2!3!4! ヨロシク!』を熱唱した。
「まさかトークショーで曲から始まるなんて思わなかったよね!?」とキャプテンの斉藤真木子が得意気な笑顔に、会場に集まったファンは拍手を送って応えた。声を出すことができなくても、劇場ならではの空気感や温かさは健在だ。昨年は3日間にわたり愛知県常滑市のAICHI SKY EXPOにて12周年記念のライブ「SKE48 12th Anniversary Fes 2020 ~12公演一挙披露祭~」を開催しており、アニバーサリー行事をSKE48劇場で行うのは2年ぶりとなる。劇場に集まれるメンバーの人数の制限はあるが、2期生から10期生までの幅広い世代のメンバーたちが代表で登場。中でもグループ最年少の研究生・林美澪も研究生公演で場数を積み堂々とした自己紹介を見せた。
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「次の曲が初披露されたとき、なんと私は0歳でした!!」と曲紹介と合わせて衝撃的な発言にどよめく劇場。「次歌うときどんな気持ちで歌えばいいの」と困惑する斉藤を横目に披露されたのは『チャイムはLOVE SONG』。先日出演した「TIF2021」でも披露したように、林と須田の最年少&最年長コンビがフロントを飾る。「この曲はSKE48らしく明るくて、元気で、私も大好きな曲です」と話す林。SKE48初のオリジナル公演である『手をつなぎながら』の初公演時に厳密にはまだ生まれていなかった訳だが、こうして楽曲を披露する姿に同曲が長く歌い継がれてきた事実と、13年という時間を実感する一場面だ。弾ける掛け声、突き上げる拳にメンバー同士の感情がぶつかり合うように、『恋を語る詩人になれなくて』を圧巻のパフォーマンスで見せつける。間奏のソロダンスではがむしゃらさの中に芯の通った林のダンスと、江籠のしなやかさのあるダンスとの対比が見ていて楽しい。
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二度目のMCでは「13周年ウィーク」で行なった期別のトークショーについて振り返り、「初期の映像が出てきてめっちゃ恥ずかしかったんですけど、『そんなに変わってないよ。でも、昔の方が滑舌が良かった』て言われました」と話す熊崎。今日も「13周年」を噛み噛みで喋るなど絶好調だ。対して林は一年半前の映像が公開されたようで、「本当にもう画面を見られなかったです。昔の自分を見てると、あの頃もっと頑張っておけば良かったと思うんです」と振り返りながら、「変わったんですよいい方に! 生まれ変わることができました」と成長ぶりをアピール。その光景を見て須田は「もう一つ成長ポイントを教えてあげようか?」と言い、公演のトーク中に客席にお尻を向けない立ち方をレクチャー。すかさず林も対応しトーク終盤には修正して見せた。
また、今回の出演メンバーでは中間の世代にあたるドラフト1期生の松本慈子は、自分たちのお披露目がナゴヤドーム(現バンテリンドーム ナゴヤ)だったことを振り返り、「自分たちはこんなにすごいステージに立たせてもらったんだと改めて思いました。その当時は入ったばっかりでナゴヤドームのすごさがちゃんと分からなくて、何年か活動していくうちに、あのステージに立つことは難しいことだったんだと感じました。先輩たちは本当にすごいなと思いました」とコメントすると、「いや、それ程でもないんだけどね。私も先輩たちに付いて行く身だったからね」と須田は謙遜した。そんな須田も、チームS公演に初めてアンダーで出演した映像を見た際に自身の振り忘れに驚いたという。
続々と決まる重大発表に驚くメンバーたち (C)2021 Zest,Inc. 画像 8/12
SKE48とクロミちゃんのコラボイラスト (C)2021 Zest,Inc. 画像 9/12
さて、ここからのブロックではリモートで参加するメンバーも加えて、9月に日本ガイシホールで予定されていたコンサートで発表予定だった事柄が一挙に明かされた。サンリオキャラクターのクロミちゃんとのコラボグッズ展開や、テレビ愛知での新冠番組の放送決定(2022年1月スタート予定)など盛り上がる中、須田亜香里と古畑奈和のソロLIVE開催が発表された。
須田は「Akari Suda sing with the guitar ~花車と六弦琴~」と題したLIVEを東京・渋谷のduo MUSIC EXCHANGEにて11月22日に開催する。「タイトルにもあるようにオールギターライブをやります」と弾き語りライブに挑戦することを明かした。
アコースティックギターを自ら購入し練習を重ねているという須田は、「今のご時世、みなさんライブで声を出すのを我慢しなくちゃいけないモヤモヤ感を抱えていると思うので、声を出さなくても満足できるものはなんだろう?、って考えたときに思いつき、じゃあ自分で弾けるようになろうと思って」と理由を述べ、「新しいことに挑戦したいという思いもありまして、30歳を迎えた節目として楽しんでください」と意気込んだ。