2021.09.06 公開
【ライブレポート】まねきケチャ、6周年記念の有観客ワンマンライブ開催

まねきケチャ結成6周年記念公演『6周年だよ!まねきケチャ』の様子 Photo by イシハラタイチ  画像 1/14

【ライブレポート】まねきケチャ、6周年記念の有観客ワンマンライブ開催まねきケチャ結成6周年記念公演『6周年だよ!まねきケチャ』の様子 Photo by イシハラタイチ  画像 12/14 【ライブレポート】まねきケチャ、6周年記念の有観客ワンマンライブ開催まねきケチャ結成6周年記念公演『6周年だよ!まねきケチャ』の様子 Photo by イシハラタイチ  画像 13/14
本編のラストソングを前にしたMC、メンバーは胸の内を吐露した。「ライブができること、6周年を迎えられること、当たり前が当たり前じゃない世の中となっている」と語りはじめた宮内。「毎年、武道館の次のステップに行くために、必死に、がむしゃらにがんばってきた」と6年の歩みを振り返る。松下は「上の人から敷かれたレールを走るだけじゃなく、自分たちでどうしたらもっと上にいけるかとか、みんなに飽きられないようにするにはどうしたらいいか考えることがすごく増えて」と涙ながらに語りながらも「私ははじめてアイドルをしたのがまねきケチャで、6年間続けてこられてよかったです」とファンへの感謝を口にした。中川は「やりたいことをいろいろできたライブだったなと思う」と公演を振り返りながら「まだやりたかったことは何個かあるんだけど、一番は声を出せたらよかったんだけどね。それはもうちょっとでできる、できるといいなって思います」とリーダーとしての想いを口にしてMCを締めくくると、5人はラストソング『きみわずらい』へ。千を優に超えるステージで歌われてきた同曲、大サビでは無数のバルーンがホールへと降り注いだが、まるでそれはこれまでまねきケチャとファンがこの6年、一つ一つの公演で作り上げてきた思い出が形を取って降り注いだかのようだった。


無言ながら熱のこもったアンコールの拍手に応えてステージに戻った5人はここでも新曲、『めんどくせー』を披露。曲名とは裏腹に底抜けにキャッチーなサウンドのこの曲の見せ場は縦横に身体を使ったダンス。曲を終えて「振りはかわいいけど、激しくて、『冗談じゃないね』並みに疲れる」「『冗談』を超えました」と語り合ったメンバーだったが、続けてアンコールのラストに披露したのはその『冗談じゃないね』。ミックスとコールに渦巻いたコロナ禍以前のライブではオープニングソングとして武道館をはじめとする各公演で歌われた同曲。歌に軸を置いた楽曲主義の本編とは異なる、エネルギッシュな2曲を駆け抜けるように披露してまねきケチャはステージを後にした。

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6周年を記念したこの公演はパフォーマンス時間にしておよそ2時間、その中に新曲3曲・メドレーを含む全18曲を詰め込んだセットリストは発声のできない今のライブ環境下でどうしたら一番楽しんでもらえるか、グループからファンへの想いがにじんだものだった。この夜のライブは『冗談じゃないね』によって幕を閉じたかにみえるが、その曲は彼女たちにとって終わりではなくはじまりなのだろう。まねきケチャの7年目を走りきるまで、武道館の残像を追い越すまで、そしてオーディエンスとファンが一緒に声を上げてライブを満喫できる日まで、私たちは歌い踊り続けるという覚悟を、こうしてまねきケチャは見せてくれたのだから。

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