2021.06.20 公開

櫻坂46『BACKS LIVE!!』photo by 上山陽介  画像 1/22

MCでは松田を中心に進行。ダンストラックにはメンバーのアイデアも積極的に盛り込まれていることを明かしつつ、「私たちの集大成をお見せしたい」と力強く告げた。その後、幸阪茉里乃がセンターを務める「Microscope」でライブを再開すると、ステージ上のメンバーは弾けるような笑顔で多幸感あふれる空間を作り上げる。一方、「偶然の答え」ではメンバーの1人ひとりが楽曲の持つ切なさを歌やダンスで見事に演出。中でもセンターの関有美子から発せられる憂いに満ちた表情には目を見張るものがあったのではないだろうか。また、「君と僕と洗濯物」では渡辺梨加のキュートな歌と仕草を中心に、会場に柔らかな空気を充満させていく。連続した世界観を数珠繋ぎに作り出すのではなく、曲ごとにテーマの異なる物語を繰り出す多彩さこそ櫻坂46の魅力ではないかと、改めてこの日のパフォーマンスを目の当たりにして強く実感させられた。

櫻坂46・井上梨名、原田葵、松田里奈らフォーメーション3列目メンバーによるライブ『BACKS LIVE!!』終幕!櫻坂46『BACKS LIVE!!』photo by 上山陽介  画像 6/22 櫻坂46・井上梨名、原田葵、松田里奈らフォーメーション3列目メンバーによるライブ『BACKS LIVE!!』終幕!櫻坂46『BACKS LIVE!!』photo by 上山陽介  画像 9/22 櫻坂46・井上梨名、原田葵、松田里奈らフォーメーション3列目メンバーによるライブ『BACKS LIVE!!』終幕!櫻坂46『BACKS LIVE!!』photo by 上山陽介  画像 10/22 櫻坂46・井上梨名、原田葵、松田里奈らフォーメーション3列目メンバーによるライブ『BACKS LIVE!!』終幕!櫻坂46『BACKS LIVE!!』photo by 上山陽介  画像 11/22

二度目のMCパートでは休養中の尾関にエールを送るため、武元唯衣の呼びかけに会場中が尾関カラーの黄色+白のペンライトで埋め尽くされる場面も。MC後にはメンバーの内に秘めた思いが語られた映像が流され、彼女たちが櫻坂46にとってかけがえのない存在になるための決意が改めて伝えられる。その後、本日二度目のダンストラックにて個を活かしたダンスを展開すると、センター守屋麗奈のキュンとするセリフをフィーチャーした「ブルームーンキス」へ。また、上村莉菜をセンターに据えた「最終の地下鉄に乗って」では、フォーキーなサウンドで温かい空気を作り上げる。そのノリを引き継ぐように「思ったよりも寂しくない」へ突入すると、センター守屋茜によるラップやメンバー全員によるシンガロングも手伝い、楽曲が持つ祝祭感が会場全体を包み込んだ。

齋藤冬優花、守屋茜、遠藤光莉、大沼晶保、幸阪茉里乃、増本綺良によるMCパートでは、2期生の4人が1期生の齋藤、守屋に手紙を送るサプライズを用意。思わず涙腺を緩ませる齋藤と守屋だったが、実は1期生の2人からも2期生4人への手紙を読み上げる逆サプライズも飛び出し、それぞれの手紙からメンバー間の信頼関係の強さを改めて感じることができた。

櫻坂46・井上梨名、原田葵、松田里奈らフォーメーション3列目メンバーによるライブ『BACKS LIVE!!』終幕!櫻坂46『BACKS LIVE!!』photo by 上山陽介  画像 12/22 櫻坂46・井上梨名、原田葵、松田里奈らフォーメーション3列目メンバーによるライブ『BACKS LIVE!!』終幕!櫻坂46『BACKS LIVE!!』photo by 上山陽介  画像 13/22 櫻坂46・井上梨名、原田葵、松田里奈らフォーメーション3列目メンバーによるライブ『BACKS LIVE!!』終幕!櫻坂46『BACKS LIVE!!』photo by 上山陽介  画像 14/22 櫻坂46・井上梨名、原田葵、松田里奈らフォーメーション3列目メンバーによるライブ『BACKS LIVE!!』終幕!櫻坂46『BACKS LIVE!!』photo by 上山陽介  画像 15/22

ライブもいよいよ佳境に入ると、メンバーはスティックバルーンを使ったリズム遊びで観客と再び一体感を高めていく。ここから土生瑞穂をセンターに据えたディスコナンバー「それが愛なのね」、大園玲センターのアップチューン「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」でステージ上の熱量はさらにヒートアップ。特に後者ではMV同様に糸を使ったパフォーマンスが目の前で繰り広げられ、オーディエンスを大いに沸かせた。その盛り上がりは、「Buddies」でクライマックスへ到達。センター増本綺良を中心に、メンバーは今日を待ちわびたファンとの強い絆を確かめるようにポジティブな歌とダンスを届けた。

ついに最後の1曲。メンバーが現在の心境を吐露する中、最後に武元唯衣が「これ以上悔しい思いはしたくない。もう自分からは逃げない! 私は今日ここで生まれ変わります!」と独白すると、そのまま最新シングル表題曲「BAN」へ突入する。武元がセンターに立つこの曲では、全員が鬼気迫る表情で圧巻のパフォーマンスを叩きつける。桜吹雪が舞う中、一糸乱れぬダンスで個々のスキルの高さと存在感の強さを見事に証明してみせ、力強くライブ本編を締めくくった。

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