HKT48の拠点・福岡の北九州ソレイユホールにて、約1年4カ月ぶりとなるコンサートが開催された。本公演は、福岡県に発令された緊急事態宣言に伴う「収容人数50%」等のイベント開催要請や政府が定める感染症対策ガイドラインに従い、来場者は会場収容人数2008名に対し半数以下の830名(SOLDOUT)、入場時に検温・手指消毒、またフェイスシールドを着用し、有観客にて開催された。
【写真】卒業式をセルフプロデュースしたHKT48・1期生 森保まどか(11枚)
1曲目は「転がる石になれ」からスタート。3曲目のライブチューン「ぶっ倒れるまで」では今月、HKT48に復帰した宮脇咲良と矢吹奈子が登場した。2018年12月以来のコンサート出演となった二人。お客様からの大きな拍手の中、メンバーの「おかえり」の声で迎えられると、矢吹は「こうやってファンの方に会えて本当に嬉しいです」と笑顔を見せるも、宮脇は「まだ2曲しか出てないんですけど、ちょっと体力落ちたなって...」と息切れしつつ苦笑い。まわりのメンバーから一斉に「ウソでしょ!?」と 笑いが起きていた。
HKT48森保まどか卒業式(C)Mercury 画像 2/11
HKT48森保まどか卒業式(C)Mercury 画像 3/11
公演中盤には、今回のために練習を重ねた和太鼓のパフォーマンスや、ダンスユニット・Lit charm (リットチャーム)の「汚れている真実」で、熊沢世莉奈と上野遥がアクロバットを披露。矢吹と田中美久の“なこみく”コンビで 「生意気リップス」も久しぶりにパフォーマンスし、会場を盛り上げた。
そして迎えた夜公演。セットリストや演出など、森保自身が考案した<卒業式>は、森保が演奏する美しいピアノの音色で幕を開けた。森保は「まずは無事に開催できたことに感謝したいです」と話し、“なつまど”として、コンビで活動することが多かった松岡菜摘は、開演直前に森保に呼ばれ、手を握って「頑張ろうね」と声をかけられたエピソードを明かし、さっそく涙ぐむ一幕も。
なぜか聞いていた田中美久が号泣する展開に笑いも起こり、松岡は「最後まで涙もありつつ、笑いもありつつ、楽しく見送っていけたら」と話していた。 7曲目からのユニット楽曲では、森保が全曲出演。所属するビジュアルユニット・Chou(シュー)の「キスの花びら」や、松岡とこれまで何度も一緒に歌い上げてきた「てもでもの涙」などを披露した。