2021.04.16 公開
【ライブレポート】エビ中・真山りか、待望のバースデーライブを開催!!!ファンを惑わせる18曲を披露。

私立恵比寿中学・真山りか(※提供写真)  画像 1/4

会場が盛り上がっている間に買い出しを終えた三沢が戻り落ち着きを取り戻すと、椎名林檎「ありあまる富」、フジファブリック「虹」を披露。続いてラッパー・さなりによる提供曲「結ばれた想い」を、原曲の青春感溢れるフロウはそのままにアップテンポなスペシャルアレンジで新しい解釈を魅せた。

三沢を送り出し、終盤に差し掛かるとソロデビュー曲のカップリングとしてリリースされた北川勝利による名バラード「蜃気楼」をスケール感たっぷりに歌唱、

最新アルバム「playlist」に収録されている真山がフィーチャーされたマカロニえんぴつによるラブソング「愛のレンタル」でテンションを高めると、エビ中ライブ鉄板曲「HOT UP!!!」に雪崩れ込みライブムードを作り出す。

本編最後に用意されていたのは、先日悪性リンパ腫からの寛解が発表されたばかりのメンバー・安本彩花の復帰を待つ時期に披露された、「イエローライト」。エビ中と最も多くの作品数と時間を共にしてきた、たむらぱんによる一曲は、今困難を迎えている全ての人にも通じるような“時に立ち止まってもいい”と寄り添ってくれる、優しい応援歌だ。

メンバーソロとしては初めてとなるバージョンでファンにとっても今もっとも大切な楽曲を丁寧に、エモーショナルに歌い切った真山はそっとソファに佇む。

無音の会場でそっと歌い始めたのはクリープハイプ・尾崎世界観から贈られた「蛍の光」。2nd fullAlbum『金八』でも当日の幼さそのままに一発録りで収められ、ライブでも披露されることが稀な一曲をまもなく新メンバーを迎えるグループとしてもターニングポイントとなるフェーズに初期メンバーの真山が語りかけるように歌う姿はこの日もっとも説得力のある、印象的なシーンとなった。

「もう電気を消しておやすみなさい。いかなくちゃ」という歌詞と共に本編中点灯していた照明を自らの手で消すと、無言で会場を後に。

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