MCでは、「走り出す瞬間」をリリースした当時の東名阪ツアーの思い出を一期生たちが語り合った。潮紗理菜が「記念すべき日に懐かしい服を着れてテンションが上がった」と言う一方、当時は休業していた影山優佳は「まさかの今日、初めてこの衣装を着ました」と笑顔で語った。
次は二期生、一期生の楽曲を一曲ずつ披露。二期生が初めてもらった曲「半分の記憶」では、イントロ部分で「2」を描く振り付けが今回の2周年ライブにぴったりだった。一期生にとって思い入れが強い「永遠の白線」では、卒業した3人を含む12人分のポーズをラストで決め、けやき坂46の歴史を思い出させてくれた。
そして今度は二期生がMCを担当。けやき坂46初期のハーネス衣装を、そらいろの生地で作り直した新衣装で登場した。河田陽菜はこの衣装について「ランドセルっぽくて、小学生以来の気持ちを思い出して」と言って他のメンバーを笑わせていた。丹生明里は日向坂46としての2年間を振り返り、「楽しい楽しい2年間でした。来年も楽しいが更新できたらいいなと思います」と特大の笑顔で語った。
ここからは、グループのパフォーマンス力を存分に見せる楽曲のラッシュ。「こんなに好きになっちゃっていいの?」では、マルチカメラ映像でそれぞれのメンバー達の表情がじっくり映し出された。「キツネ」「My fans」を立て続けに披露。日向坂46の持ち歌の中でもテンションが高いアップテンポな曲で、会場の熱を上げた。
アルバム「走り出す瞬間」のリード曲「期待していない自分」では、センターの佐々木美玲が渾身のダッシュを見せる。さらに「NO WAR in the future 2020」では、メンバー達が自撮り棒を持って映像配信。スマホに向かって次々とポーズを決め、いつもとは一味違うパフォーマンスを見せた。
曲を歌い終えた佐々木久美は、「楽しいね!こんなにも違うんですね、おひさまの力ってすごいね」と思わず漏らす。そして、配信を楽しむファンが映し出されたLEDモニターと、会場の客席をバックに、ファン人気の高い応援ソング「青春の馬」を披露する。
ここで、2周年に寄せたファンの声がARによって映し出された。「皆さんが頑張っている姿を見て僕も頑張れます。いつまでも輝き続けてください。」「僕たち「おひさま」の「ひなた」になってくれてありがとう」など、温かいメッセージが並んだ。