再びダンストラックがかかり、メンバー達が見守る中、アクロバットを得意とする東村芽依がハンドスプリングを成功させる。続く「ドレミソラシド」では、2019年の「レコード大賞」でも話題になったオーケストラの振り付けを披露した。曲の後半では、ステージと客席を仕切っていた巨大LEDモニターがリフトアップされ、メンバーとファンが対面。丹生明里や松田好花、加藤史帆、高本彩花ら多くのメンバーが、感極まって涙を溢れさせながら歌唱した。
冒頭から一気に突っ走ってきたメンバーは、ここで初めてMCに移る。キャプテンの佐々木久美が「ついに、ライブ会場におひさまが来てくれましたー!」「今日は日向坂46、2歳の誕生日です!」と元気に挨拶。まだ号泣していた高本彩花は、声を震わせながら「(ファンを)いざ目の前にしたら涙が止まらなくて、ずっとこの日を求めてたんだなと思いました。ほんとに幸せです」と語った。
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ここで新三期生の3人(騠橋未来虹、森本茉莉、山口陽世)だけステージに残り、MCを続ける。昨年2月にグループに配属された新三期生は、ファンの前に立つのはこれが初めて。騠橋は「ステージに上ったら、ペンライトが一面に広がっててすごくきれいで、感動しました」と語った。そして、日向坂46に配属されることが決まった当時を振り返り、森本は「配属を聞いて、みんなで泣いたよね、集まって。3人で、嬉しいねって」と明かし、山口は「私はほんとに日向坂46が大好きで、入れて嬉しいです」と話した。
続いてけやき坂46時代の懐かしい衣装で先輩メンバー達が登場。「皆さん、懐かしいあの曲、聴きたいですよね!?」という加藤のあおりをきっかけに、過去の名曲が次々と披露された。
まずはけやき坂46としてリリースしたアルバム「走り出す瞬間」の収録曲「ひらがなで恋したい」。メンバーたちは「はい、はい!」と元気に声を上げながら会場に散らばって踊った。さらに、初期の一期生曲「僕たちは付き合っている」を青春感たっぷりに歌った。
そして、多くのメンバーがフェイバリットに挙げる隠れた名曲「抱きしめてやる」を歌唱し、感情の乗った激しいダンスを見せた。次の曲は一転してミディアムテンポの暖かな曲「君に話しておきたいこと」。ARの花が咲き誇る華やかな演出も加えられた。この2曲はともに欅坂46の8thシングルのカップリング曲で、日向坂46としても、2019年以来歌う機会がなかった貴重な楽曲だ。
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