続くMCでは、坂本が開演するまで震えるほどに緊張していたことを明かし、「ステージに立った瞬間に皆さんが暖かい目で迎えてくれて、緊張せずに楽しんでいます。ありがとうございます!」と笑顔を届けた。上村も「ティーンズユニット6名、これからどんな活動が待っているのか詳しいことは分かりませんが、6人で頑張っていきたいなって思ってます。これからも応援よろしくお願いします!」と続けた。
セットリストは終盤。当時の若手メンバーで構成されたユニット曲『制服を脱ぎたくなって来た』を6人で歌い上げる。「みなさん最後の曲ですよ!もっと盛り上がれますよね?たくさん思い出を作りましょう!」と浅井の煽りに呼応するように、『あっという間の少女』を全力で披露するメンバーたち。お揃いのピンクの衣装をたなびかせながら、春の芽吹きを感じさせる多幸感に溢れるパフォーマンスでボトムラインに春を連れてきた。
「ティーンズユニットお披露目LIVE 未来は少女たちの手の中」より (C)2021 Zest,Inc. 画像 4/10
本編は終了し、会場のファンの手拍子と共に起こったアンコールに促されるように再び集った6人は、『僕らの風』でステージを明るく華やかに盛り上げる。手に持ったタンバリンを大きく振り回しながら、刻まれるステップが心地良い。さらに、会場のファンへクラップを促し、『初恋の踏切』を爽やかに歌い上げた。
坂本は「今日はライブをすることができて本当に幸せです。これからも成長していく私たちを見守っていてください」と曲中に感謝のメッセージをファンへと伝えた。最後の楽曲『未来の扉』を披露し、ティーンズユニットのライブは幕を下ろした。
筆者の個人的な話ではあるが、通学中の自転車を漕ぎながら聴いたり、口ずさんだ楽曲がふんだんに詰まったセットリストだった。これらの楽曲がリリースされた頃は6人はまだSKE48ではなかった。だが当時のオリジナルメンバーが十代で声をCDに刻んだように、6人のメンバーもまた十代の声を歌に乗せて届けた。懐かしさ、というよりも今のSKE48を構成しているメンバーたちが披露するからこその新鮮さを感じるライブだった。
松井珠理奈、高柳明音の卒業を控え、この春大きな変革の季節を迎えるSKE48。今を託された彼女たちが次なる『革命の丘』を駆け上がる姿を見届けたい。
【メンバーコメント】坂本真凛 (C)2021 Zest,Inc. 画像 5/10
<坂本真凛>
すごく緊張していたんですけど、ステージに立ったら暖かい拍手やサイリウムで応援してくださり、こうやって「ティーンズユニット」に入れたこともファンの方はもちろん、メンバーやスタッフさん、家族などいろんな人に支えられてライブができているんだなって思うとすごく幸せな時間でした。
この「ティーンズユニット」の楽曲をもらうだけじゃなくて、もっともっと活躍の場を広げていけるように、「ティーンズユニット」が最高だなって思ってもらえるように、皆さんを楽しませていきますので、これからも応援よろしくお願いします!
末永桜花 (C)2021 Zest,Inc. 画像 6/10
<末永桜花>
例年と比べるとファンの方と一緒に素敵な会場で盛り上がることがなかなか無かったんですけど、今日久しぶりにこんなにたくさんの方の前でライブができてとってもとっても楽しかったです。張り切りすぎて3月なのに8月の野外ライブ並みの汗をかいてしまったので、この汗を皆さんと共有することができてすごく嬉しかったです。「ティーンズユニット」はもちろんなんですけど、SKE48から離れないでいてくれたら嬉しいです!