12月14日、大阪・オリックス劇場にて『NMB48村瀬紗英 卒業コンサート 〜Happy Saepy Ending〜』が開催された。
2011年にNMB48第2期研究生となり、翌年チームMに入ったことで正式メンバーとなった村瀬。以来、アップカミングなメンバーによるユニット 「難波鉄砲隊」の選抜メンバー入りや、吉田朱里、太田夢莉、渋谷凪咲の女子力選抜メンバーによるカルテット「Queentet」を結成するなど、常に話題の中心にた。一方、74万人のフォロワーを抱えるファッションアプリ『WEAR』での発信や、アパレルブランド『ANDGEEBEE』をプロデュースするなど、ファッションアイコンとしても活躍し、圧倒的な存在感でチームをけん引してきた。
【写真】NMB48 村瀬紗英、「このグループに入れて幸せでした」涙と笑顔で魅せた卒業コンサート(5枚)
『NMB48村瀬紗英 卒業コンサート 〜Happy Saepy Ending〜』(C)NMB48 画像 2/5
この日行われた卒業コンサートでは、現役メンバーはもちろん、中盤のユニットコーナーでは卒業生の谷川愛梨、三田麻央、矢倉楓子がゲスト出演し、会場を沸かせた。コンサートの様子はオンライン生配信もされ、新YNNではすゑひろがりずが実況を担当。コンサート冒頭ではステージに登場し、「さえぴぃの門出を応援しましょう!」と卒業を寿ぎました。アンコールで歌唱した『たんぽぽの決心』の途中には、ファンとメンバーから寄せられたメッセージで作った特大のメッセージパネルを贈るサプライズ企画もあり、笑顔と涙で卒業コンサートを彩った。
卒業コンサートは村瀬の初のソロ曲『イミフ』からスタート。前半は、2016年にチームMで選抜入りした『甘噛み姫』や2019年の『NMB48 LIVE TOUR 2019 〜NAMBA祭〜』で話題沸騰となった『わるぴぃ (わるきー)』、鵜野みずき、東由紀の同期での『ハート型ウイルス』など、思い出の楽曲を次々と披露した。2015年に放映された日韓同時放送の公開オーディション番組『PRODUCE48』のオーディションに参加した当時を振り返るVTRでは「オーディションに参加することで、自分のやりたいことに挑戦しようという気持ちにもなったし、自分をアピールすることで自信が持てるようになりました」と語る村瀬。そしてAKB48・後藤萌咲とWセンターを担った『わかりやすくてゴメン』を、同オーディションに参加した白間美瑠、加藤夕夏とともに歌唱した。
『NMB48村瀬紗英 卒業コンサート 〜Happy Saepy Ending〜』(C)NMB48 画像 3/5
『心の端のソファー』で卒業生ゲストの谷川と三田が登場。曲中では「紗英ちゃん卒業おめでとう! 今日は呼んでくれてありがとう。ふたりで迎えに来たで〜」とメッセージ、バックスクリーンには3人の写真も映し出さた。Queentetのコンサートで行っていた『なぎさえラジオ』も復活、『涙売りの少女』や『残念少女』を選曲した理由などを明かした。2017年の『AKB48グループ ユニットじゃんけん大会2017』で矢倉楓子と の「ふうさえ」で決勝まで勝ち抜いた映像がエポックメイキングとして紹介され、ステージでは矢倉との最強コンビで『あばたもえくぼもふくわうち』をパフォーマンス。『みなさんもご一緒に』から始まったクライマックスでも“ムラセンス”が光る楽曲を次々と歌唱し、本編最後は「私の初選抜曲、聴いてください!」と添えて『高嶺の林檎』デ締めくくった。
アンコールではスノークリスタルなロングドレスで登場した村瀬。「今になってやっと、卒業することを肌で感じています」と心境を語った。コロナ禍で迎えた卒業コンサート、開催できたことを感謝し、「今日も気持ちの面でも支えてくださった皆さんの愛を感じて、胸がいっぱいです」と感極まった表情を浮かべた。「私は2期生の初日公演は一番後ろの一番端っこで踊っていたし、初めて選抜メンバーに選ばれるまで4年かかったけど、 今の自分に自信が持てるようになったのは、そばにいてくれる皆さんがいたからです。これから次の人生でもっともっと活躍していけるよう、まだまだ楽しませるので、これからもずっと私のそばにいてください」と気持ちを語った。
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