――レッスンではどんなことを伝えましたか?
毎日のレッスンは先生に任せていましたが、ここ数日は衣裳の事もあったし、家にあるものをかき集めたりしていました。昨日は1日、自分の仕事が詰まっていたので、その合間に7期のレッスンを見て、自分が言えることは伝えようと。私は、ダンススキルとか歌のスキルに自信がなくて、そこは先生たちが教えてくれることなので、アイドル力を伝えようと思って。私が10年間で身に着けた事とか、感じた事は大事だなと思って。自分は悔しかったり、辛かったけど、振り返れば大事だなと思ったことを全部詰め込みました。それはポジション争いだとか。結構わかりやすく3トップだったと思 うのですが、みんなに甘えてセンターをさせない。センターを取りあってほしいなと思いました。
――7期生の意識が変わった、成長を感じられた部分はどこでしたか?
公演が始まる前に公演メンバーのオーディションをしますと言って。それまで10周年のコンサートでもリハを見ていて、全然できないなと思っていた のですが、そのオーディションをするとなった時、みんなセンターへの思いが強いので覚醒していましたね。
――最後に、後輩のみんなに一番伝えたいことを教えてください。
劇場って本当に原点だと思うんです。私もここ数年は外でいろんなお仕事をさせてもらいながら、やっぱり劇場に帰ってくるとその時の自分がわか るというか。今、自分はダメやなってわかるのも劇場だし、今日の自分はいいなと思うのも劇場。トークでこういうところがダメだなって反省するのもそうですし、ホームである劇場をすごく大事にしてほしいです。
私はここ半年、コロナ禍で全く劇場公演ができなかったので、それもすごく寂しかったので。7期生公演は出演者7人とコロナ仕様になっているのですが、多分、劇場公演の回数は7期生がいっぱいやってくれると思うので、毎回成長する場になってほしいです。 最後に『夢に色がない理由』を選んだのも、私は叶えたい夢を口に出して、ファンの皆さんに伝えるようになってから夢が叶ったんです。それは「 前で言った」というプレッシャーをかけることで、叶えようと何かしら行動を起こすから。だから、絶対に夢を口に出す場を設けています。 今日の『夢に色がない理由』の間奏では黒田楓和ちゃんが言いましたが、毎回、メンバーを変えていくようにしています。みんながその日感じた事 でも、その時の夢でも、何か口に出すと、言ったということが残るので。それを感じ取ってほしくて、この公演の最後はあの曲にしました。
みんながアイドルを通して、次の夢を見つけてほしいし、全力のアイドルをここで貫いてほしいと思います。