「夢莉ちゃんが帰ってきてくれましたー!」と吉田。「奇跡的に私のうちわを持ってくださっている方もいて嬉しい。でも久しぶりという感じがしない」と 太田、4人とも"通常モード”で大はしゃぎだ。
そんな中、渋谷が神妙な顔つきで「お知らせがあります点」と切り出すが、11月10日(火)にQueentetのムック本をビューティー版、ファッション 版と2冊同時に発売することが決定したという嬉しいニュース。「Queentetはこれからも皆さんに喜んでもらえるような活動をしたいと思っています。 これからも私たちに期待してください!」と吉田、今後が楽しみな一言も飛び出した。
木下百花が在籍中に脚本・演出を手掛けて話題を呼んだ「百合劇場」も登場。水田詩織や石塚朱莉、安部若菜らチームMの現役メンバー に加えて、卒業生もステージに。谷川愛梨、川上礼奈、三田麻央、高野祐衣、そして木下が現れるたびに、会場から驚いたような歓声と大き な拍手が沸き起こる。「百合劇場」ではコメディチックな学園ドラマを展開し、その流れで『みなさんもご一緒に』を出演者で歌唱。「11年目もが むしゃらにいったるけん!」と水田の口上もあった。
NMB48『NMB48 10th Anniversary LIVE 〜心をひとつに、One for all,All for one〜』 画像 6/11
NMB48『NMB48 10th Anniversary LIVE 〜心をひとつに、One for all,All for one〜』 画像 7/11
『らしくない』では矢倉楓子が白間とWセンターで、『ハートの独占権』では9月に卒業を発表した山田寿々が姉で元メンバーの菜々と姉妹デュ オを。また、2013年に初出場を果たした『第64回NHK紅白歌合戦』で披露した『カモネギックス』や、初のオリジナル公演『NMB48 Team N 3rd stage 「ここにだって天使はいる」』の公演楽曲『青い月が見てるから』では当時の衣装でパフォーマンスと、なつかしさがこみ上げる一幕も あった。
以降も続々と卒業生が登場。なかでも『青春のラップタイム』で白間に促され山本彩がステージに現われると、客席のサイリウムが激しく揺れ、会 場は大きな拍手に包まれた。山本は、全員を引き連れて花道へ。間奏では新旧メンバーと円陣を組むなどして、会場を一つにしていく。
MCで感想を尋ねられた山本彩は「半端なく緊張しました。久しぶりだし、こうやってみんなと歌うのは2年ぶりで、しかも大阪城ホールという大き いところだから震えていました」と心境を明かす。だが、その後の吉田、白間、小嶋とのトークではリラックスした雰囲気に。その一方で今度は小嶋 が緊張した面持ちに。「いろいろ拝見していますが、キャプテンを任せてよかったなと思います」と山本彩からのエールに笑顔を見せた。
「今日のユニットを見ていても、よりカラーが濃くなったっと思う。SNSでも情報が入って来るし、辞めた後も目が離せないくらい情報が入るので楽 しい」と山本彩、今もNMB48に注目しているという。そして「10周年ということで、そこには私が知らない2年間があって。その2年間もしっかり自 分たちの時間を作り上げていて。10年という月日の長さとか、濃さを感じて、皆さんが続けてくれてすごく嬉しいです」と同期や後輩の活躍をたた えた。
「ここからは皆さんの大好きな曲ですよ〜」と渋谷の呼びかけで始まった『ナギイチ』からラストスパートへ。『僕らのユリイカ』、『北川謙二』と代表 曲を立て続けに披露し、本編の最後は23枚目のシングル『だってだってだって』で締めた。
アンコールの間は、NMB48が出演する551蓬莱のCMを放映。24枚目のシングル『恋なんかNo thank you!』のカップリング曲『アイラブ豚ま ん』が551蓬莱のタイアップ曲にり、CMは10月25日(日)からオンエアされる。
そしてアンコールの1曲目は、11月18日(水)にリリースされる24枚目のシングルで、吉田朱里が初めてのセンターを務める新曲『恋なんかNo thank you!』を初披露。続けて、「この曲は卒業生も一緒に歌いたい」とリリース当時から全員参加して歌っている『三日月の背中』を。ここで は市川美織も登場して会場を盛り上げ、現役生、卒業全員で歌い上げた。
歌唱後に市川は「しれっといました! 裏でYNNの配信をしていたのですが、ステージにも来ちゃいました!」と挨拶。『恋なんかNo thank you!』を初披露した吉田は「MVなども公開されて、もう思い残すことはないので、皆さん一杯チェックしてください!」と嬉しそうに話した。
最後に、10月10日にNMB48の卒業を発表した村瀬紗英が12月14日(月)に大阪・オリックス劇場で卒業コンサートを開催することを発表。 「嬉しいです。卒コンをするのは夢だったから、楽しみにしてくれたら」と村瀬、深々と頭を下げた。
NMB48『NMB48 10th Anniversary LIVE 〜心をひとつに、One for all,All for one〜』 画像 8/11
NMB48『NMB48 10th Anniversary LIVE 〜心をひとつに、One for all,All for one〜』 画像 9/11
「10周年コンサート、濃い、エモいコンサートができたのではないでしょうか。この困難の中、絶対にやるぞと動いてくださったスタッフ、関係者の皆 さん、そして会場に足を運んでくださったり、配信を見てくださったファンの皆様、いつもありがとうございます」と切り出す小嶋。
「10周年に京セラドームで公演するという夢を叶えることはできませんでした。そしてさらに、劇場公演や握手会という今まで当たり前だった日常 がぱっとなくなってしまって、心が折れかけたこともありました。でも、去年の9周年ライブでお伝えしたように、逃げ出したくなるくらい大きな壁が立ち はだかっても、仲間たちと手を伸ばし続けるといったように、思うようにいかなくても、メンバー、スタッフの皆さんと一緒に今できることは何かと試行 錯誤しながら、新しいことにも挑戦して、常にこの期間でも進んでいたと私は思います。NMB48はチャンスが来るのを待つのではなく、自分で チャンスを作って掴んでいるなって、それがNMB48だと改めて思わされました。だからどんなに時間がかかっても、絶対に必ず京セラドームに立って みせます!」と力強く語った。続けて「7期生という新しい仲間も増えて、NMB48はまた新しいスタートをきりますが、どの時代を切り取っても 『NMB48は最高のグループ』と言われるように頑張ります!」と高らかに宣言した。
NMB48『NMB48 10th Anniversary LIVE 〜心をひとつに、One for all,All for one〜』 画像 10/11
いよいよクライマックス、『365日の紙飛行機』に続いて、「ラストは笑っていこう!」という白間の掛け声から『ワロタピーポー』を。メンバーは会場 いっぱいに広がり、とびっきりの笑顔を届けた。そして「NMB48 10周年ライブにお越しいただき、本当にありがとうございました!」と白間の元気 な挨拶で、全35曲からなる記念すべき10周年のステージを完遂した。
