名古屋・栄を拠点に活動するユニット「カミングフレーバー」が、Zoomを利用したオンライン生演劇「秋のZoom演劇祭『フォーチュンタロット』」に出演。21日に千秋楽を迎え、打ち上げトークショーも開催された。

【写真】カミングフレーバー、初のコメディに挑戦したZoom演劇が千秋楽！(4枚)

カミングフレーバーは今年6月と7月にZoom演劇に出演してきたが、これまで2作品はサスペンスだったのに対し、第3弾となる今作『フォーチュンタロット』では初のコメディに挑戦。

Zoom上でのタロット占いの結果に振り回される女子グループの物語で、占いが得意な沙耶を野村実代、青海ひな乃がそれぞれのグループで演じる。茜（平田詩奈 / 野村実代）とまどか（鈴木愛菜 / 中野愛理）は、沙耶の占いで嬉しい結果に大満足し、その後占う友人のゆき（西満里奈 / 赤堀君江）の診断も一緒に見学したいと居残る。ゆきは次のひなた（田辺美月 / 大谷悠妃）にSNSの裏アカウントで悪口を書かれたために絶交中とのことで、その相談かと思いきや今後の彼氏などの運勢占いを希望。予想外に悪い結果に腹を立てたゆきは、絶交中のひたなの占いをこっそり見学することに。ひなたは身に覚えのない誤解でゆきに絶交され、その誤解を解きたいと話していくうちに、SNSの悪口は茜が姉のペットのカメレオンに対して書き込んだものだと判明。一件落着かと思いきや、ゆきの怒りは収まらず・・・・。

「秋のZoom演劇祭『フォーチュンタロット』」千秋楽　シャッフルグループA (C)2020 Zest,Inc.  画像 2/4 「秋のZoom演劇祭『フォーチュンタロット』」千秋楽　シャッフルグループB (C)2020 Zest,Inc.  画像 3/4

タロット占いをする時に沙耶が発するかけ声を野村と青海が気合を入れて演じ、野村は徐々にエスカレート。2日目には「舞い降りました！」とセリフを変えたり、千秋楽では白目をむく変顔まで披露し、共演の平田や鈴木が笑いを堪えきれなくなってしまうシーンも。青海もかけ声を公演ごとに変えたり、田辺や大谷、中野もアドリブを入れたりするなど、生配信ならではの演技を披露。そんな中、怒りの演技がメインの西は一切笑わず、視聴者からも「安心して観られる！」と安定した演技が評判を呼んだ。同じく怒りの演技で乱暴な言葉遣いが板についていた赤堀は「実際は違いますから！」と終演後に笑顔で弁明した。

AとBの2グループに分かれて2日間の公演後、千秋楽は抽選でメンバーをシャッフルしたグループで公演に臨むという新たな特別企画にも挑戦。沙耶（野村 / 青海）の独特な鑑定姿を見慣れていないメンバーは、素で驚く演技となり、笑いを堪えるのに必死に。平田の笑いが止まらず、まどか役の鈴木がセリフをとばしてしまい芝居が止まってしまったところをゆき役赤堀とひなた役大谷がアドリブでフォローするという少し成長した姿も見られた。

「秋のZoom演劇祭『フォーチュンタロット』」千秋楽打ち上げトークショー (C)2020 Zest,Inc.  画像 4/4