「新型コロナウィルスの影響で海外旅行もできない、遠方にも行けないという時に、自分たちが住んでいる町である大阪の魅力を再発見してほしい。 東京は江戸時代以降500年の歴史がありますが、大阪はさかのぼると1500年ある。古い歴史があって、歴史的なものがいっぱいあります。『水』と か『歴史』とかテーマを決めて身近に楽しんでもらえたら。マイクロツーリズムといって身近なところを楽しむというのが今年の国内観光トレンドになっている」と溝畑理事長、「大阪周遊パス」を使って大阪の魅力を再認識してほしいと訴えた。
続いて、「大阪を元気にする企画 第2弾」として「Go To Eat大阪キャンペーン プレミアム食事券事業」の概要説明が溝畑理事長よりあった。
「大阪はコロナウィルスの感染が拡大し始めた2月くらいから、飲食業者、観光業者の皆さんと綿密に連携をとりながら、いろんなケースを想定して飲 食事業を守ろうとやってきました。吉村知事、松井市長が感染拡大防止と経済再生の両立をしながら、緊急事態宣言解除後に6月から「大阪の 人・関西の人いらっしゃい!キャンペーン」を始められました。そして「Go Toトラベルキャンペーン」が7月から始まりました。次はいよいよ食の番で「Go To Eat大阪」と大阪府の「少人数利用飲食店応援キャンペーン」。これら2つと連携を取りながら強力に進めていきたい」と説明があった。
このキャンペーンでは、「Go To Eat大阪」と大阪府の「少人数利用飲食店応援キャンペーン」の両方使えることから、非常に手厚いものになるだろうと溝畑理事長。さらにミナミでは「少人数利用飲食店応援キャンペーン」で2000円分のキャッシュパックがついてくる。「健康に明るく、楽しく食事に行こうという風を起こしたい。食事に行くことが感染源につながるということではなく、ルールを守りながら、しっかりと自制心を持って、食を盛り上げていこうという思いがある。NMB48の皆さんに大阪観光スペシャルサポーターに就任していただいて、これからプロモーションを積極的に展開していき たい。ターゲットは若い世代。彼らが健康で明るく食を楽しむイメージを、日本国中に風を吹かせたい。そのためにも彼女たちの口から食のPRをして いただけるのはありがたい」とNMB48への活躍に期待を寄せた。
「Go To Eat大阪キャンペーン」を利用して、どんなものを食べたいかと尋ねられた3人。小嶋は「‟大阪と言えば”の食べ物もありますが、これを機に それ以外のもの味わってみたい。私は埼玉出身で、大阪に来てすぐの時は名物を食べに行っていましたが、それが当たり前になってなかなか行かなく なったので、また行きたいです」と回答。吉田は「私は焼肉が大好きで、週5回でも行きたいくらい。最近は我慢しているので、これを機にいいお店に 行けたら」と笑顔を見せました。白間も「たこ焼きとか串カツも食べたいけど、大阪はスイーツが盛り上がっていて、たくさんあるので、スイーツをいっぱい 食べたいな」と語りました。
溝畑理事長は、「ミナミは大阪の経済を支えてきてくれましたし、去年は約1232万人がインバウンドで来られましたが、その中で約8割がミナミを訪 れて、飲食を楽しんでいただきました。東京をはじめ国内の方もミナミでの食事を楽しみにされているので、これを機に元気になったミナミ、そして彼女 たちが言うように新しい魅力を発信できたら」と気合を入れます。続けて「東京は新しいイメージ戦略をしていて、5年、10年は様変わりした街がたく さんあります。新大久保は若い女性が中心で、新宿もオリンピックで変わってきている。ミナミもこれを機に食を軸にピンチをチャンスに、2025年の大 阪万博の時にはさらにバージョンアップした、魅力あるミナミ、大阪を示していく。この時期はそこへ向けての準備期間。特に若い世代の方々の感性、 トレンド、女性の動向が消費を決めていくので、ぜひそういうところは彼女たちに期待している」とキャンペーン活用促進に向けての意気込みを語りま した。