成長期限定ユニット・さくら学院が、8月30日に無観客配信ライブという形で2019年度卒業公演「The Road to Graduation 2019 Final ~さくら学院 2019年度 卒業~」を開催した。
【写真】さくら学院、無観客配信ライブで卒業公演を開催(15枚)
中学校の卒業と同時にグループからも卒業するという鉄の掟のあるさくら学院は、2011年度以降、毎年3月に卒業生を送り出してきた。2019年度は藤平華乃、吉田爽葉香、有友緒心、森萌々穂の4人が卒業する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月に予定していた卒業公演を中止。改めて卒業公演開催の実現に向けて検討を重ね、無観客配信ライブという形で5カ月遅れの卒業公演を実施することになった。開校以来初の配信ライブは、担任の森ハヤシ先生と共に2019年度をトークで振り返る「最後のホームルーム」と、2019年度イチのベストパフォーマンスを見せた卒業公演&卒業証書授与式の2部構成で、2019年度の集大成を飾った。
さくら学院 2019年度卒業公演「The Road to Graduation 2019 Final ~さくら学院 2019年度 卒業~」 画像 2/15
さくら学院 2019年度卒業公演「The Road to Graduation 2019 Final ~さくら学院 2019年度 卒業~」 画像 3/15
さくら学院 2019年度卒業公演「The Road to Graduation 2019 Final ~さくら学院 2019年度 卒業~」 画像 4/15
さくら学院 2019年度卒業公演「The Road to Graduation 2019 Final ~さくら学院 2019年度 卒業~」 画像 5/15
さくら学院 2019年度卒業公演「The Road to Graduation 2019 Final ~さくら学院 2019年度 卒業~」 画像 6/15
「今の気持ちはドッキドキです!」。影アナを務める卒業生4人の元気な声が会場に響き渡る。一年間の歩みを振り返る映像が流れた後、フロアのセンターに立つ藤平の姿が映し出された。壇上を使わずフロアをステージにする演出は、学院の体育館を思わせる。2019年度卒業公演のステージはシンプルだけどダイナミックだ。イントロと共に左右にいるメンバーを手招きしてスタートしたのは、2012年度2代目生徒会長の中元すず香時代にリリースされたシングルナンバー「My Graduation Toss」。卒業式の準備がなされた体育館の中でメンバーが踊るこの曲のMVのイントロを、彷彿とさせるオープニングだった。爽やかな疾走感の中に、甘酸っぱい切なさが残るこの卒業ナンバーを聴きながら、本当に今日で卒業なんだなと、実感がこみ上げてきた。しかし、ステージは始まったばかり。まだまだしんみりとはさせないよ、とばかりに森ハヤシ先生が登場すると、それぞれのキャラクターがスパークするメンバー紹介ソング「目指せ!スーパーレディー -2019年度-」へ。「いろいろあったけど、今日は最高の卒業式にしよう!」。曲中で森先生の檄が飛ぶ。
誰もが今までに経験したことがない事態が起こり、この卒業公演も延期を余儀なくされた。本来であれば、たくさんの温かい父兄たちの声援や拍手に包まれて旅立つはずだった。きっと悔しい思いも残念な思いもあるだろうけれど、そんな思いをとびきりの笑顔と元気な歌声で吹き飛ばしていく。さらにこの状況をポジティブに変えたのは、一年間トーク委員長を務めた森の言葉だった。「普段は関東圏でしかライブをやってないのですが、今日は地方や海外の父兄さんも見てくださっています」とMCをした後、「We hope you enjoy our performance.Let’s have a good time!」と英語で盛り上げた。
さくら学院 2019年度卒業公演「The Road to Graduation 2019 Final ~さくら学院 2019年度 卒業~」 画像 7/15
さくら学院 2019年度卒業公演「The Road to Graduation 2019 Final ~さくら学院 2019年度 卒業~」 画像 8/15
さくら学院 2019年度卒業公演「The Road to Graduation 2019 Final ~さくら学院 2019年度 卒業~」 画像 9/15
さくら学院 2019年度卒業公演「The Road to Graduation 2019 Final ~さくら学院 2019年度 卒業~」 画像 10/15
さくら学院 2019年度卒業公演「The Road to Graduation 2019 Final ~さくら学院 2019年度 卒業~」 画像 11/15
初代から歌い継がれている「FLY AWAY」、クールなロックチューン「#アオハル白書」をパワフルに歌い上げた後、生歌を披露するのは初だという「モノクローム」へ。そして、中3の4人で歌う「クロスロード」では、マイクスタンドを使ってフォーメーションを変えながら息の合ったパフォーマンスを見せた。
