名古屋・栄を拠点に活動するユニット「カミングフレーバー」が、ビデオ会議システム“Zoom”を利用したオンライン生演劇「真夏のZoomミステリー『罪TO罰』」に出演。26日(日)に千秋楽を迎えた。カミングフレーバーの9名は2グループに分かれて、昼公演にBグループ(青海ひな乃、鈴木愛菜、田辺美月、野村実代、西満里奈)、夜公演にAグループ(赤堀君江、大谷悠妃、野村実代、中野愛理、平田詩奈)が出演した。
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SKE48 カミングフレーバー オンライン生演劇「真夏のZoomミステリー『罪TO罰』」昼公演 (C)2020 Zest,Inc. 画像 2/8
今作はカミングフレーバーのために書き下ろしされた新作公演で、今大きな社会問題となっている「匿名による誹謗中傷問題」をテーマに描いたミステリー。
開演前のSEが止むと、漆黒の画面に白い文字で「苦しみと悩みは、偉大な自覚と深い心情の持ち主にとって、常に必然的なものである。」というドストエフスキーの言葉が浮かび上がる。
間中あいか(Aグループ:野村実代、Bグループ:青海ひな乃)が、首を鎖につながれた状態で一人画面に向かう姿が映し出されると、古賀爽花(Aグループ:中野愛理、Bグループ:田辺美月)、舘野恵利(Aグループ:大谷悠妃、Bグループ:鈴木愛菜)、吉見みくり(Aグループ:平田詩奈、Bグループ:西満里奈)が同様に鎖につながれて身動きがとれない状態で現れる。何事が起きているのか不安の中お互いが誰なのか探り合っていると、クマのぬいぐるみ(Aグループ:赤堀君江、Bグループ:野村実代)が登場。4人の身元や、3年前にネット上で誹謗中傷を繰り返し、あるタレントを自殺に追いやった共通の過去があることを明らかにしていく。命の重みを問う質問を課題に出され、正解を出せなければ命がなくなるという状況に追い込まれ、必死で考える4人。どう答えるのか結末は視聴者の投票に委ねられる。
SKE48 カミングフレーバー オンライン生演劇「真夏のZoomミステリー『罪TO罰』」夜公演 (C)2020 Zest,Inc.
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SKE48 カミングフレーバー オンライン生演劇「真夏のZoomミステリー『罪TO罰』」夜公演 (C)2020 Zest,Inc.
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SKE48 カミングフレーバー オンライン生演劇「真夏のZoomミステリー『罪TO罰』」夜公演 (C)2020 Zest,Inc. 画像 5/8
今回もメンバーそれぞれの自宅から“Zoom”を利用した中継となったが、前回と違って全く身動きがとれない状態。登場人物5人中4人が白壁の背景に統一されており、1人は声のみということで、より表現力を求められた。そんな中、看護師・間中あいか役の野村は、千秋楽公演で自分の過ちに対して懺悔の涙を流す演技を披露。青海も狭い画面をいっぱいに使い表情豊かに演じた。学生の舘野恵利役・大谷悠妃は「2日目から覚醒した!」と赤堀、野村から評され、ヒステリックに怯える表情を見せ、先生 吉見みくり役の西は、同じグループの鈴木から「とにかく全体的に上手!」と絶賛されていた。4人に恨みをもつクマとして、赤堀が自殺したタレント萩野美晴の妹役を、なにをしでかすかわからないサイコパスな声音で演じ、野村は母親役として、17歳ながら50代を意識したドスの効いた声音で演じ、各チームごとの特色を出した。
SKE48 カミングフレーバー オンライン生演劇「真夏のZoomミステリー『罪TO罰』」 千秋楽 打ち上げトークショー」 (C)2020 Zest,Inc. 画像 6/8
SKE48 カミングフレーバー オンライン生演劇「真夏のZoomミステリー『罪TO罰』」 千秋楽 打ち上げトークショー」 (C)2020 Zest,Inc. 画像 7/8
SKE48 カミングフレーバー オンライン生演劇「真夏のZoomミステリー『罪TO罰』」 千秋楽 打ち上げトークショー」 (C)2020 Zest,Inc. 画像 8/8