新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、『不要不急の外出』が求められる中、自宅での過ごし方について著名人がメッセージソングや、リレー形式のチャレンジ動画を配信し、一丸となってこの状況を乗り越えようと力を合わせている。
【さらに写真を見る】外出自粛なので、SKE48のミュージックビデオで国内旅行をしてみた(1枚)
しかし、ずっと自宅いては煮詰まってしまい、仕事もはかどらず気が散漫としてしまう。
そこで今回は自宅にいながら“息抜き”できる方法として、SKE48のミュージックビデオから、お手軽に国内旅行ができる作品をピックアップさせて頂いた。MVの中には有名な観光地で収録された物も数ある。ロケ地に焦点を置き、それらに注目すれば、自宅にいながら観光気分を味わえるのでは、と考えた。
以下に、独断と偏見で選ばせて頂いた楽曲のMVを紹介する。
なお、MVロケ地は独自調査によるもので実際とは異なっている場合がございます。
【函館の観光名所がいくつも登場!】
10thシングル『キスだって左利き』はメンバーが純白のドレス衣装を纏った、史上最大級の可憐なMVと言っても過言ではないだろう。センターを務める松井珠理奈の衣装がパンツスタイルであったことから、「『走れメロス』のようだ」と話題になったのも懐かしい。
この作品は北海道の函館が舞台で、珠理奈が序盤でランニングをしている場面は「八幡坂」だ。坂の頂上からは函館港に保存されている青函連絡船「摩周丸」と共に湾内を一望できる。また、木崎ゆりあ(※「崎」は正式には「たつさき」)が函館市電の停留場で待つシーンにちらっと映る「箱館ハイカラ號」も旅情を誘う。
【雨に打たれる珠理奈。日常の景色が一変する作品】
20thシングル『金の愛、銀の愛』は東京都内の各地でMVが撮影された。
冒頭の渋谷・スクランブル交差点で雨に打たれる珠理奈の姿は、ジャケット写真にも起用され印象に残っている方も多いだろう。曲調が「鎮魂歌」を連想させるように暗く、重厚な雰囲気を漂わせているため、映像にも目に見えない重みがしっかりと載せられているようだ。歌舞伎町のネオン街、首都高やレインボーブリッジの夜景が美しく見えたのも束の間、色彩をなくし、熊崎晴香たちが佇む原宿駅のホーム、渋谷駅の片隅でケータイを操作するメンバーたちの映像がカットインする。
馴染みある見慣れた場所にメンバーがいながらも、彼女たちの視点を通して気にも留めない日常の一場面に気付かせてくれる作品だ。
【頂上まで駆け抜けろ!全力疾走の小豆島】
3rdシングル『ごめんね、SUMMER』はSKE48が誇る王道のアイドルナンバー。この曲のMVはとにかくメンバーが走る、走る、走る。ロケ地となった香川県・小豆島を町内、学校、漁港に海岸線と島の隅々まで駆け巡る。このシーンでいかにも大変そうなのは、急斜面を『全力坂』のごとく登る高柳明音だろう。ダンスシーンの場所となった島の有名な観光地「エンジェルロード」(天使の散歩道)で、1日2回、干潮時に海中から砂の道が現れる。有名ドラマ作品でも度々登場し、”聖地巡礼”の定番スポットとしても有名だ。
【ドローン本格使用で雄大な阿蘇の景色を堪能】
1stユニットシングル『コップの中の木漏れ日』で、ラブ・クレッシェンドのメンバーが訪れたのは、雄大な大自然が広がる熊本県・阿蘇。ドローンを本格的に使ったMVは俯瞰やダイナミックな映像表現を実現し、全国屈指の人気温泉地・黒川温泉からほど近い「鍋ヶ滝」で撮影されたサビの映像は特にその印象を強く持つ。森林で朝日を浴びながら踊るメンバーは妖精のような神秘さで溢れている。また、稜線を背景に踊った「天空の道」から広がる山々は映像からでも息を飲むほどの絶景だ。