【ライブレポート】SKE48 10期生初ステージに9期の昇格発表も！メンバー全員で贈るバレンタインコンサート【夜の部】開催！

2020.02.16 公開

【ライブレポート】SKE48 10期生初ステージに9期の昇格発表も！メンバー全員で贈るバレンタインコンサート【夜の部】開催！

2月15日、名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ・SKE48が、静岡・エコパアリーナにてコンサート「SKE48 Valentine's Day Live 2020 ～CHOCOLATE～」を開催した。  WWSチャンネルでは18時30分より開幕した【夜の部】のコンサートの模様をレポートする。

SKE48 ©2020 Zest,Inc. 画像 2/15
ライブはSKE48が誇るバレンタインナンバー『チョコの奴隷』からスタート。「みんなー！ハッピーバレンタイン！！」とセンターに立つ松井珠理奈が叫ぶ。ダンサブルに弾むリズムとステップを刻み、多幸感溢れるライブの開幕を華々しく飾った。『恋の3大きっかけデイなんだって!』でお馴染みの『1!2!3!4!ヨロシク!』ではメンバーの歌唱に合わせて早くも大声量のコールが飛び交う。先陣を切って花道を駆ける松井と高柳明音をファンが照らすサイリウムの光が出迎える。グループからの卒業を決意した2人にとって、その光景は未来への兆しに見えたことだろう。一呼吸与える隙を与えず『チャイムはLOVE SONG』、『恋を語る詩人になれなくて』と畳み掛ける。序盤からスロットル全開で飛ばすこの高揚感こそがSKE48のライブの真骨頂だ。

MCではキャプテンの斉藤真木子の音頭で「今日来てくれたみなさんのことが大好き！」と改めて、コンサートを訪れファンへ向けてメッセージを送った。続けて今回のコンサートの開催地である静岡県出身の青木詩織は「ようこそ静岡へ！大好きなメンバーとファンのみなさんとコンサートができて嬉しいです！」と感謝と喜びをコメントに込めた。
 
ここからはユニットのコーナーへとセットリストは進んでいく。

高柳明音 ©2020 Zest,Inc. 画像 3/15
まずは高柳がソロ曲『青春の宝石』をしっとりと歌い上げる。イントロが流れた瞬間、ファンが手にするサイリウムの光が高柳の推しカラーである緑と黄色に染まっていく。

SKE48 ©2020 Zest,Inc. 画像 4/15
続いて松井が率いるユニット「ラブ・クレッシェンド」は『コップの中の木漏れ日』を可憐に披露する。卒業した北川綾巴に代わり松本慈子が歌う姿に胸を打たれる。

SKE48 ©2020 Zest,Inc. 画像 5/15
『雨の動物園』では動物の着ぐるみを着て歌唱。大場美奈が「ペンギン」の着ぐるみを着て歌っていた姿に、AKB48時代の参加曲、『走れ！ペンギン』の姿が重なる。

SKE48 ©2020 Zest,Inc. 画像 6/15
続いて『拗ねながら、雨…』では、オリメンの須田亜香里を筆頭に、斉藤真木子、北野瑠華、杉山愛佳らダンスメンバーが集結。透け感のある赤いドレス風衣装を纏い山内鈴蘭の妖艶なダンスと、荒井優希、井田玲音名の高身長2人のシンメトリックなダンスで、さながら昼間の「ミッドナイト公演」のような熱量を見た。

SKE48 ©2020 Zest,Inc. 画像 7/15
次世代選抜ユニット「カミングフレーバー」が歌う『せ～ので言おうぜ！』を野村実代が持ち前の明るさで元気よく披露。ここ最近噂されている「BLM20」とは一体何を意味するのか、気になるところだ。『寡黙な月』では熊崎晴香と日高優月がフロントを務める。熊崎は最近のトレードマークであるポニーテールを揺らしながらでファンへ向けて手を振る一方で、日高は小さめの動きで隣を寄り添うようなパフォーマンスが対照的だ。

松井珠理奈 ©2020 Zest,Inc. 画像 8/15
松井のソロ曲『Who are you？』。夜公演では黒衣装のバージョンで披露する。ダンサーを従えストリート系のファッションでダンスを主体に魅せる「黒珠理奈」の方が彼女の性に合っているようだ。フロアを席巻するように花道をゆく姿に視線が釘付けになった。

SKE48 ©2020 Zest,Inc. 画像 9/15
ここからはSKE48のコンサート伝統の寸劇を披露。空港を舞台に繰り広げられる様々な「LOVE」の形を表現。古畑奈和が扮する旅客機のキャプテンを巡り、江籠裕奈らがCAになりきって奪い合う。古畑の無茶振りで足つぼを刺激されながら歌う『LOVE修行』。メンバーが次々と痛みに倒れていく中、江籠だけは耐え抜き古畑に愛を告白する。という、絶対的な展開を突然現れた松井演じる大女優が古畑と付き合っていたというオチに会場は大きな笑いに包まれた。  

SKE48 10期生 ©2020 Zest,Inc. 画像 10/15
MCを挟んだ後半戦は、この日初パフォーマンスを飾った10期生がオリジナル曲『渚のイメージ』を初披露。センターに立つ加藤結と木内俐椛子たち11名が純白の衣装をまとって、ステージの光をキラリと投影し、何色にも染まる可能性を含んだパフォーマンスで魅了した。

SKE48 ©2020 Zest,Inc. 画像 11/15
ここからは各チーム毎にチーム曲を次々と披露。客席もチームカラーにサイリウムを灯して応える。コンサートも終盤を迎え『FRUSTRATION』、『キスだって左利き』とシングル楽曲を叩き込む、会場のボルテージを最高潮に高めた『12月のカンガルー』から最新曲『ソーユートコあるよね？』を経て、10期生を含む全員歌唱で『パレオはエメラルド』へと続く。「煽りの神様」こと高柳の痛烈な煽りがフロアを席巻し、大声量のコールとMIXがエコパホールを包み込んだ。

最後のMCで須田は新型コロナウィルスの影響で握手会が中止になる現状に触れ、「私たちはファンのみなさんにたくさん力をもらって活動できているグループです。劇場公演が原点だけどブログだったり握手会だったりお手紙だったり、いつもいろんなところで繋がっていてくれて、見守っていてくれるから、しんどい時とか、諦めたくなっちゃう時とか、『もう一度うやってみよう』という気持ちをたくさんプレゼントしてもらってます。ファンのみなさんが一番不安というか、、、払い戻しになっちゃうのかなとか、メンバーが覚えててくれてるかなとか、『久しぶり！』って会話ができたりとか、私たちにとっても当たり前じゃないから、今日来てくれたみんなの笑顔だったり、自分の推しカラーを持った人がいるのもちゃんと見えてるから、感じてるから！これからも私たちだけの形でみなさんとの関係を楽しんで、もっともっと深い仲になれたらいいな、今日のライブを通して思いました。本当にありがとうございます」とメンバーを代表して思いを語った。

「気持ちを込めて歌わせてくだい」と『そばにいさせて』を歌うメンバーたち。この曲からは誰かと出会うことの尊さ、生きることの素晴らしさをいつも教えてもらってきた。簡単に会うことができない今だからこそ、“推し”がいる素晴らしさをこの曲の中に広がる歌詞を通して改めて感じた。ファンはそれぞれのメンバーへ思いを込めサイリウムを灯し、最後は大きな拍手を贈った。

SKE48 ©2020 Zest,Inc. 画像 12/15
アンコールでは『バンザイVenus』、『Gonna Jump』と歌唱し再び会場を盛り上げる。
MCで青木はこのコンサートの感想を代表してコメントし、「今日は静岡まで皆さん来てくださって本当にありがとうございます。これまで静岡でコンサートをするのが夢だったので、今日は夢みたいでほんとに幸せです。次に帰ってきたときには一回りも二回りも成長したSKE48を見せられればと思っています」と改めて喜びを伝えた。  

松本慈子 ©2020 Zest,Inc. 画像 13/15

また、サプライズでチームSのリーダーに、現副リーダーの松本が2月16日より就任することが、斉藤が読み上げた手紙で明かされ、会場から大きな拍手が松本に贈られた。涙を流しながら松本は「今までの歴代のリーダーに比べたら、実力だって知名度だって全然ないんですけど、その分たくさんいろんなリーダーの背中を見てきました。温かく見守ってくださいとは言いません。時には厳しく、一緒にチームSをファンの皆さんとメンバーと作っていけたらなと思います」と決意を述べた。また、9期研究生より7名のメンバーが正規メンバーへと昇格が発表。

青海ひな乃 ©2020 Zest,Inc. 画像 14/15
チームSに昇格した青海ひな乃は「本当にびっくりして上手にしゃべる自信がないのですが、もっともっと早く先輩に近づけるように、これからチームSとして、精一杯頑張っていきますので、これからも応援、よろしくお願いいたします」とコメント。

赤堀君江 ©2020 Zest,Inc. 画像 15/15