ライブの中盤ではコートを脱ぎ、レースとリボンを基調にしたレトロでクラシカルな衣装にチェンジ。ここからはオリジナルのアレンジとなっており、「Whoop It Up!」では、頭を振り乱しながら激しく熱くパフォーマンスし、フランス語歌詞のテクノポップ「Boules de poulpes S’il vous plai」や歌謡ディスコ「めっちゃDISCO」、ラップソング「踊れ!命尽きるまで」に、ファンクチューン「めっちゃFUNK」やウエスタンも入ったミュージカルナンバー「たこ虹物語〜オーバー・ザ・関ヶ原〜」と1曲ごとにジャンルもテイストも自由自在に横断する、たこ虹ならではのバラエティーに富んだ展開を見せ、パジャマパーティーソング「Pa Pa Pa Party」ではステージを降りて客席へと移動。観客のお悩み相談に応え、「神の御加護がありますように」と祈りを捧げた。ここで、再び、コートを羽織り、KiWiアレンジへと戻り、キラメキがアップした「ナナイロダンス」での大合唱を経て、清井が「私たち、もう行かなくちゃ。みんなに会えて本当によかった」と語りかけ、Kiwiが今日的な音像でリアレンジした、インディーズ1st シングル「オーバー・ザ・たこやきレインボー」で締めくくられた。
アンコールではまず、お馴染みの「Overture」が流れ、“なにわンダー”の世界観をリセット。前山田健一プロデュースの最新シングル「もっともっと話そうよ-Digital Native Genereaion-」を笑顔で明るくパフォーマンス。この日、最初のMCでは、ライブのコンセプトを「羽のない天使」と解説。清井が「1曲目の「天使のラブソングを」の<君にありったけの愛を届けるために/あの虹を降りてきた/羽のない天使>と歌詞を見たときに、うちらのことやん!って思ったし、そういう存在でありたい」と語ると、根岸も「私たちも最初は歌とかダンスとか、コミュニケーションも全然ダメやったやん。全然ダメなままアイドルになった自分たちが“羽のない天使”と重なってキュンとした」と同意。メンバーが「いいこと言うな〜」と頷くと、会場も温かい拍手で包まれた。
さらに、少し早めのクリスマスプレゼントとして、「クリぼっちONE DAY!」「なにわもジングルベル」を歌ったあと、さらなるプレゼントとして、全20公演に及ぶ全国ツアー「TACONIJI HOUSE」の開催を発表。
たこやきレインボー 画像 6/6
清井が「今日は天使になって愛を届けました。これからも愛を届ける部分は変わらずに、たっぷりのドキドキも届けたい」と語ると、彩木は「私はできるなら、死ぬまで一生、みなさんと作り上げる景色を見ていたい」と決意を表明。最後に、関東では年内最後のライブとあって、心を込めて「よいお年を〜」と言う挨拶を経て、「RAINBOW~私は私やねんから~」で観客が1つとなって大きな虹を描いて終幕を迎えたが、観客は即座にアンコールを求め、予定外のWアンコールが実現。清井は「関ヶ原を越えて、全国の虹家族の皆さんに会いに行くので、みんなも会いにきてや!」と叫び、「たこ虹物語 〜オーバー・ザ・関ヶ原〜」を熱唱。5人は充実感たっぷりの爽やかな笑顔ともに夢の国をあとにした。
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