2019.09.03 公開
まねきケチャ4周年記念公演『4周年だよ!まねきケチャ』開催! 晩夏の舞浜に響き渡った生歌主義

まねきケチャ 写真提供:コレットプロモーション   画像 1/11

5人組アイドルグループ、まねきケチャが8月31日に舞浜アンフィシアターでグループの4周年を記念するワンマンライブを行った。2015年8月8日にライブデビューを果たし、今やアイドルシーンの一角で無二の存在感を発揮する彼女たち。1周年ライブは渋谷WWW、2周年ライブはO-EASTと渋谷のライブハウスで行いながら、昨年9月に行われた3周年公演を武道館で敢行。大躍進を遂げた彼女たちだったが、その根底にはパフォーマーとしてのアイデンティティである生歌主義がある。幾度かのメンバーチェンジを経験し、決して平坦な道のりではなかったまねきケチャだが、その歩みの中でメンバーの生きた歌声がステージで途絶えることはなかった。

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そんなまねきケチャが武道館に続く周年の舞台に選んだのは舞浜のアンフィシアター。半円形のステージと階段状の客席からなる劇場は、かつてシルク・ドゥ・ソレイユが専属で使用したもの。そのホールにまねきケチャはどんな“歌“を響かせるのか。満席となったシアターの灯りが暗転。オーバーチュアが鳴り響く中、舞台中央がせりあがって5人が搭乗。この公演のために用意された海賊風の新衣装をまとった彼女たちをオーディエンスはオーバーチュアをかき消す歓声で迎えた。

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「アンフィシアター 盛り上がっていくぞ!」と松下玲緒菜が始まりを宣言すると、オープニングの定番である"冗談じゃないね"でライブはスタート。ジェットスモークとレーザー、そして6名のバックダンサーをバックにパフォーマンスを披露。メンバーはステージの先端に立ってオーディエンスを煽り上げる。勢いをそのままにサマーチューン"SPLASH"へ。アウトロでメンバーが客席にタオルを投げ入れると8月最終日の会場は常夏を取り戻したかの熱気に包まれた。

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5人は"カクカクシカジカ"、"キミに届け"とアッパーチューンを畳みかけるよう連発したかと思うと、続いてゴシック調の"愛言葉"、台詞パートを巧みに取り入れた"告白のススメ"を披露。 疾走感のあるビートと思わずシンガロングしてしまうエモーショナルなメロディという不動のスタイルに加え、まねきケチャが武器にするのが演劇的なパフォーマンス。 松下が《こんなこと言うの君だけなんだから》とツンデレを見せると、中川は《地の底まで一緒に堕ちてくれる?》と観客を誘惑。メンバーの個性が際立つパフォーマンスがオーディエンスをまねきケチャの世界で包んでいった。

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怒涛のオープニングを経て、メンバーは水分補給を取りながらMCを挟むと思いきや、松下は間髪入れずに次の曲への進行を宣言。グループはファンの間でも人気の高い「妄想」タイトルの2曲、"妄想桜"と"妄想日記"を続け、さらに上昇感に溢れたサビが印象的な「奇跡」を歌い上げ、武道館を経たスケール感のあるステージングを展開していく。

まねきケチャ4周年記念公演『4周年だよ!まねきケチャ』開催! 晩夏の舞浜に響き渡った生歌主義まねきケチャ 写真提供:コレットプロモーション   画像 6/11まねきケチャ4周年記念公演『4周年だよ!まねきケチャ』開催! 晩夏の舞浜に響き渡った生歌主義まねきケチャ 写真提供:コレットプロモーション   画像 7/11 まねきケチャ4周年記念公演『4周年だよ!まねきケチャ』開催! 晩夏の舞浜に響き渡った生歌主義まねきケチャ 写真提供:コレットプロモーション   画像 8/11

ライブが中盤に差し掛かったところで松下が観客に着席を促すと、グループが舞浜公演にあたり「ある挑戦」に向き合ってきたことを告白。会場が静まり返る中、松下が「それはこちら!」と舞台袖に呼びかけるとステージ中央に現れたのはバンドセットだった。松下と篠原はギター、中川はキーボード、深瀬がベース、そして宮内がドラムと担当楽器を発表すると会場から喝采が。以前からドラムをイベントで披露してきた宮内、まったくの初心者でみずぶくれを作ってこの日に挑んだという深瀬。楽器との向き合い方はメンバーそれぞれながら、この日5人は全員が自分のパートを弾き語ることを告げて"タイムマシン"をプレイ。本職のミュージシャンのような技巧を備えた演奏ではないが、シンプルなアレンジのバンドサウンドだからこそ立ち上がったのが彼女たちの歌。武道館の本編のラストを飾った同曲が、この夜、メンバー自身の手によって新たなものへと奏で上げた。バンドセットのまま5人は"どうでもいいや"を披露。シンプルな照明だけの演出の中、間奏では松下と中川がユニゾンでメロディを紡ぐなど、丁寧に音を鳴らしていく。演奏を終えると深瀬は目に涙を浮かべて「出来た」と一言。新たなパフォーマンスへと挑み続ける彼女たちの姿を目の当たりに、オーディエンスからは満場の拍手が沸き起こった。

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バンドセットを離れて5人がステージ前方に戻ると、メンバーは12月18日にニューアルバムをリリースすること、10月6日の東京公演から全国ツアーを開始することを告知し、衣装チェンジのために舞台袖へ。

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