8月17日、指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ、=LOVE（通称：イコラブ）と、その姉妹グループである≠ME（通称：ノイミー）による初の合同コンサート『24 girls』が、東京・日比谷野外音楽堂にて開催された。夕暮れが迫るステージで24名のメンバーたちによる新たな物語が紡がれようとしていた。

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『Overture』が会場に響き渡るとファンが手に持つサイリウムが一斉に点灯する。一面が彩り豊かな光の海となり24名のメンバーを出迎えた。初めての2組合同のコンサートで最初に披露したのは『スタート！』。=LOVE、≠MEのメンバーは新しい制服衣装でステージいっぱいに広がってパフォーマンスし、会場のファンたちは「MIX」やコールをメンバーへ向けて送った。セットリストではイコラブのキラーチューン『部活中に目が合うなって思ってたんだ』、最新シングル曲の『探せ ダイヤモンドリリー』を立て続けに披露した。

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最初のMCではメンバー全員が横一列に並んで挨拶。初の合同パフォーマンスに≠MEの谷崎早耶は「『Overture』の時にステージからファンのみなさんの声が聞こえて頑張ろうと思ったし、緊張感も増しました！」と初々しくコメント。鈴木瞳美は「こんなにたくさんの人の前で踊るので緊張してますが、今日はみなさんと素敵な時間を過ごせたらなと思います！」とフレッシュに意気込んだ。

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ここからは≠MEによるパフォーマンスが始まる。先日開催された「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」でステージデビューを飾った≠MEは、合同コンサートで先輩アイドルたちへのリスペクトを表すように各グループの楽曲をカヴァーで披露する。

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まずは、プロデューサーの指原莉乃が在籍していたAKB48から王道アイドルソングの『言い訳Maybe』を披露。2年前、=LOVEが『TIF2017』で初ステージに立った時もこの曲を披露しており、新たなアイドルの誕生を象徴する一幕となった。続いては坂道シリーズの楽曲へとセットリストは突入し、欅坂46の『世界には愛しかない』、日向坂46の『キュン』、乃木坂46の『制服のマネキン』とたたみかけるようにパフォーマンス。曲調もダンスの見せ方も全く異なる4曲をパフォーマンスすることで、幅広い表現力を見せつける。そして、冨田菜々風がセンターで魅せるオリジナル楽曲の『≠ME』を熱唱すると、会場のボルテージは急上昇し、気温以上の熱気が野外音楽堂を包み込んだ。

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ライブパフォーマンスは2回目ながらも会場の熱気を高めた≠MEと入れ替わるように、ここからは=LOVEのステージへと転換する。ステージでは佐々木舞香、野口衣織による『虹の素』でライブはスタート。圧倒的な歌唱力と表現力で一気に会場の空気を塗り替える佐々木と野口。2人が放つ美声に会場は息を飲んでパフォーマンスを見守った。続けて諸橋沙夏のアカペラ歌唱で始まる『記憶のどこかで』を=LOVE全員でパフォーマンス。畳み掛けるように『手遅れcaution』を制服を揺らしながら歌い上げる。サイレンのように真っ赤に染まった会場の光がメンバーの表情を捕え、激情のパフォーマンスを野音へと届けた。

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ここで突然、齋藤樹愛羅と齊藤なぎさの叫び声が轟くとパンクロックの『いらない ツインテール』を熱唱。ステージからの激しい煽りにファンからのコールは絶対値を超える。さらに『Want you！ Want you！』を可憐に歌い上げ、表現力の深さと楽曲の層の厚さを見せつけた。

ここで再び≠MEのメンバーも合流。マフラータオルを首にかけ、10代の等身大のクリスマスの過ごし方を歌った『僕らの制服クリスマス』を披露する。続けて『届いてLOVE YOU♡』『樹愛羅、助けに来たぞ』と熱唱し、割れんばかりのコールが野音にこだました。会場を激しく包み込んだ熱量は『ようこそ！イコラブ沼』へと昇華することで完全燃焼を見せた。最後のMCで髙松は「まだまだ声出せますよね？最後まで24人のこと愛してくれますか！？」と問いかけ、ファンから最高のレスポンスを受け取りデビュー曲『=LOVE』を熱唱した。

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