2019.06.19 公開
【ライブレポート】アンジェルム・和田彩花、熱狂の声に贈られた日本武道館公演を持って笑顔で卒業

『ハロプロ プレミアム アンジュルム コンサートツアー 2019春 ファイナ ル 和田彩花卒業スペシャル 輪廻転生 〜あるとき生まれた愛の提唱〜』   画像 1/10

「卒業おめでとう。そして、15年間本当にお疲れさまでした。ハロプロエッグのメンバーとして出てきたばかりのあやちょはとても恥ずかしがり屋で、もじもじしていて、人見知りの可愛い女の子でした。次第に心を開いてくれたあやちょ。そしてスマイレージとしてデビューが決まりましたね。グループのリーダーを務めるあやちょの最初の印象はふわふわと、ニコニコしていたのを覚えています。でも、いろんな経験を重ねていくうちに、あやちょの中でもリーダーとしての意識がどんどん強くなっているのを観てて感じていました。リーダーとしてグループのことを考えて、悩んで、頑張っている姿に、この頑張りが報われて欲しいなとずっと応援していました。あやちょは、どこか一人で背負い込んでしまうところがあったけど、その姿勢はあやちょのことを大好きな人たちに、ちゃんと届いていたと思う。だから、みんなあやちょのことを全力で信頼し、支えたんだと思うな。今日こうやってたくさんの愛に包まれて卒業公演を迎えられていることが、何よりの証拠だね。

これからは自分自身のために、あやちょがやってみたいことを全力でトライしてみて欲しいな。みんなもきっとそれを望んでいると思います。そして、この大切な場所を守り続けてくれたこと、本当にありがとうございました。これから始まるあやちょの人生が、たくさんの笑顔とたくさんの愛にあふれていますように。ずっとずっと幸せでいてください」

その言葉を受け、飛び出したのが、スマイレージのメジャーデビュー曲『夢見る15歳』。まさかの楽曲の登場に、会場中の人たちも大興奮。気持ちのボリュームを一気にフルテンへまわすくらいの勢いで騒ぎ続けてゆく。和田彩花自身も、胸の奥で想いを噛みしめながらも、凛々しく歌をぶつけていた。秘めた情熱をクールに解き放つように、アンジェルムは、同じくスマイレージナンバーの『ミステリーナイト!』を歌唱。少し大人な香りも振りまき、観客たちを挑発。その歌声や姿に触れながら、気持ちの内側から沸きだす熱を感じていた。

「会いたくて会いたくて困らせた わがままは全部覚えてるよ」と、艶かしい声を通し歌いかけたのが『忘れてあげる』。逢いたい気持ちを、彼女たちは沸きだす想いのままに歌唱。甘く挑発するように歌う様をずっと見つめていたい。心の揺れが見えるその表情を一瞬足りとも逃さす、瞼に焼き付けたかった。和田彩花の「帰りたくないな」の歌声を受け、メンバーたちが声を重ねだした。アンジュルムは胸キュンを疼かせる、『帰りたくないな。』を優しく歌い出した。胸に秘めた想いや未来へ向けた決意を告白するように、一人センターステージで歌う和田彩花。彼女の想いを、背景で支えてゆく11人。それは、旅立つ和田彩花を優しく送り出すメンバーたちという姿にも見えていた。

【ライブレポート】アンジェルム・和田彩花、熱狂の声に贈られた日本武道館公演を持って笑顔で卒業『ハロプロ プレミアム アンジュルム コンサートツアー 2019春 ファイナ ル 和田彩花卒業スペシャル 輪廻転生 〜あるとき生まれた愛の提唱〜』   画像 6/10

メドレーコーナーでは、メンバーたちが様々な組み合わせで登場。華やかな『スキちゃん』を和田彩花・太田遥香・伊勢鈴蘭が歌唱。掛け合いも飛び出すように会場中へカラフルな熱気を振りまけば、『私、ちょいとカワイイ裏番長』を上國料萌衣・笠原桃奈・船木結・川村文乃がセンターステージでパワフルに熱唱。弾けた気持ちへ楽しさをまぶしながら、彼女たちはキラキラとした笑顔で観客たちを魅了していった。表情は、一変。沸き上がる気持ちへ身を委ねるように、室田瑞希と佐々木莉佳子が『嗚呼 すすきの』を情熱的に、でも艶かしさも交え歌いあげた。雅な香りを振りまきながら舞台の上を軽やかに舞う中西香菜・竹内朱莉・勝田里奈の3人。彼女たちは秘めた想いを語るように『私の心』を歌唱。サビ歌に描いた3人の美しいハーモニーに触れた瞬間、胸がキュッと疼く感覚を覚えていた。最後は、和田彩花がソロで『シューティングスター』を担当。眩しい光を掻き集め、ときめきと一緒に弾け飛ばすように、満面の笑顔で彼女は歌を届けてくれた。何時しか会場中が真っ赤なサイリウムの光に包まされば、和田彩花の動きに合わせ赤い光も大きく揺れ続けていた。終盤にはメンバー全員がステージへ。そして…。

舞台の上には、しっとりとバラードナンバー『交差点』を歌うメンバーたちの姿があった。「新しい未来が見え始めた だけど君は別の道を選んだ」と、卒業する和田彩花へ旅立ちの想いを送るように、会場中へ『交差点』が響いていた。11人に固まれる形で、一人じっと歌に耳を傾ける和田彩花。メンバーたちからの歌のプレゼントを受け、ときに笑みを浮かべながら、和田彩花は11人の想いをしっかりと胸に受け止めていた。何時しか12人の居たステージが、上へ上へと上昇。「大好きよ ありがとう」と.歌いながら涙ぐむメンバーたち。その姿を抱きしめながらも、和田彩花は終始笑顔でメンバーたちの想いを受け止めていた。

 

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