2019.06.18 公開
【ライブレポート】Juice=Juice、リーダー宮崎由加の卒業公演を熱狂と熱情に揺れた日本武道館で開催!

Juice=Juice(Juice=Juice CONCERT TOUR 2019 ~JuiceFull!!!!!!!~ FINAL 宮崎由加卒業スペシャル)  画像 1/10

6月17日(月)にJuice=Juiceが、日本武道館を舞台に「Juice=Juice CONCERT TOUR 2019 ~JuiceFull!!!!!!!~ FINAL 宮崎由加卒業スペシャル」と題したコンサートを行った。2013年のグループ結成時からのオリジナルメンバーであり、初代リーダーを務め、約6年間Juice=Juiceの一員として活動してきた宮崎由加が、この日の公演を持って卒業。その日の模様を、ここにお伝えしよう。

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 会場を埋め尽くした観客たち。誰もが、宮崎由加の最後の勇士をしっかり瞼に焼き付けようとしていた。高まる期待。その想いを掻き集めながら、ライブは『ポツリと(Long Intro Ver.)』から幕を開けた。一人一人へ当たる白いスポットライトの光の下で、胸から沸き上がる想いを歌声に乗せ、7人は美しいハーモニーを描きだす。「ポツリとただそばにいるのに」と響くその歌声に触れながら、心がキュッと疼いていた。


横一連に並んだ7人は、会場中へキラキラ光を降り注ぐように『この世界は捨てたもんじゃない』を歌唱。気持ちを一つに軽快に身体を揺らし歌うその声が、満員の観客たちの心に嬉しいときめきを与えてゆく。無邪気な笑顔で歌う彼女たちの姿が、その歌声が、心に輝きをチャージしてゆく。このときめき、捨てたもんじゃないよね。

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気持ちを熱く高ぶらせるスペイシーでスパイシーなダンスビートが飛び出した。ちょっぴりセクシーな色気も振りまきながら、Juice=Juiceは『微炭酸』を歌いだした。躍動する楽曲の上で、妖しく挑発するように歌う彼女たち。その姿へドキッとしながらも、ズッと熱い視線を送り続けたい。可愛く攻めた眩しい姿を、しっかり瞼へ焼き付けていたい。楽曲は、さらに躍動を増してゆく。『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』を通し、Juice=Juiceはさらに攻めた姿勢で観客たちを挑発。次第に熱を加えてゆく歌声、その攻めた声にドキドキが止まらない。嬉しい挑発に、力いっぱいの声をぶつけたい。

最後のステージとは思えない、満面の笑みで挨拶を届けてくれた宮崎由加。「今日はJuiceFullということでみなさんに楽しんで欲しいと思っています」と挨拶。さらにここで、これから新メンバーとして活動が決まっている松永里愛と工藤由愛を招き入れた。2人は、「りあちゃん」「ゆめちゃんか、たこちゃん」と呼ばれたいと挨拶。「47都道府県をまわりたい」「海外でライブをしたい」と、これからJuice=Juiceのメンバーとしてやりたい希望も述べてくれた。2人は夏のHello!ProjectコンサートからJuice=Juiceへ帯同することも決定。新体制になって以降のJuice=Juiceも楽しみにしていて欲しい。


さらにここで、宮崎由加の憧れの先輩である道重さゆみが、大きな花束を手にスペシャルゲストとして登場。道重さゆみも、宮崎由加もグループを卒業したのが25歳。「ハロプロには25歳定年説があるからね」「2年くらい休んでも大丈夫だよ」と、道重さゆみは先輩としてアドバイスを述べていた。宮崎由加本人も、嬉しいサプライズに終始照れた姿を見せていた。

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甘くファンキーでソウルフルに、そこへちょっぴりの妖しさもまぶしながら、Juice=Juiceは『ロマンスの途中』を歌いだした。どんどん熱を上げる7人の歌声と楽曲。花道やセンターステージも駆使し、挑発するように力強く歌う彼女たちに触発された満員の観客たちが、7人へ熱い声をぶつけていた。跳ねる演奏に身体が疼きだす。一緒に身体をシェイクしながら騒ぎたい!!
ファンキーな楽曲は、さらに華やかさを増してゆく。飛び出した『五月雨美女がさ乱れる』に合わせ、メンバーたちが凛々しい声を通し、ファンたちをさらに挑発。攻めゆく姿勢を持ったステージングに、観客たちも熱い声を張り上げ想いをぶつけていた。7人が力強く声を上げるたび、その想いをつかみたくなる。間奏では、互いに声を張り上げ一つになる光景も。走り出した情熱は、もう止まらない。
7人がセンターステージへ向かって一気に走り出した。舞台中央でギュッと一つになった彼女たちは『私が言う前に抱きしめなきゃね』を力強く歌唱。「抱きしめていいよ」と滾る気持ちのまま歌う言葉に、心が熱く疼きだす。セクシーな仕種もさりげなく混ぜながら「我きしめていいよ」「優しくしていいよ」と歌われるたび、その仕種や歌声に心か焦がれてゆく。秘めた女性の本音の言葉は、胸を熱く熱く刺激し続けていた。

「思い出いっぱいの曲でなんか嬉しい。この3曲だけで延々リリースイベントしていたことを思い出した」と、宮崎由加は活動初期の頃の思い出を語っていた。

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次のブロックで飛び出したのが、メドレーコーナー。華やかに、カラフルに歌いあげた『Vivid Midnight』から楽曲はスタート。続く『伊達じゃないのよ うちの人生は』では、躍動するダンスビートの上で7人は挑発するように歌をぶつけてきた。可愛いらしさたっぷりに歌った『アレコレしたい!』。華やかさを増したライブの中、妖しいムードを描く『ブラックバタフライ』を介し、妖艶な色も彼女たちは加えてゆく。ドキドキとした気持ちが駆けだした『チクタク 私の旬』。『素直に甘えて』では、甘くメロウに7人は歌いかけてきた。1曲ごとに、表情を塗り変えてゆく彼女たち。ふたたび華やかさと熱を降り注ぐように、Juice=Juiceは『愛・愛・傘』を歌唱。情熱を抱いた『裸の裸の裸のKISS』では、スパニッシュな演奏の上で大人の色気を振りまき、7人は挑発する姿を見せていた。気持ちを開放するように、力強く高らかに歌った歌謡ナンバーの『愛のダイビング』。楽曲は一気に弾けだした。『Never Never Surrender』を、気持ちを開放するように歌うメンバーたち。そのままラテンムードを描きながら、Juice=Juiceは『KEEP ON 上昇志向!!』を歌い、華やかなパーティの中へ観客たちを招き入れた。最後は、会場中の人たちと熱した声を上げ、眩しい光の中で弾け続けた『Goal~明日はあっちだよ~』だ。短い時間の中、カラフルな表情を振りまきながら、Juice=Juiceは日本武道館を楽しいパーティ空間へ染め上げていった。

後半戦は、刺激を満載した、攻めたEDMナンバー『イジワルしないで抱きしめてよ(Long Intro Ver.)』からスタート。躍動するダンスビートに乗せ、7人は狙い定めた獲物を射るようセクシーに、強い目力を魅力に歌いだした。妖しさを匂わせながらも甘く、何より、凛々しい姿勢で歌う7人に、満員の観客たちも心が射抜かれていた。その挑発に声を発して想いを返さなきゃ、7人が眩しすぎて凝視出来ない。
続く『カラダだけが大人になったんじゃない』でも、Juice=Juiceは躍動するディスコ×EDMナンバーを通し、観客たちをカルナバルへと導き出す。その情熱的な歌に触発され、身体が、心が熱く騒ぎだす。もっともっと熱情の中へ溺れたい。眩しい光を降り注ぐように、Juice=Juiceはチャーミングさを魅力に『禁断少女』を歌唱。華やかさの中へちょっと妖しさを秘めた、その微妙なバランスがドキドキした気持ちを膨らませる。爽やかな笑顔で眩しく挑発してゆくところに、Juice=Juiceが醸しだす禁断な魅力を感じていた。ファンキーでパンチの効いた『Borderline』の登場だ。センターステージに移動した彼女たちは、観客たちを間近で熱く挑発。秘めた情熱を零すように歌い踊る7人に、視線は釘付け状態だ。躍動するそのパフォーマンスを、熱した声を張り上げながも今はしっかり瞼に焼き付けたい。


さぁ情熱振り乱し、妖しい宴の中で騒ごうか。無数の炎が飛び交う中、Juice=Juiceは激情ラテンナンバー『Fiesta! Fiesta!』を激しく攻める歌声と踊りで。何より、妖しい目力を魅力に、観客たちをガンガンに挑発。何時しか会場中が、情熱渦巻く巨大なダンスホールに変貌。満員の観客たちが、ステージの上で歌い踊る一人一人へ歓喜の声を捧げていた。間奏では、メンバーたちがセクシーに挑発するダンスも披露。女豹と化した7人の姿に、心は熱く焦がれてゆく。会場中を包み込んだ情熱へさらに激しい熱を注ぐように、Juice=Juiceは『CHOICE & CHANCE』を突きつけた。一人一人が熱情した野生の姿となり、もっともっと騒げと観客たちを挑発。沸き上がる熱を彼女たちへぶつけずにいれない。何時しか日本武道館中が大きな地鳴りのような歓声に包まれていた。

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楽曲は、一気に華やかさを抱いたロックなモードに変貌。イケイケな気持ちを胸にJuice=Juiceは『GIRLS BE AMBITIOUS』を歌唱。自分たちの生きざまを力強く宣言しながら、7人は満員の観客たちをロックンロールなパーティへ熱く誘い込む。メンバーと一緒に飛び跳ねずにいれない。共に声を張り上げ、ロックなビートに乗せて弾け続けたい。そこには、心を無邪気に開放する最高のロックロールな空間が産まれていた。


カラフルな音符のシャワーを降り注ぐように、Juice=Juiceは胸をキュンとくすぐるポップチューン『生まれたてのBaby Love』をドロップ。彼女たちの歌声に触れていると、心の中に溜め込んでいたドキドキが大きく膨らみだす。破裂しそうなくらいにワクワクとした楽しさが、胸いっぱいに広がりだす。何より、チャーミングな仕種を交えながら可愛く誘いの魔法をかけてゆく7人に、ハートが疼きっぱなしだ。続く『Magic of Love』でも、満員の観客たちはJuice=Juiceの7人が仕掛ける歌の魔法にかかり、ドキドキを膨らませながら一緒に声を張り上げ、ハッピーをいっぱいに感じれるこのひとときを無邪気に楽しんでいた。一瞬で心を幸せ色に染め上げる、そんな魔法のようなこのひとときを、誰もが最高の笑顔を浮かべ味わい尽くしていた。7人は、「実際、何回大好き言ってくれても」と歌いかけていた。もちろん僕らは、数えきれないくらい、7人に大好きという言葉をぶち撒けたい!!


最後にJuice=Juiceは、これまでの熱狂を抱きしめ、また未来へ繫ぐように『Good bye & Good luck!』をプレゼント。これは、彼女たちと次にも出会えるための約束の歌。今より、互いに心が強く成長していれば、またこの熱狂を味わえる。そんな想いを未来へ繋げる歌として、今宵も響いてきた。

アンコール前に、宮崎由加が卒業の挨拶を届けてくれた。

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「わたし宮崎由加は、本日Juice=Juiceから卒業します。2013年Juice=Juiceの結成から、わたしのアイドル人生が始まりました。個性の詰まったユニットにピッタリのメンバーが選ばれていました。経験者の多い中に入ったのが、歌もダンスの未経験のまま石川県の田舎から出てきたばかりのわたし。個性は詰まっていますが、わたしは困っていました。何故なら、わたしは出来ないことばかりだったから。とにかくまわりへついていかないと、と活動している中、結成から4ヶ月後にリーダーに選ばれました。いや、選ばれてしまいました。


正直この頃の記憶は曖昧なことが多いです。自分が何をしていたかすら曖昧になるくらい、日々必死だったわたしだったけど。そんな困っているだけのわたしにも、みなさんはたくさんの愛情をくれました。だからグループのメンバーとして、わたしは応援して良かったと思えるアイドルになることで、みなさんの愛情に応えようと思うようになりました。


みなさんのために喜んでもらうためにやったことが、ときにはあざといと思われることもあったけど。貫き通していたら、いつの間にか「あざと可愛い」を略して「「あざかわ」と言ってもらえるようになりました。賛否両論あるかと思いますが、アイドルのわたしには褒め言葉だと信じています。今のわたしは、完全にみなさんが作ってくれました。本当にたくさんありがとう。
この公演が終わったとき、応援して良かったなって思ってもらえていたら嬉しいです。そしてメンバーのみんな、感謝してもしきれません。みんながわたしをJuice=Juiceのリーダーにしてくれました。そして、苦手なことはお互いに助け合えばいいんだと教えてくれました。本当にありがとう。


何時の時代のJuice=Juiceも最高と言ってもらえることが格好いいなと思っています。この先もみんなならJuice=Juiceを最高にしてくれるってわかります。わたしもこの先、一人の人間として最高と思ってもらえるように、ずっと観ていきたいと思ってもらえるように頑張ります。
弱気なわたしを、Juice=Juiceが強くしてくれました。だから、今なら言ってもいい気がします。この先も上手く行くと思います。わたしなら!!。みなさん6年4カ月、本当にありがとうございました」
                 
 その言葉を受けて披露したのが、卒業する宮崎由加へ向けた『25歳永遠説』。彼女は、自分の気持ちと重ね合わせ、歌詞に綴った想いを噛みしめつつも、しっかり笑顔で歌を届けてくれた。彼女は悲しみよりも、未来へ向けた笑顔を見せながら、この曲を歌っていた。この旅立ちは悲しさではなく、光輝く未来へ繋がるための門出だと知っているからこそ…。何時しか舞台にはメンバーたちも姿を現し、宮崎由加を囲みながら、彼女の歌声に想いを重ねるようにハーモニーを作りあげていた。その姿に、キュッと胸の高鳴る気持ちを抑えられなかった。

届けられたメンバー一人一人からのメッセージ。そして宮崎由加の、「これからも大切に歌い続けて欲しい曲です。これからも、Juice=JuiceJuice=Juiceファミリーみんなの未来が共に続いていきますように」の言葉を受け、Juice=Juiceは、宮崎由加とメンバーたちとの。Juice=Juiceファミりーのみんなとの途切れない絆を確かめるように、バラードの『続いていくSTORY』を真心を込めながら。言葉に詰め込んだ気持ちを一つ一つ確かめるように、歌を届けてくれた。涙ぐみながらも、零れる気持ちをぐっと堪え歌う彼女たちの姿を観ながら、何時しか瞼が潤んでいた。7人の顔が、滲んで見えていた。

互いの未来を、卒業する宮崎由加自身の明日も明るく照らすように、最後にJuice=Juiceは『未来へ、さあ走り出せ!』を届けてくれた。「今すぐ、さぁ走りだせ!」、これまでも、これからもJuice=Juiceは、途切れぬ未来へ向け走り続けてゆく。その未来へ踏み出すため、彼女たちはこれまでにもたくさんの壁を乗り越え、今に至っている。そして、これからもいろんな壁を乗り越え、明日へ向ってJuice=Juiceは走り続けてゆく。この先にも、いくつものハードルが立ち塞がるだろう。でも、彼女たちは知っている。自分たちと仲間たちを信じていけば、何時だって未来へ向って進んでいけることを。だから彼女たちは、この場で約束を交わしてきた。「次の時代が始まる 行くぜ!私たちの未来!」と。

Juice=Juiceは、7月から始まる「Hello!Project 2019 SUMMER「beautiful」「harmony」へ新体制となった姿で参加する。そう、ここからJuice=Juiceの次の時代は始まる!!

(取材・文/長澤智典 )

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Juice=Juice CONCERT TOUR 2019 ~JuiceFull!!!!!!!~ FINAL 宮崎由加卒業スペシャル


M1:ポツリと(Long Intro Ver.)
M2:この世界は捨てたもんじゃない
M3:微炭酸
M4:「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?
M5:ロマンスの途中
M6:五月雨美女がさ乱れる
M7:私が言う前に抱きしめなきゃね
M8:Virid Midnight
M9:伊達じゃないのよ うちの人生は
M10:アレコレしたい
M11:ブラックバタフライ
M12:チクタク 私の旬
M13:素直に甘えて
M14:愛・愛・傘
M15:裸の裸の裸のKISS
M16:愛のダイビング
M17:Never Never Surrender
M18:KEEP ON 上昇志向!!
M19:Goal~明日はあっちだよ~
M20:イジワルしないで抱きしめてみよ(Long Intro Ver.)
M21:カチダだけが大人になったんじゃない
M22:禁断少女
M23:Borderline
M24:Fiesta! Fiesta!
M25:CHOICE & CHANCE
M26:GIRLS BE AMBITIOUS
M27:生まれたてのBaby Love
M28:Magic of Love
M29:Good bye & Good luck!


-ENCORE-
EN1:25歳永遠説
EN2:続いていくSTORY
EN3:未来へ、さあ走り出せ!

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