5月26日、横浜アリーナにて『乃木坂46 23rdシングル「Sing Out!」発売記念-選抜ライブ-』が開催された。チケットは約20万件の応募があり、即日完売。選ばれし1万5000人のサイリウムが会場を埋め尽くした。
メンバーの声で開演前アナウンスが流れると、一気に会場の熱があがった。大好きな推しを応援すべく、メンバーを呼ぶ声がすでにアリーナを埋め尽くす。照明が落ちると特大の歓声がわき、各々のサイリウムが「Overture」に合わせてゆれた。
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オープニングを飾ったのはリリースソングの「Sing out!」だ。ビート感溢れるイントロに自然とクラップがわき、1曲目にも関わらず一体感が会場を包み込む。アコースティックギターのソロやストリングを活かしたアレンジもライブで聴くからこその力強さがあり、少女たちの声と重なりさらにパワーを増していた。2回目のサビ前に円のフォーメーションから広がるさまは、つぼみの花が一瞬にして花開いたよう。齋藤飛鳥のソロダンスも、のびのびとしていてブロードウェイのクライマックスを彷彿させた。
「何度目の青空か?」のイントロが流れると、メンバーの表情は憂いを帯びたものから柔らかな笑顔へとチェンジ。生田絵梨花のまっすぐな瞳が、会場の奥まで伸びているのがとても印象的だった。休むまなくテクニカルな振り付けが要求される「インフルエンサー」、電車ごっこのようなダンスがキュートな「おいでシャンプー」とキラーチューンと展開される。
齋藤が「夏にはまだ早いけど、暑い夏にしてくれますか?」と問いかけ「裸足でSummer」へ導かれた。銀の靴を輝かせながら会場を駆け回る姿は、まさしく物語から抜け出てきた理想のヒロイン。メンバーが横一列に並ぶシーンは圧巻で“これが選抜メンバー”という気迫を感じずにはいられなかった。