2019.04.30 公開
指原莉乃、卒コン後に報道陣の前に登場!アイドル人生を振り返る!!

指原莉乃  画像 1/4

4月28日(日)、HKT48指原莉乃の卒業コンサート『~さよなら、指原莉乃~』が神奈川・横浜スタジアムにて開催された。コンサート後に、指原は報道陣向けの会見に出席。壮大なスケールで開催された卒業コンサートの振り返りから、サプライズで発表された新公演の進捗について。さらに、昨今48グループを取り巻く現状についても切り込んだ。

指原莉乃、アイドルとは「わたしのすべてです」。最後に語った48グループへ託したい想いとは?<指原莉乃 卒業コンサート>指原莉乃  画像 2/4

――今日の卒業コンサート、終わってしまいましたが如何でしたか?
指原莉乃:本当にあっと言う間で、3時間半近くずっと出ずっぱりだったんですけど。ホントに一瞬一瞬の記憶が脳裏に焼きついて、今も離れないくらい。でも、すごくあっと言う間に感じれるほど、初めての経験というか、こんな風になるんだなとすごくビックリしました。

――アイドルとしては今日でお終い。アイドル人生を振り返ってみて如何ですか?
指原莉乃:元気がない日やつらいこともあった日もありましたけど、ホント全部記憶から消して、この11年間ひっくるめて、すっごく楽しかったなと今は胸を張って言えます。

――これから指原さんは、どういう活動をしていきたいのでしょうか?
指原莉乃:どうしましょうね。今までも卒業発表をしてから、お仕事のたびに「これからどうするんですか?」と聞かれて、前田さんや優子ちゃんだったら「女優さん」とか、まゆゆもそうだし。みんなあったんですけど。わたし、ホントになくって。今まで通り、いただいたお仕事を一生懸命するって感じかなと思います。

――それでも、アイドルはやらない。
指原莉乃:はい。今日観てもらえればわかるように、歌がすごく苦手なんで。今日でやり尽くしたなと思います。イベントやファンクラブなどちっちゃいところでは歌うことがあると思うんですけど。バーンという感じで歌うことは、もう無いと思います。

――ライブで内田裕也さんが天国から降臨されました。
指原莉乃:そもそも裕也さんが亡くなったときに、卒業コンサートの前だったこともあって、気持ちを込めて1曲歌いたいなと思っていたので元々歌うことは決まっていたんですが。やっぱり、裕也さんも相方がいたほうが嬉しいんじゃなんいなと思ったときに、裕也の変わりが出来る人っていないぞと思って考えたんですけど。「松本(人志)さんしかいなくない?」ということになって。松本さんには、番組収録のときにノリで話をしたんですけど。そのときは「行けたら、パチンコの営業と迷う」みたいな話をしてたんですけど。その後、いろんな人に「マジに出てくださいと言ってもいいんですかね?」と相談をしたら、「いいんじゃない」「バカな振りして聞いてみれば」と言ってもらえたことから事務所を通しでお願いをしたら、こころよくOKをしてくださいました。きっと裕也さんのこともあってだと思うんですけど、そういう経緯で決まりました。

――実際に共演してみてどうでした?
指原莉乃:可愛いかったですよ。ハートとかしてくれて。ハートも嫌だろうなと思ったんですけど、こころよくやってくれたように優しいですよね。嬉しかったです。

――今日のコンサートで一瞬一瞬を全部覚えてるとおっしゃってましたけど、一番印象に残っているシーンを教えてください。
指原莉乃 :わたし、いっつもすぐに景色を忘れちゃうんですよ。だから「総選挙」で1位になった瞬間とかを、「この景色、目に焼き付けておこう」と思わないと、すぐに記憶から飛んでいっちゃうので、今回も一瞬一瞬全部記憶に残しておこうと一生懸命に覚えていたんです。一番記憶に残っているのは、最期、一番上の王冠のところまで行って、お礼をして、照明が全部落ちたとき。そのときに、居る場所も全部真っ暗になって。ファンの方々のサイリウムの光だけが残ったときに、それがすごく綺麗で。「あー、これずっと観てたいなぁ」と思うくらい綺麗でした。

――しばらく、そこへいたのでしょうか?
指原莉乃:いました。本当はすぐに捌ける予定だったんですけど。綺麗すぎて、「わーっ、ここにずっといたい」と思ってしまい、1分くらいその場にとどまっちゃいました。とっても綺麗でした。

指原莉乃、アイドルとは「わたしのすべてです」。最後に語った48グループへ託したい想いとは?<指原莉乃 卒業コンサート>指原莉乃  画像 3/4

――今回はHKT48以外のメンバーは指原さんが厳選したと聞いております。選んだ基準を教えてください。
指原莉乃:あっ、わたしが決めたわけじゃないです。わたしのことを好きと言ってくれてるメンバーとか、親交の深いメンバーにお願いをして集めてもらいました。中には、「この子がいたら嬉しいなぁ」という子もいました。

――今後のAKBグループを、どんな目で見守っていきたいですか?
指原莉乃:AKBグループというか、HKT48に関してですけど。新公演の楽曲も書きますし、村重杏奈がTWIN PLANETに所属することも決まって、バラエティ番組で対決することもあるんじゃないかなって思うので、わたしも腕を鍛えておきたいと思います。

――新公演の進み具合はどうですか?
指原莉乃:じつは1曲の半分くらいしか書けてないんですよね。舞台では「1曲の半分
というとみんな醒めるかなと思って言わなかったんですけど。

――どんな感じの公演になりそうですか?
指原莉乃:シンプルな公演がわたしはすごく好きなので、劇場公演を観ていて飽きないものがいいと思うから、とがったことをするよりも、今までAKB48がやってきたような公演をしたいんですけど。「いま、月が満ちる」という公演に関しては、自分がいなくなったりとか、宮脇咲良や矢吹奈子、兒玉遥がいないこの状況でパワーダウンしたと思われないような。「いま、これで月が満ちてるんだよ」と思ってもらえるようになったらいいなと思って。そんな感じになると思います。


――運営さんに「メンバーと心開いてコミュニケーションをして欲しい」と言ってましたよね。
指原莉乃:風通しの良いHKT48でいてくださいということなんですけど。もともとHKT48は風通しの良いというか、相談したらいろんなことが通るチームではあるんですけど。やっぱり人間と人間なので、目を見て話して、しっかりコミュニケーションを取るのも大事なこと。なので、ああいう形で運営の方たちへの感謝の想いを届けたんですけど。想いは伝わったのかなと思っています。

――「悔い無し」で卒業するのは、すごく綺麗な形だと思うんですけど。「総選挙」で三連破したときに公約として「指祭り」を行うと言ってたと思うのですが。
指原莉乃:「指祭り」は、わたしが知らないところでどんどん動いてて、でも出演者が決まったわけじゃなくて、またイベトントとは違った形で実現できるんじゃないかというのがあるらしいです。わたしもあまりわかってないんですけど、早いとこやらないとなと思っています。

――中盤から涙のシーンが多かったように、思いのほか涙腺が緩んでたなと思うのですが、本人としては振り返ってどうでしょうか?
指原莉乃:じつはリハの段階からすごく耐えて、堪えてて。今日のお昼のリハでは普通に泣いちゃっていたので。今までHKT48に移籍してからこれまでいろんなことがあったけど。こうやってメンバーが泣いてくれる関係性を築きあげられたんだなぁというのに安心して。メンバーが泣くたびに「可愛いなぁ」と思ってましたね。

指原莉乃、アイドルとは「わたしのすべてです」。最後に語った48グループへ託したい想いとは?<指原莉乃 卒業コンサート>指原莉乃  画像 4/4


――具体的な一番の思い出ってありますか?
指原莉乃:今日の景色がホントに綺麗で忘れられないんですけど。一番かぁ、なんでしょうね。候補が何個も出てきちゃうくらい、改めてAKB48やHKT48として生きてた時間が濃いんだなと気づきました。思い出はいっぱいあります。

――「超絶可愛い最強のアイドル」だった指原さんにお聞きしたいんですけど。卒業して、AKB48に対して心残りや心配はありませんか?
指原莉乃:いまこの状況で、タイミングが重なったというのもあるんですけど。それに関しては、まだ改善の余地というか、変えなきゃいけない。すべてをまた1から作り直してやっていかなきゃいけないとわたしは思います。自分にできることはすごく限られていますし、実際に今までも、口には出していなかったですけど、実際に会社の人たちにどうしたらいいのか、こうすることは出来ないのか、あーすることは出来ないのかと何度も声をあげてきました。もちろん、わたし一人の力で動くようなものじゃないんだなって、改めて社会や会社の厳しさに気づきました。これから本気で変えたいんだったら、すべてを1からやり直さなきゃいけないと思っているので、わたしに出来ることがあれば伝えたいと思ってますし。悔いはないと言いましたが、それに関しては確かにもっと自分が何か出来なかったのかなとは思います。

――指原莉乃さんにとって、アイドルとは。
指原莉乃:アイドルとは…ホントに、シンプルですけど、わたしのすべてですね。アイドルとして生きた記憶しかないので、これから先どうなっちゃうのか。これまでアイドルがすべてだっただけに、これから脱け殻のような生活になるんじゃないかってちょっと不安です。

――アイドルファンとして観た指原莉乃って、どうでした?
指原莉乃:正直、アイドルとしての自分は好みのタイプではなかったんですね。好みのタイプは歌って踊れて、しっかりしてて、夢を与えてくれる清潔なアイドルなので。クリーンな感じではない気がするので。下品だし(笑)、好みではないかもですね。でも「頑張ってるな」とは思います。

――アイドルがすべてだったと言ってましたし、タレントの仕事も好きと言っていましたが。今までやっていたライブ活動が自分からなくなる感覚はどんな気持ちですか?
指原莉乃:正直今は、感覚としてはまったくなく、もしかしたら「明日もステージがあるんじゃないか」と思ってしまうかも知れません。

――これだけ綺麗だとたくさんいい男性から声をかけられると思うのですが、それは楽しみですか?
指原莉乃:今までもわたしはとくに制限というか、片思いするのは仕方ないので、恋心を抱くことに関しては大人のメンバーに関しては制限されていなかったので。とはいえ、デートとかするかもしれませんよね。なんだこの匂わせ方は(笑)。素敵な方がいれば、そういうこともあるんじゃないかとは言っておきます。

――理想のタイプは?
指原莉乃:口が固い人でお願いします。アイドルを辞めても、理想は口が固い人がいいなと思います。

――最後にメッセージを。
指原莉乃:これまで11年間本当にお世話になりました。こうやってたくさんの方に囲まれてお話をするのも最期だと思うので、この景色をしっかり覚えて帰りたいと思います。これまで本当にありがとうございました。ちょっと気になる点も多いHKT48、至らぬ点も多いAKB48ですけど。これからもどうか応援していだけたらと思います。

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