5人組アイドルグループ、アップアップガールズ(仮)(以降アプガ)が、2月10日(日)埼玉・HEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3にてワンマンライブ『アップアップガールズ(仮) 5 to the 5th Power』を開催。アプガの2019年最初の単独公演は、新進気鋭の画家、腹黒ピカソがライブペインティングをする中、アプガがノンストップライブを敢行するという新たな試みが行われた。2月19日に発売されるトリプルA面シングル「アゲノミクス!!/キミロス/阿破乱舞」の楽曲が初披露され、また全国ツアーの詳細や、佐保明梨、関根梓のソロライブ決定など発表ごとも満載。昼公演、夜公演と1日を通じて密度の濃いライブが繰り広げられた。
多くの観客が詰めかけた会場にメンバー5人が登場すると、ニューシングルからの新曲「阿破乱舞」(読み、アッパーランブ)の初披露でライブはスタート。命燃やして狂い咲く思いを歌う和なフレイバーのポップチューンで、観客は早くも強烈にテンションをアップさせる。
MCで関根梓は、「今日のライブのタイトルの“5 to the 5th Power(5の5乗という意味)”は、2019年のアプガの合言葉でもあるんです」と声を上げた。つまりこのライブは、メンバー5人のパワーを幾重にも掛け合わせ、より大きなパワーを生み出していく2019年のアプガのファーストステップという意味合いがある。続けて関根は、「アプガは、今年で9年目に突入します。今年は、これまで出会った人たちやいろんなアーティストさんと力を合わせて、アプガをもっともっと進化させていきたいと思ってるんです」と語り、その最初のコラボアーティストの腹黒ピカソをステージに招き入れる。ステージ後ろの黒い巨大キャンバスに、昼公演と夜公演を通じて彼女がひとつの作品を描きあげるというのだ。関根が、「私たちのライブが進むに連れて、絵も同時進行で進んでいきます。みなさん、一緒に盛り上がっていきましょう!」と語ると、観客も大歓声で応えた。
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ライブは、キャッチーなアップチューン「PROMISE TRAIN」、ロックナンバー「キラキラミライ」、楽しさ溢れるポップソング「勝ってたいんだよ」、ディスコナンバー「アッパーディスコ」とカラフルな楽曲を連続で披露される。
絵が徐々に形作られ、会場の熱気がぐんぐん上昇する中、アプガは力強いダンスナンバー「Shout!!!!!!!」、ソリッドなエレクトロニックチューン「唇はナイフ」とかっこいい側面を見せる。ノンストップライブの勢いはさらに加速していき、怒涛の後半戦は、「アッパーカット!」「アッパーレー」「チョッパー☆チョッパー」「ジャンパー!」と、ブチアゲチューンの波状攻撃。メンバーも観客も、怒涛の汗と笑顔で振り切り度マックス。とどめの一撃は「愛愛ファイヤー!!」。会場全体でサビをシャウトし、最高の一体感が生まれてライブ本編は終了となった。
まだまだ熱量たっぷりの会場に、アンコールで再びメンバーが登場すると新曲「キミロス」を初お披露目。去ってしまった人への切実な想いを、ラップを交えて歌うクールなダンスチューン。この楽曲の世界観を表現するメンバー5人の渾身のパフォーマンスに、観客もぐっと引き込まれた。
MCのコーナーでは、腹黒ピカソが昼の部に描いた絵のテーマについて答えていく。「アプガさんの“仮”という字の“反”には、まだ削っていない原石って意味があるんです。なので、みなさんの5色の個性の原石がどんどんいろんなことにチャレンジして飛躍するようなイメージで描いていきました」と語るとメンバーは歓喜の声を上げた。古川小夏は、「私たちのイメージを描いてくださってうれしいです!」と感激し、観客も大きな拍手を送る。佐保明梨は、「ライブってなかなか絵に表せるものじゃないし、こういう感じでみんなと今日のライブを作れたのかと思ったらすごいなと思いました」と興奮気味に語った。
そして、ラストナンバーはニューシングルからの「アゲノミクス!!」。限界突破で盛り上がり続ける思いをノリノリで届けると、会場はさらなる盛り上がりを見せた。
