余韻に浸っていると、いつしかDJテーブルがステージに運び込まれていることに気づく。スペシャル・ゲスト、☆Taku Takahashi (m-flo)の登場だ。まずはTPDと彼の最初のコラボとなったNHK WORLDの海外プロジェクト楽曲「Domobics -どーもびくす-」をパワフルに届ける。改めてこの歌を聴いて、「東京オリンピック開催予定の2020年に向けて、ぴったりの楽曲だな」と思ったファンも多いのではなかろうか。次にパフォーマンスされたのは、新作からの「Collection feat. ☆Taku Takahashi (m-flo)」。もちろんこれがライブ初披露だ。「どういう気持ちでこの曲を作ってくださったんですか」という高嶋からの質問に、☆Taku Takahashi は「大人の女性になった、今の等身大のTPDを描きたかった」と語り、メンバーを感激させる場面もあった。そしてこの曲では、前回の「渋谷 LIVE CIRCUIT」で告知していたようにミュージックビデオ収録カメラが入り、TPD+☆Taku Takahashi+観客が一体となった熱狂の瞬間を捉えた。公開が待ち遠しい。
TPDは猛烈な勢いを保ったまま後半へ突入し、人気曲「SHINY LADY」、ピースサインを取り入れた振り付けが印象的な「Glowing」、超アップテンポのハイエナジー調ナンバー「Jumpin' Up!」を熱演。アルバムでは冒頭を飾っていた「Hey, Girls!」で本編を締めくくり、アンコールではファンへの深い感謝をこめながらバラード曲「my dearest」を歌いあげた。
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22日の公演は、TPDにとって2018年の総決算であると同時に、今年下半期の大きな目標のひとつに掲げていた“ソールドアウト”を実現したステージでもある。6人は、何かにとりつかれたかのような凄みたっぷりのパフォーマンスで超満員のファンを釘付けにした。“2018年ラストワンマン、みんなで楽しんでいきましょう!”という高嶋のシャウトに導かれるように始まったのはロックナンバー「SURVIVAL!!」、続いて「純愛カオス」と切れ味鋭いナンバーをたたみかけ、さらに快活なアメリカン・ロック調「Honey! Come Come!」へ。フルコーラス歌唱で何度か途中にMCも挟んだ前日とは異なり、この日はダンスサミットならではのショートバージョンでの展開で、息つく間もないスピード感が満喫できるライブとなった。
ニューアルバム『Hey, Girls!』からの楽曲も「Glowing」、「Collection feat. ☆Taku Takahashi (m-flo)」、「Counting the seconds」などが次々と披露され、ソロ&ユニット・コーナーでは傘を使ったパフォーマンスが特徴の櫻井がメインを取る(バックは浜崎・橘)「Raining」、赤の流星(上西・脇)「エデンの雨」、浜崎と橘の超絶ダンスが楽しめる「BURN ME OUT」、高嶋のソロ「Darlin’」、浜崎のソロ「Over The Rainbow」にスポットライトが当たり、各メンバーの個性が発揮される。後半では「FREEDOM」「TIME」「BRAND NEW STORY」など以前からの定番ライブナンバーも交えつつ、すさまじい勢いで疾走。本編ラスト「Hey, Girls!」における、メンバーとファンの掛け合い(コール&レスポンス)も完璧で会場のボルテージは最高潮に達した。
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アンコールの1曲目は「Jumpin' Up!」。“来年もよろしく!”と呼びかけながらパワフル極まる歌とダンスを届けた後、MCパートへ。改めてソールドアウトへの感謝を伝え、浜崎は6月に再演されるミュージカル『リューン〜風の魔法と滅びの剣』への出演が決定したことを報告。「私を大きく成長させてくれた大好きな作品に、再び出演できて嬉しい。その成果を、ぜひTPDに持って帰ってきます」と力強く語った。そしてリーダー・高嶋は「(2018年は)メンバーが9人から6人になって、すごく変化のある年だった。悔しいこともあったけれど、その悔しさが私たちを育ててくれた。アイドルやガールズグループがたくさんいる中で、TPDを選んでくれているファンの皆さんに心から感謝します。後悔させないようにこれからもがんばっていくので、これからもTPDの応援を本当によろしくお願いいたします」と凛々しく語り、「この曲が私たちの今の気持ちです」と、「SHINY LADY」に続けた。が、名残り惜しいのはファンもメンバーも同じ。ダブルアンコールを求める激しい声援に応えて三たびステージに出てきた6人は、本来この日のセットリストには含まれていなかった「my dearest」を特別に歌い、満面の笑顔でステージを去った。
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